先日のナイルオオトカゲもそうだが、うちには何が届くか予測できない。 その都度対応するが、必ず飼育容器への移動をしなければならない。 だから触る訳だが、手袋をすると勘が鈍るし保護したコの状態が伝わって来ない。 だから素手で行く。 相手が暴れる時は、指の1本や2本は諦めて対応する。
これも私の考え。 泣いて助けを求めている仔猫などに見向きもしない奴ほど金儲けが上手い。
冷凍で殺処分されたカミツキガメが送りつけられたことがある。 ねこの亡骸が段ボール箱に入れられて届けられたこともある。 このコが届いたときには心臓を鷲掴みされたような気分になった。 その痛みは生涯忘れない。
でもこのコは生きていた。 目は開いていない300gにも満たない乳飲み子だった。 私みたいな者がミルクを温め飲ませるなど滑稽かもしれないが、連日頑張ると両手両足を器用に使いひとりで飲む頬になった。 「つぶ」と名付け毎日元気に遊んだ。
そして現在。 少々甘やかし過ぎたのか、飼い主に似たのか、人相が悪くなってしまったw
農地で駆除したアメリカザリガニを100㎏ほどいただいた。 「今はいきものは与えていない」と伝えたが、どうせ処分するのだからと。 大量に与えて喜んでいる動画に反して、保護飼養施設-Ⅱの開きスペースで飼う事にした。 150㎡ほどあるし、放して水を40tほど引き入れよう。 スイミーをあげよう。
台風の中、保護したねこたちの予防接種で動物病院に行くことがあった。 途中、暴風雨の中ケージに入れられ逃げられない状態で捨てられている仔猫を見つけた。 殺す気だったのか? 警察介入後に保護し、スブ濡れだったのですぐに乾かした。 行きが4にゃんで、帰りが5にゃんとなったお話。
活動内容が当時と全く同じって事は、延々放逐と保護飼養が続いてるってことだよね。 残念な話だ。 施設の広さが20倍で、飼養頭数が15倍なっても服は同じってのもある意味残念な話w まぁ「志」が変わってないんだから、何も変わらないわな。
密売の証拠品として警視庁に押収されたアルビノカミツキガメ。 通常なら関東は必ず殺処分のところを、どうにか無事保護してから7年。 今年も加温飼育にしよう。
ショップで「0円」の値札を貼られ、クルクル回っているポメラニアンがいた。 仔犬時に舌の先を爪切りで切られ、発育が遅れているとのこと。 「育って頭がイカれてブリードにも使えない、もう処分ね」と言う会話が偶然聞こえてきた。 無性に腹が立ち、連れて帰ってメイと名付けて11年。 よく笑うw
逆に「良い犬」という場合にも闇がある。 たまにミッキーさんになるこのコ。 良い犬は、オスなら「種」メスなら「畑」にされる場合がある。 その畑に選ばれ「死ぬまで産ませる」との無計画ブリーダーの下から10年前に連れて帰ったポメラニアン。 名前はココ。 このコもよく笑うw
1時間掛けて走って散歩したピットブルのエース。 今朝は40分程で600gも食べた。 保護してからよく食べるようになった。 「とうさん、つかれた?ぼくもつかれたんだ。なんだか、とてもねむいんだ」 「うん、それは単なる豚足の喰い過ぎだと思うよ」
たくさんの応援ありがとう。 保護をはじめた20年以上前、この容姿から多い日で150件の誹謗中傷メールが届いた。 大きく赤字で「死ね!」と書かれているのもあった。 一斉削除の方法を知らなかったので、時間をかけて1つ1つ削除していた。 その時間が、生き物を救うための代償なんだと奮起した。
じゃれてきたスリスリ頭突きで鼻血が出そうになるくらいパワーがあるこのコ。 4年前、野兎捕獲用のワイヤーの罠を引きちぎり、身体に巻き付けて徘徊していたのを保護した。 保護時は痩せていたが、今では体重が7㎏。 運動神経抜群、筋肉の塊のような大きな男の子で、名前はそい。
私は保護ねこが病気と診断されると無性に腹が立ってしまう。 病気だから捨てたのか? 捨てられてから病気になったのか? 何であれ原因は人による遺棄。 ワニガメもうそう、カミツキガメもそう。 元凶は全て人間。 でも「世の中はそんな人間だけじゃない!」って心で叫びながら毎日頑張ってる。
「トイプーブームになったので、ダックスの仔を餌用に冷凍にして送るから欲しいだけ言ってくれ」と業者から連絡が入った事がある。 当然断った。 実際に「ワニの餌にどうぞ」と届いた事もある。 実はこの相談は多い。 冗談にしてもキツイ。 保護し、テンと名付け10年。 このコもよく笑うw
犬は「召使い」という人がいる。 犬は「下僕」という人がいる。 犬は「家来」という人もいる。 いやいや「家族」だろ!
血統書付きなら幸せ? 関係無い。 捨てる奴は捨てる。 「家を新築したので保健所に連れて行く」という飼い主から引き取った三毛猫スコティッシュのはな。 引っ越しのためアパートに置き去りにされたペルシャのほや。 元野良でシャムのあさり。 血統書では捨てねこの腹はふくれない。
懐に潜んでいるのは、44マグナム? サバイバルナイフ? 白ねこのももでした。
初回放送前の2016年11月26日。 若いスタッフが淡々と収録して帰った番組がる。 「カミツキガメを大切に扱う私に不満があるようだ」と日誌にも書いてある。 後に「カミツキガメも全て殺処分」と違う話になったので、こちらでの収録分を全て放送中止とした。 それが今の某池の水を抜く番組。
だから彼等はうちが行政から認可を得て全国からワニガメを保護飼養する施設だと知っている。 知っているのに、捕獲したワニガメを「引き取り先が無い」と言う理由で殺処分し、身を削ぎ、骨にした。 不遇な命に興味の無い人間達には、何を言っても、見せても無意味なのだと実感した。 悔しい。
マスコミまでもが「あなたが死んだら・・・」とのネタで取材依頼をしてくるようになった。 毎日不遇な動物達を生かすこと考えてんのに、自分が死ぬこと考えて前進できるかよ! 無視して施設の増設工事再開。 日本一ドカジャンが似合う男に変身w まずは東側の約2000トンの土出しから。
朝一からロードキルに遭遇。 徐行制限されている田舎道なので、脇見をせず、速度を守っていれば絶対に回避できる! いち早く発見したエースは悲しい目で私を見る。 そして絶対にその場から離れようとしない。 埋葬まで確認したエースは、朝ご飯を食べずに私に縋り付くように寝てしまった。
真冬の街中の交差点の植え込みで微かに泣いていたこのコ。 何人が見て見ないふりをしたのか・・・ 連れて帰る途中、その小さな両手で私の人差し指に必死にしがみ付いていた。 保護時は、ノミ、ダニ、寄生虫、酷い風邪で両目が重症。 今は宝石のような瞳、後足で敬礼。 ちゅーw 名前はほたて。
大の小。 大の中。 大。 そして特大って感じかな。