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「継続性が低い」
関わる多くのコンテンツに継続性がない
今や人気絵師の登竜門的なラノベの仕事でさえ
刊行(依頼)は1作品につき4ヵ月に1回(報酬20万~40万)
ラノベ挿絵担当を4~5作品は受け持たないとまともに
生活できない計算になる
また継続性のある仕事の多くは当然人気の絵師に集中していく
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「仕事の分散と集中」
~であるため仕事が多くのイラストレーターに分散し
その中で際立った人気を持つごく一部に仕事が集中する
前述の報酬額にも格差が生まれるし
イラストの仕事は実質的に「人気絵師のオーダーメイド」と
「その他の絵師の人足仕事」で二分化されてきている
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「イラストレーターの数が多い」
「絵で飯を食う職業」の枠組みの中で
イラストレーターの習得技能が一番
「手っ取り早く覚えられる」ため
普通の絵心があれば2~3年でデビュー出来るうえ
供給が多いので使う側も遠慮なく使い捨てられる
なまじ単価だけ見ると
(一応)高めに感じるのも拍車をかけている
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「報酬額の低さ」
絵1枚で〇万円って聞くと
「いや単価高ぇーじゃん!」って思うかもしれない
単価だけ見ればそれも間違いじゃないが
多くの絵師は(結果的に)日給1万以下の収入になっている
これは現代のキャラ絵のクオリティが
従来の額における労力を超えているのと
後述の問題が相互に関係する
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主に↓について
「報酬額の低さ」
「イラストレーターの数が多い」
「仕事の分散と集中」
「継続性が低い」
「行動力の低さ」
「メンタルの弱さ」
「セカンドキャリア」
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イラストレーター業界のお話しよう
「絵で飯食えるやつなんて一握り」とよく聞くワードにおける
「一握り」ではない人たち方面の話