いろんな人に噛みついたり、激しい言葉を口にする「強い人」がいる。「人のことを好き勝手に言うならば自分が言われても仕方ないだろう」と思って、まっすぐに言葉を返すと、突然相手が崩れてしまうことがある。「強い人」は本当は脆くて、それをカバーする為に強く振る舞っていたというのはよくある話
昔、危険ドラッグを販売していた友人に話を聞いた。「最終的には中国から輸入したフェンタニルを混ぜるようになったんだよね。2013年頃だね」と聞いて驚いた。フェンタニルはヘロインの50倍以上強力と言われる合成オピノイド。中毒性が高まる上にコスパの良さが決め手だったという
被害者の顔をして相談してくる人の話を聞くと、そんな自分に陶酔していたり、復讐感情で冷静さを失っていたり、同情を誘うことに必死だったりして「引きずり込まれたら危ない」と気付く。それに気付かずに肩入れしてしまった人は地獄までお付き合いすることになる。被害者ポジションを取る人には要注意
「キャンドルも鳥羽も広末も全員喋りすぎ。ああいうやつらとは一緒に犯罪できないな」と友達が言っていました
Twitterが死んでいると世界が静かだ。生き返ってほしいけど、死んだままの世界もいいな。なんなら携帯を持つ前の待ち合わせ場所と時間をきちんと決めないと、すれ違って会えない頃に戻ってもいい。あの速度でも私たちは幸せだったよ
人との付き合いは多少そっけないぐらいでいい。必要以上に親身になって、あれこれ手伝ったりアドバイスをすると「手助けがないと生きられない人」になってしまう。すれ違い続けるのが人生なのだから、自分がいなくてもいいように、手助けは「少し足りないぐらい」に留める。みんな自分の人生を生きよう
『地元最高!』3巻の巻末では、作中に登場する裏社会情報を私が解説しています。リクルーターやコカイン、拷問方法などなど、いろんな知識を日常生活に役立ててみてくださいね amazon.co.jp/dp/4801306713
正義の弁護士だと思ったら、悪人を裁く「殺人弁護士」だった(1/10)
私が10代の頃、周囲から恐れられていた先輩が「もう犯罪はやめる」と宣言して、タコ焼用のタコを切る「タコカット」というバイトを始めた。午前中から働くようになって生活習慣も改善し、周囲は胸を撫で下ろした。しかし、海面温度が上がるエルニーニョ現象でモーリタニア沖のタコの漁獲量が激減し、
タコカットの人員整理が行われた。悪い噂の絶えなかった先輩は真っ先にクビになった。「俺みたいなやつはいらないんだって」と言っていた先輩はその後、シャブと傷害で逮捕され、今となっては行方もわからない。モーリタニア沖のタコと沼津のヤンキー。世界はつながっている
詐欺師が私に言った「草下さん、詐欺なんてのは馬鹿を使って馬鹿を騙すゲームですよ」という言葉が忘れられない
犯罪に割りが合うとか合わないというのはないんだけど、数万円欲しさに闇バイトをやろうとしたり、銀行口座やスマホを売ろうとする人が増えている。仮に数万円を手に入れたとしても、「君、もう犯罪者だよ。協力しないと分かってるね」と脅されて、逮捕要因のコマとして使われる。無知は犯罪の母
少数派の権利を考える時、「左利き用のハサミ」を想像する ・左利き用のハサミは必要 ・ただし、右利き用と同数は不要 ・右利き用のようにどこでも買えはしない ・しかし、専門店やネットで簡単に買える なんでも多数派と同じようにすればいいというわけではない。選択の幅を残すことの方が大切
2回しか会ったことのない友達の友達に「200万円貸して」と言われたので貸してみたことがあります。全額返ってくるまでに10年近くかかりました。返ってきたのも驚きですが、催促するのは面倒臭いし、関係が微妙になることもあったし、つくづく貸すものじゃないと思いました。金の貸し借りはやめました
私の地元・沼津のような田舎の場合、怖い先輩が「なんだ、お前、金持ってねえのか」とカツアゲを諦めてくれたかと思いきや、「しょうがねえなぁ、車で勘弁してやるよ。鍵貸せ」と言われて、ボロボロになるまで車を取り上げられたりします。田舎に神様はいません
前科のある人がどん底から這い上がって一般社会で成果を出すと、必ず「普通に頑張っている人が一番偉い。それを忘れるな」と言う人がいるんだけど、本当に嫌い。這い上がってきた人たちは誰も「自分の方が偉い」なんて思っていません。どっちが偉いかなんて比べることの方がおかしい
今の時代は何がバズっていきなり人気が出るかわからない。そんな時に昔からの人間関係を切り捨てる人は最終的に1人になる。そんな例をいくつも見てきた。一番信用できるのは自分のダメな所や悪い所を知っている昔からの仲間。世間的にスゴイと言われる人とばかり付き合うようになったら危険信号です
「そんなつもりはないのに、よく人とぶつかってしまう」という人の相談を受けました。電話で話したのですが、返答が「でも…」「それは…」「いや…」から始まることが多かったので、「そうですね、とか、確かに、で一度受け止めるといいですよ」と助言すると「でも…」と返ってきたので少し笑いました
ある道のプロに「血が飛び散った室内をどう掃除するか分かりますか」と聞かれました。「ルミノール反応が消える溶液を使うのですか」と言うと、それでは不十分だという答え。「最後に目の細かい紙やすりで表面を削ります。それで反応が出なくなります」とのこと。何回掃除をしたのかは聞けませんでした
男性器のいいところは火葬すれば骨も残らない儚いところです
おっさんになってくると誰も周囲の人が注意してくれなくなります。それが一番恐ろしいことです。客観性を失い、傲慢になり、やがて滅びる。それを防ぐためにも厳しく振る舞いをチェックしてくれる役割が必要で、それをアンチの人に担ってもらえないかと考えたこともあります
ただ、多くのアンチは読解力が低い上に視野狭窄に陥っていて、的外れな批判を感情のままにぶつけてくるだけなので、あまり役に立ちません。さすがにそんな意見はゴミです。アンチを鍛えて良い監視役に育てたいのですが、なかなかその段階には到達できずにいます。アンチ育成は困難です
人の悪口をずーっと言ってる人って、それがストレス解消なら仕方ないし、執着や嫉妬で狂うのも人間らしいので、好きにすればいいと思います。でも、悪口を言われている側は大抵努力して成長を続けている人で、言っている側は足踏みをしているだけだから一層差が開いていく。結局悪口は自分を殺すんです
批判されようが、安っぽく見えようが、多少日本語が間違っていようが、自分の言葉で意見を言える人は立派です。痛い目に遭って初めてわかることは多いです。人の足を引っ張るために安全圏から石を投げるだけの人になってはいけません
すでに「ヤンマガ大丈夫か?」「これはさすがにアカンやろ」と言われている、覚醒剤売買成り上がりマンガ「ゴールデンドロップ」。本日から「週刊ヤングマガジン」で連載開始しました。webでも1話が読めるので、本当にヤンマガが大丈夫なのか確かめてみてください yanmaga.jp/comics/%E3%82%…