風来ぱらい(@yopparai_chmist)さんの人気ツイート(いいね順)

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太宰治は言葉の魔術師と呼ばれているだけあって、凄い表現が多いのだけど「火の鳥」という小説の中に出てくる「東京は、いいわね。あたしより、もっと不幸な人が、もっと恥ずかしい人が、お互い説教しないで、笑いながら生きているのだもの」という台詞は何回読んでも、今読んでも、凄く良いな、と思う
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今日本で読んでめっちゃ知的に興奮した話 眼が青い人はHERC2遺伝子に変異があり、光感受性が強く黄斑変性や眼腫瘍にかかるリスクが高い。それにも関わらずこの遺伝子が数千年も選ばれ続けてきた理由として「美しく関心を惹き易かったから」というのがあり進化は必ずしも合理的で無いというのを知った
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アイリスオーヤマの経営面白い。あらゆる設備の稼働率を7割以下に留めて、需要の急増に瞬時に対応できる体制にしているそうだ。東日本震災後にはLED照明を大量生産してLED電球で国内シェアトップになり、コロナ禍ではマスクの大量生産を行った。7割稼働。良い なんと言うか人生もこんな感じにしたい
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最近本読んでて面白いなと思ったのは、IQ的な賢さと合理的判断を下す能力はほとんど相関せず、むしろ賢い人ほど自身を正当化する証拠を上手に集める為に、悲惨な非合理性「インテリジェンストラップ」に陥る可能性が高いそうだ。賢さと正しい判断を下す能力は別、というのは非常に大切な教訓だと思った
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あからさまな詐欺メール見て、もっと上手く作れよって思ってたけど、詐欺師にとって重要なのは【偽陽性=メールには反応するが最終的には騙せない人】にかける労力を減らす事なので、わざと詐欺っぽい文面にしてるという話、目から鱗が落ちた。 詐欺っぽいメールで釣れる人は高い確率で真の陽性。
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この短編集はヤバい。凄すぎる。最初の「次元」は3人の愛娘を夫に殺された女性の話だが、読み進めるにつれ我々が持つ道徳が徐々に解体され、殺人者に理解すら示す異常な境地へ誘導された後、物語は急転しぱっと終わる。 生とは/善悪とは?という問いのど真ん中に放置され途方に暮れる。凄すぎる。
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なんか警備員とかレジ打ちの人とか、座ってやれれば良いのになって見る度に思う。この考えは多分若い世代には受け入れられると思うけど、サービスの過剰な質は徐々に下げていった方が良いと思うんだよね。僕も学生の頃に深夜のコンビニバイトしてたけど、暇な時間にただ立ってるって死ぬ程キツいから。
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激務になって余裕が無くなると、ホント不思議なんだが本が読めなくなるんだよね。視野が狭くなり、期限に迫られ余裕が無くなり、単純で頭のメモリを使わない娯楽しか享受出来なくなる。私は読者好きだが、読者ってのはある程度心の余裕があり、好奇心が羽ばたける状態でないと楽しめない贅沢品なのかも
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最近本を読んでて1番驚いたのは「エレベーターのボタンを押す時、最初にどこの筋肉が動くか?」という問いに対する回答。答えは「上げる腕とは反対側のふくらはぎの筋肉」だそうだ。腕は4kgくらいと重いのでふくらはぎの筋肉が収縮してから腕を上げないとひっくり返ってしまうそうだ。凄い知識だと思う
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この本凄かった。死にゆくモノとそれに対峙するモノに関する哲学的考察 何も共有していない筈の人々、人種/言語/宗教/経済的利害も関係ない人々の死がなぜこうも迫ってくるのか? 哲学的な考察と、強いイメージを喚起する詩的文章が交錯する。 「すべてのクズ共のために」 揺さぶられた。凄い本だ。
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これはSNSをやる上で必要な教養。物事に対して極端な意見を持つ人ほど発信のモチベーションが高く投稿頻度も多くなるが、一方、中庸な意見をもつ大多数の人は発信頻度が低い傾向がある。SNS上で見えている意見分布は実際の社会の意見分布を反映していない可能性がある。
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この本凄かった。次々と子供たちが統合失調症を発症していく大家族の話。創作ではなく実話だが、まるで小説を読んでいる様な感覚になる。家族それぞれのメンバーが抱える光と闇、そして統合失調症という疾患に対する理解(と偏見)の歴史が、凄まじい調査の上に描かれている。衝撃的な読書体験だった!
