風来ぱらい(@yopparai_chmist)さんの人気ツイート(古い順)

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情報源は「いかなる時代環境でも利益を出す仕組み」という本。アイリスオーヤマの会長の大山さんの著者。非常事態が必ず起こるという前提で経営を考えている。非常に素晴らしいなと感じた。
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アイリスオーヤマの経営面白い。あらゆる設備の稼働率を7割以下に留めて、需要の急増に瞬時に対応できる体制にしているそうだ。東日本震災後にはLED照明を大量生産してLED電球で国内シェアトップになり、コロナ禍ではマスクの大量生産を行った。7割稼働。良い なんと言うか人生もこんな感じにしたい
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今読んでる本に「欠乏の心理学」という考え方が紹介されてて、人は何かが足りない状態が続くと、長期的な視野を失うことがあるようだ。足りない物が時間であれ、お金であれ、食料であれ、友情や愛であれ、欠乏感を抱えた人間は、些末な目の前の問題に囚われ、それが原因で愚かな判断を下すことがある。
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太宰治は言葉の魔術師と呼ばれているだけあって、凄い表現が多いのだけど「火の鳥」という小説の中に出てくる「東京は、いいわね。あたしより、もっと不幸な人が、もっと恥ずかしい人が、お互い説教しないで、笑いながら生きているのだもの」という台詞は何回読んでも、今読んでも、凄く良いな、と思う
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「火の鳥」と言う小説自体は、やや古い時代の女を描いており、男の数歩後ろを歩く控えめな女の美徳、みたいな感じで、現代の感覚の人が読むと苦笑いしてしまう部分も多いのだが、話の全体というより、ここの台詞だけが際立って好き。
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超面白かった!正常/異常を規定するスティグマは、常に科学や社会によって生み出されてきた。つまり、その社会に住む人々が「何を異常とするか」を決めてきた 本書は、資本主義/戦争/脳科学がスティグマをどう変えてきたか、その軌跡を辿る。今の高度に多様化した世界では「もはや誰も正常ではない」
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どんな世代もその時代の価値観に毒されてて、ちょっと狂ってる所はある。現代人はSNSが作る「自分の上位変換がすぐ見える」「過激/幼稚な少数意見が可視化された」という世界に毒され易い。現代を嘆くのではなく、いつの時代も必ずある奇妙な価値観を認識した上で、自分で考えて動くのが大切と思った。
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面白かった。個性的である事が過度に求められる今の世界で、オタクに憧れる若者が増えた。SNSで自分の上位変換がすぐに見つかる世界では、皆が急いでおり、コスパよく短期間でオタクになりたい。結果として映画の倍速視聴が現れる。倍速視聴自体がどうこうではなく、その根っこにある部分の闇は深い。
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あ!本の画像貼るの忘れてた!読んだ本はこれ!
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面白かった。言語は思考に影響するか?この問いを考える 言語は話者に表現する情報の内容を強いる事がある。例えば”隣人”を英語は性なしに表現できるが、ドイツ語では性の付与が強制される。強制される情報付与の違いは、やがて心の習慣/思考の違いに繋がるかもしれない。
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面白かった!私達は常に頭の中で自分と喋ってる。内言は普通だがそれが他人の声になった途端、統合失調症だのと異常者扱いされる。内言とは何か?それがコントロール不可能な他人の声になるのはなぜか?生物学的基盤も含め様々な観点から人の内側に流れる豊かなお喋りについて考察する。おもろかった!
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ゴキブリ凄いな。今読んでる本に書いてあるゴキブリのスペック ・捕食者の動きが作る風の乱れを感じ取る ・その風を通常のそよ風と区別する ・ゴキブリ同士の接種は回避しない ・逃走する際はランダムに動き出すのではなく、捕食者の位置/照明の程度/風向きを考慮して初動を取る そりゃ逃げられるわ
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この本凄かった。死にゆくモノとそれに対峙するモノに関する哲学的考察 何も共有していない筈の人々、人種/言語/宗教/経済的利害も関係ない人々の死がなぜこうも迫ってくるのか? 哲学的な考察と、強いイメージを喚起する詩的文章が交錯する。 「すべてのクズ共のために」 揺さぶられた。凄い本だ。
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この本面白かった。ポケットの中で感触だけで鍵を探り当てる、道具をまるで手の延長物の様に巧みに操る、普段私達が当たり前にやってるこれらの事が如何に驚異的であるか、そしてその恐ろしい能力を支えている皮膚/触覚というモノを考察する書。内容は多岐に渡り、皮膚の基本/心理面/社会面にも及ぶ。
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この本凄かった。次々と子供たちが統合失調症を発症していく大家族の話。創作ではなく実話だが、まるで小説を読んでいる様な感覚になる。家族それぞれのメンバーが抱える光と闇、そして統合失調症という疾患に対する理解(と偏見)の歴史が、凄まじい調査の上に描かれている。衝撃的な読書体験だった!
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面白かった。自殺に対し多角的に考察する書。古代/宗教/啓蒙時代/医学の発達。時代変化に伴い自殺に対する捉え方も変化し、時には自殺を容認する考えも生まれた。本書は長い考察の末に「それでも生き続けるべきだ」という(暫定的だが)切実な結論に到達する。 なぜ生きるのか?考えるヒントになった