101
戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシア軍はキエフ北部と西部で増強&補給を終え、首都包囲に向けた作戦を開始。今後24~48時間で加速する見込み
・市内への直接攻撃より包囲を優先か。西から迫りつつ、東からチェルニーヒウ方面の部隊が支援
・ロシア軍には指揮系統の乱れもあり、戦闘力の評価は早計 twitter.com/TheStudyofWar/…
102
米国防総省の戦況分析1
【概況】
・この24時間で戦況に大きな変化なし
・ロシア軍は戦闘力の82%を投入。昨日の80%から微増。予備軍など追加の動きはなし
・制空権は決せず。変化しながら争いを続けている
・ミサイル発射は侵攻開始以降で450発以上
・ロシア軍は3軸で人口密集都市に向かう狙い
103
米国防総省の戦況分析3
【キエフ情勢】
・キエフ北部の車列は停滞。強い抵抗に遭っている
・車列は戦闘部隊と補給部隊の混合。キエフ侵攻を再活性化する狙いは明白
・燃料や食料の補給に問題を抱え、計画より遅れているが、失敗を反省し克服してくるだろう
・ウクライナ軍は車列への攻撃を試みている
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米国防総省の戦況分析2
・ロシア軍は部隊間の統合に問題を抱えている。たとえば地上軍の前進に応じ、連携した空軍のサポートがみられない
・今後はより攻撃的になり、無差別攻撃も増える懸念がある
105
米国防総省の戦況分析5
【ウクライナ軍が抵抗を続けられる理由】
・ゼレンスキー大統領がいまも指揮統制している
・欧米からの軍事支援が届いている
・軍事資産を上手く集結している
・士気が高い
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米国防総省の戦況分析4
【北東部情勢】
・ハリコフでは特に強い抵抗がみられ、激戦が続く
【南部情勢】
・南部ではロシア軍の前進が目立つ
・ヘルソンでは戦闘中
・マリウポリに向けてはアゾフ海沿いの部隊に加え、北からドネツク方面の部隊も向かう動き始めた
・オデッサ周辺は動きなし
107
2月上旬、中国当局者はロシア政府高官に対し、北京冬季五輪の閉幕前にウクライナ侵攻をしないよう要請していたという。欧米情報機関が得た情報を入手し、NYTが報じた。
プーチン氏が派兵を命じたのは五輪閉幕の翌日だった。中国側は「根拠のない臆測」と否定。
nytimes.com/2022/03/02/us/…
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ロシア軍、キエフ手前で「立ち往生」か 米高官、無差別な攻撃を懸念:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ33…
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・ロシアの主要な狙いはキエフ包囲
・72時間の中断を経てキエフへの攻勢を再開したが、大きな前進なし
・今後数日はキエフへの攻撃より包囲を優先か
・ハリコフには激しい爆撃を継続
・マリウポリは完全包囲。民間人被害拡大か
・ヘルソンは24時間以内に制圧の可能性 twitter.com/TheStudyofWar/…
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米国防総省は、今週予定されていた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期すると発表。
「我々は誤解を招きかねないどんな行動もとる意図はない。責任ある核保有国であることを示すために決断した」
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このリポートで最も気になる一言。
"ロシア軍は、マリウポリで重要な民間インフラを破壊し、民間人を殺害して人道的な大惨事を引き起こすことで、降伏させようとしているようだ。これはロシア軍がシリアで繰り返し行ってきたアプローチである" twitter.com/takano_r/statu…
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米国防総省の戦況分析1
【概況】
・大きな戦況の変化はなし
・ロシア軍は集結させた戦闘部隊の90%をウクライナ国内に投入した(前日は82%)
・制空権争いは続く。ウクライナ空軍やミサイル防衛の「大部分」は機能している
・この数日は天候が悪く、米国が上空から入手できる情報が限定されている
113
米国防総省の戦況分析3
【南部情勢】
・ヘルソン制圧は確認できず。次はムィコラーイウに向かい、オデッサに陸上からも迫る可能性
・オデッサ周辺は注目しているが、海軍の目立った動きなし
・北部でみられる兵站の問題は南部ではみられない。8年にわたり占領したクリミアが拠点として機能している
114
米国防総省の戦況分析2
【キエフ・北部情勢】
・主要部隊の車列はキエフから25キロほど北の地点にとどまる。2~3日前から前進せず
・停滞はウクライナ軍による攻撃も一因
・キエフ包囲が狙いとみられるが、時期は不明
・ハリコフには郊外から激しい攻撃続く
・政府施設を爆撃し、行政機能を弱める狙い
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米国防総省の戦況分析4
【ミサイル発射】
・侵攻開始以来の総計は480発に到達
・発射位置は
ウクライナ領内:230発以上
ロシア領内:160発以上
ベラルーシ領内:70発以上
黒海:10発以下
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ロシア軍、ウクライナ南部で目立つ進軍 北部は「停滞」 米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ34… #ウクライナ情勢
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
・キエフ包囲、ハリコフ制圧の作戦は進展せず
・圧倒的な戦力を投じず、一度の数個のBTGによる断片的な攻撃が続く
・ロシア軍のパフォーマンスは低いが、数の力と残虐性で勝つ可能性はある
・南部ではヘルソン制圧後、ムィコラーイウを攻撃。オデッサには脅威及ばず twitter.com/TheStudyofWar/…
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ウクライナ南部のザポロジエ原発における火災。
バイデン米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話協議して最新情報を入手。
ロシアに対して軍事活動を止め、消防士らの立ち入りを認めるよう求めた。 twitter.com/WhiteHouse/sta…
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続いてCNNに専門家が出演。
原発が停止していても事故になりうるのか、という質問に対して「原子炉が停止していても、炉心の核燃料を冷却する必要がある。冷却が数時間止まれば、炉心に深刻な被害の恐れがある。これが2011年に福島で起きたことだ」
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近くロシア空軍が本格的に動き出すのではないか、という軍事専門家の指摘。
航空戦力の使用は散発的なものにとどまっていたが、戦況の停滞にしびれを切らして空爆の拡大に踏み切る可能性がある。今日がそのターニングポイントかもしれない、と。 twitter.com/KofmanMichael/…
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英国防省の戦況リポート
・ザポロジエ原発。IAEAによれば放射線量は正常値の範囲内
・ウクライナ当局によれば、訓練施設で起きていた火災は消火済み
・南東部の都市マリウポリはロシア軍が包囲した模様。市内の民間施設が激しい攻撃を受けている twitter.com/DefenceHQ/stat…
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米国防総省の戦況分析1
【概況】
・ロシアは集結した戦闘力の92%を投入(前日は90%)
・北部では停滞、南部では進軍。制空権争い続く
・ウクライナ航空戦力の「大部分(significant majority)」は使用可。固定翼機やヘリ、ドローン、地対空システム
・ミサイル発射は計500発超。最近は1日20発ペース
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米国防総省の戦況分析2
【キエフ、北東部情勢】
・特筆すべきロシア軍の前進はなし
・キエフ北部の車列は25キロ手前にとどまる
・ハリコフとチェルニーヒウに向けても、ともに中心部から10キロ手前にとどまる
・郊外から都市中心部への爆撃が続く
・ホストメル空港をめぐりウクライナ軍の抵抗を確認
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米国防総省の戦況分析3
【南部情勢】
・ヘルソン制圧は確認できないが、否定もしない
・ドニエプル川河口の重要都市で、オデッサに陸海両面から迫ることも可能になる
・ヘルソンから西に進んでムィコラーイウでも戦闘を確認
・黒海やアゾフ海で目立った動きなし
・マリウポリにも迫るが市内侵入はまだ