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ニューロンが死ぬ動画。凄い。何回も見てしまう。 twitter.com/microscopepic_…
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これ凄い本だった。圧倒的情報量で、不平等の蓄積とリセットの歴史を辿りそのメカニズムを探る これまで不平等をリセットできたものは「戦争/革命/崩壊/疫病」など圧倒的暴力だけだった。これらがどのように不平等を是正したかを理解し、これ以外の平和的な是正方法があるかを探る、めちゃくちゃ良書
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この本良かった。「格差」がいかに人の心を壊すかが膨大なデータで示されてる。格差が大きい国では、人は他人の評価をより気にする様になり、自分を実力以上に見せたり、根拠ない誇大妄想に取り憑かれたりする傾向が増える様だ。この傾向は金持ちにも見られ、金持ち含む殆どの階層の人が幸せになれない
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あくまでイメージだが「賢さ」は演算的処理能力で瞬間的で速い思考。一方「合理性」はひとつの物事を様々な方向性から、バイアスを除いて、高い想像力を持って眺めるゆっくりとした思考なのだと思う。こう考えると、この二つが相関しないのは当然に思う。幸い、後者の能力は訓練次第で身に付きそうだ。
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情報源は「いかなる時代環境でも利益を出す仕組み」という本。アイリスオーヤマの会長の大山さんの著者。非常事態が必ず起こるという前提で経営を考えている。非常に素晴らしいなと感じた。
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話しててつまらない人って話の内容ではなく、キーワードに反応してる事があると思ってて、最近人と話してて思うのは、私も知識が増える程ほぼ無意識的に「キーワード」に反応してる事があり、これは相手の話を聞いてない事と等しいので、特に若い人と話す時は「キーワードに反応しない」を肝に銘じたい
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学部生の頃、大きな学会で勇気を振り絞って質問した時、回答の内容が全然頭に入ってこなかった。緊張とか恐怖を感じていると、それが頭の中を占め、知的活動に使う脳のメモリがなくなる。だから勉強会とかは雰囲気が大事で、質問を自然体で出し合える心理的安全性が高い環境でこそ知的は羽ばたくと思う
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これは自論だけど、意味の無い仕事や行為を強いるってのは人権侵害だと思うんだよ。校則とか無駄な就業規則とかこの先「あんな古い時代もあったな」ってなるんじゃないかな。人間が最も苦痛に感じる事の一つに「意味がわからん事をさせられる」があると思うけど、そんな事誰もさせられるべきじゃないよ
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「火の鳥」と言う小説自体は、やや古い時代の女を描いており、男の数歩後ろを歩く控えめな女の美徳、みたいな感じで、現代の感覚の人が読むと苦笑いしてしまう部分も多いのだが、話の全体というより、ここの台詞だけが際立って好き。
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この間読んだ本に「人はシートベルトを締めたり、寝るときに戸締りしたり、外的な危険には十分に注意するのに、事故や他殺よりも統計的に多い”自殺”には適切な対処している人は少なく、人は自分に対してあまりに無防備」といった趣旨の事が書いてあり、非常に含蓄があるなと思った。
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出典は「ゼロベース思考」という本の9章 詐欺師のメールには何故かナイジェリア出身という文面が多いそうだ。ここに疑問を持ち調べた経済学者が得た答えが、偽陽性を減らすためと言うもの。生きた知識がある。素晴らしい。目から鱗落ちまくり。
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出典は「ブループリント」第10章。
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面白かった。個性的である事が過度に求められる今の世界で、オタクに憧れる若者が増えた。SNSで自分の上位変換がすぐに見つかる世界では、皆が急いでおり、コスパよく短期間でオタクになりたい。結果として映画の倍速視聴が現れる。倍速視聴自体がどうこうではなく、その根っこにある部分の闇は深い。