捕獲されたカミツキガメは、ナイフでしめようか、撲殺したほうがよいのかと市と県の行政間で相談し、最終的に愛護センターの冷凍室で殺処分したとの事・・・ これが現実なのだと心に刻み、今保護しているコ、助けを求めて来るコ達のために、オレは今日も頑張るよ。
結構多忙で走り回っていても、うるうる瞳で「とーちゃん」とくれば必ず抱っこ。 このコはつぶ。 300gで目もろくにあいていないヨチヨチ歩きを保護して7年。 ワニガメ達の掃除をしながら日に4回のミルクも私の役目だった。 だから私はつぶからすれば、とーちゃんでかーちゃんなのだ。
テグーの件でコメントを求められ「危険度は野良猫程度」と返答すると全てボツw 誘導質問から抜粋した「アミメニシキヘビとワニガメを捕獲した爬虫類専門家の白輪園長曰く、テグーに咬まれると大怪我をする」だけを強調する地方のマスコミ。 売上や視聴率を伸ばすには下記が正解なのだろうが・・・
活動内容が当時と全く同じって事は、延々放逐と保護飼養が続いてるってことだよね。 残念な話だ。 施設の広さが20倍で、飼養頭数が15倍なっても服は同じってのもある意味残念な話w まぁ「志」が変わってないんだから、何も変わらないわな。
今回のアミメニシキヘビ脱走の件で「明日は我が身」を実感した飼育者は多いと思う。 今回の脱走は100%飼育者の過失責任を問われる「人災」だが、我々は「天災」による脱走も考慮しなくてはならない。 いかなる災害にも耐えうる施設を目指す。 それが特定動物・特定外来生物飼育者の責務でもある。
そんな私でも・・・ 保護した動物が幸せになったと感じたら、少しは笑うw
最近「殺処分すべきだ」的なコメントを見かけます。 DMも来ています。 「保護飼養する施設に?」と思われるでしょう。 でもこれは今も昔も変わりません。 カミツキガメが特定外来生物に指定された年にも、この2体を殺処分してクール宅急便でうちに送って来た輩がいたくらいですから・・・
カミツキガメの無許可飼育で書類送検された東京・江戸川区の無職の男性さん… 「子どものようにかわいがっていて手放すことができなかった」って… そこまでかわいいって言うのなら、申請しなきゃ… 結局「最悪のお別れ」だよ…
いきものには命が宿っている。 命は死ぬようには作られていない。 生きるように作られている。 だから遺棄されたワニガメも頑張って生きている。 そんなワニガメ達を私は保護飼養している。 守っている私に役所からの問い合わせが入る。 「ワニガメを確実に殺すには、どうやればいいですか?」
大の小。 大の中。 大。 そして特大って感じかな。
重いワニガメは自重が負担になる。 だから、毛布をいっぱい敷いてネコ車で水槽まで移動するのだ。
はい、この50周年ガメラは、原点回帰でワニガメをモデルにガメラをフルCGで製作したいからとプロデューサーさんに頼まれて、制作スタッフの皆さんとうちで勉強会をしました。 全高約50㎝の雛型は圧巻でした。 twitter.com/tensame/status…
アミメニシキヘビ、ワニガメの捕獲劇で変な視聴率を稼げたからだろう、テグーでもマスコミが騒ぎ立て近隣の小学校では登校時に警察官が立ち会うほどになっている。 テグーの危険度は猫クラス。 マスコミは爬虫類の嫌われ度を利用し、どこまで騒ぎを拡大させるつもりなのか?
気持ちがいいらしい。
犬は「召使い」という人がいる。 犬は「下僕」という人がいる。 犬は「家来」という人もいる。 いやいや「家族」だろ!
だから彼等はうちが行政から認可を得て全国からワニガメを保護飼養する施設だと知っている。 知っているのに、捕獲したワニガメを「引き取り先が無い」と言う理由で殺処分し、身を削ぎ、骨にした。 不遇な命に興味の無い人間達には、何を言っても、見せても無意味なのだと実感した。 悔しい。
農地で駆除したアメリカザリガニを100㎏ほどいただいた。 「今はいきものは与えていない」と伝えたが、どうせ処分するのだからと。 大量に与えて喜んでいる動画に反して、保護飼養施設-Ⅱの開きスペースで飼う事にした。 150㎡ほどあるし、放して水を40tほど引き入れよう。 スイミーをあげよう。
YouTuberについて問われたりする。 でもダメだな、どうしても集団でカミツキガメを引っ張って、首ハネて殺したイメージしか残っていない。 ネタとして殺すんだ・・・ 何故、誰1人として助けようとは思わなかったのか?とか思ってさ。 あれが「正義」ならオレは「悪」でいいやって思った。
甲長65㎝クラスのワニガメが軽く咬んだだけでこうなる。 だからTVでも悪者扱い。 でもこの希少な咀嚼力は彼等が太古から生き抜いてきた証。 生き抜く術。 それを教え、守るのが我々の人間の役目。 でも現実は・・・ 大学の先生が殺して不良の落ちこぼれが保護してる。
密輸。 遺棄。 虐待。 ダメ!ゼッタイ!
だからって絶対に川とかに捨てるんじゃないよ! 相談にのるから、非通知、匿名でいいんで電話してくださいよ。
体重95㎏の昔も。 今も。 いつもこのガメラの頭骨に巨大ワニガメの爪、鮫の歯の首飾りと一緒。 苦しい時、楽しい時、全てを見てきた私の手作り。 口を開ければ六文銭。 六文銭は冥銭といわれ、三途の川の渡し銭。 「いつ命を落としても悔いの残らない保護飼養を!」という気概の証の首飾り。
保護時のフロリダカミツキガメ。
これも私の考え。 泣いて助けを求めている仔猫などに見向きもしない奴ほど金儲けが上手い。
20年以上保護活動を続けていると色々な事がある。 味方もいれば敵もいる。 ワニガメやカミツキガメが大好きで保護活動をはじめたが、このようにわざわざカミツキガメを冷凍殺処分してクール宅急便で送り付けられたこともある。 これができるのが人間。 しかし、救う事ができるのも人間なのだ。