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「上司の指示」で違法行為をしたのだったら、他の業界では「犯意がない」ではなく「組織ぐるみの犯罪」と見なされるよね(たとえ同業者間であっても)。
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1960年代の怪獣ブームの最中、古生物学の先生方は恐竜が怪獣扱いされることに苦言を呈していたけど、結局、研究者として古生物学を支えたのはかつての小さな怪獣博士たち。
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「政治家がこんなに統一教会に関わっているとは知らなかった」というのを元文部科学省の官僚が言い出しているのを素直に信じる人はナイーブすぎるような…
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ここ9年ほど日本の電力供給が需要ギリギリになっても発電量不足を直接の原因とする大規模停電が発生していない状況、世界的なパンデミックの中で日本がなんとか感染爆発も医療崩壊も起こさないでいるのとよく似ている。
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NHK大河サイトで「公暁」が「こうきょう」と読まれている件、最近では呉音読みは江戸時代に定着した読み癖で同時代的には漢音読みだったという説も有力になってきたので、別に「くぎょう」を読み違えたというわけでもないのです。
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庶民には、自分が汗水たらして働いているのに労働報酬出ないお金を受け取る人がいるのはけしからん、ましてやそれに自分が支払ったお金が投入されるのは許せない、という感覚の人が多いから、「衣食足りて礼節を知る」は道徳ではなく治安の問題であることが理解できない為政者との共犯関係が生じやすい
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「戦争を起こすのは常に男」というtweetが一部で話題になっているようだけど、歴史をそれほど遡らなくても第三次インド・パキスタン戦争とフォークランド紛争を持ち出すだけで反証は成立すると思う。
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10年前にはタリバンの恐怖政治から市民が解放されたことがニュースになってたのに
jp.reuters.com/article/tk0687…
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例の名簿、音楽界を救うためにご高齢の大御所たちも腰を上げてくださったと感激していた人がいたけど、故人や歴史上の人物がいたり、署名した覚えがないという声が上がっていたりするところを見ると名簿作成者は楽しかっただろうな、と推測。
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「アポロは月に行っていない」説、細かい論点への反証を積み重ねることは必要だけど、最大の反証としては「そんな捏造できるわけない。ソ連があったのに」で済んでしまう
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「日本製原爆が使用されなかったのは昭和天皇の英断」の話、また拡散しているようだけど、もともと広めたのは五島勉さんだったてのがきれいに忘れ去られている。
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メディアがやたらとSDGsを連呼するようになるのを見ていて、フロンの代替材料が開発されたとたん、オゾン層の危機が声高に叫ばれ始めたのを思い出す
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日本では神話と歴史が連続しているのを特異な文化だとみなす人も多いけど、神々の直系とされた王家が断絶してから聖書がそれまでの神話の位置に置き換わった西洋や中東の方がむしろ特異なわけで
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「30年前」の社会風俗と称して60~70年代くらいのイメージを語っている記事が話題になっているけど、漠然とした昔というイメージで時代錯誤なことを語ってしまうというのはありがち
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派生したカップ麺の話題にしてもそうで「男は女を高い店に連れて行かなけれなばならない(できない男は女に失望される)」も「女は凝った手料理を作らなければならない(できない女は男に失望される)」もとっくに乗り越えられた価値観だと思っていた。
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異国の姫君が不義の相手の首を入れた箱を持って漂着したという話は江戸・明治期の風説としてよくあるパターンで「うつほ船」もその一例だそうだから「うつほ船」を英訳すればNice boatになる。
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映画の良し悪しを喫煙シーンの回数と時間だけで評価する嫌煙家の映画評サイトもあったし、モーツァルトが軽薄なのもコンスタンツェの思慮が浅いのもサリエリが嫉妬深いのも甘い者の食べ過ぎで『アマデウス』は白砂糖の害を描いた作品という映画評も読んだこともあって映画評は評者の関心を映す鏡
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信仰の対象とはみなさないにしても世界的な文化財に銃口を向けたり爆薬をしかけたりするような集団が、人間に対して同じことをしかねないのはわかるだろうに
youtube.com/watch?v=OwUxJ3…
(バーミヤン大仏への砲撃や爆破の映像あり。タリバンは自分たちの偉業を世界に示すために映像を積極的に公開した)
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このシャツは英語圏だと実用品だったりするわけで(重症の糖尿病だと血糖値がいきなり変動して昏倒したりするので、このシャツを着ることで病院に運んでくれというサインになる)
twitter.com/gishigaku/stat…
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ワサビを醤油で溶いてはならない、という俺ルールを広めたのは山岡さんなんだから、それを藤村の板前さんが覆したからといって、漫画がマナーを左右している状況は変わらない。
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「田舎の学問より京の昼寝」ということわざもあるけど、おそらくは江戸時代から、村の若者が机に向かって曽祖父さんの代くらいに買ってきた本を読んでいる間、都の若者は散歩のついでに貸本屋で最新の議論に関する本を読めたんだよね。
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「良家の子女が金にあかして”体験”を買う」といえば思い出されるのは17~19世紀の英国で行われたグランドツァー。貴族の子弟が学業終了とともに家庭教師をひきつれてヨーロッパ旅行。古典文化に触れて教養を身に着けるとともに大陸側の上流階級人士と交友して人脈も作る。
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ただでさえ広島はえらいの夫婦セットで国政に送りだして肩身が狭いのに今度は県知事が、県民であることが恥ずかしくなるレベルの公私混同をやらかしやがった(本人、良いことをしてるつもりなのが一層辛い)
chugoku-np.co.jp/local/news/art…
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家族連れ・女性客・お年寄りを誘致できなければ立ち行かない温泉場の現状を知らずに、温泉旅館のサービスと言えば男相手の夜の遊びという江戸時代から20世紀までのイメージで温泉の経営戦略を論評する人が多くてちょっと呆れる