岸田首相は国葬の理由として多大な実績や国際社会からの高評価などを挙げます。深刻な貧困の拡大や立憲主義・民主主義の軽視など、安倍政権が政治や社会に残した深い傷痕を無視した“自民党政権の自画自賛”に近いものがあります。その税金は、他の使い道があるのでは。 news.yahoo.co.jp/articles/84c57…
そもそも「国葬」は、民主主義や人権と相容れるものなのでしょうか。誰の死をどのように悼むかはきわめて個人的で自由なもの。巨額の国家予算(税金)を投じて、全国民に特定の人物の弔いを強いることは、その人物への称賛の強制にもなり得、個人の心情や宗教観に足を踏み入れることになりかねません。
安倍元首相の「国葬」について批判が高まっています。戦前の「国葬令」は、表現の自由(21条)、内心の自由(19条)、政教分離(20条)の侵害になりかねず日本国憲法の制定により失効しました。そんな危険をはらみ、根拠法ももない「国葬」が、内閣の一存で決定され莫大な税金を投じられていいのでしょうか。
「岸田首相は『暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示す』とも述べた。しかし安倍元首相は民主主義を空洞化させた。」 安保法政などの強行採決、 森友・加計問題や桜を見る会問題での権力の私物化、 国会で118回もの虚偽答弁、 公文書改ざんの責任、、、 ryukyushimpo.jp/editorial/entr…
→政府側は、政府がテレビ・ラジオの放送業者に対して、歌舞音曲を控えるようにと言ったことはないと答弁しました。 にもかかわらず国葬一色になったことについて、質問者である森本靖議員(当時)は、「幽霊みたいな命令」と評しています。 国葬というものは、これだけ強い同調圧力が働くのです。
1967年、吉田茂元首相の国葬が行われた後の国会質疑で、国葬当日のテレビ・ラジオが国葬一色だったことが取り上げられています。 「政府が新聞紙上を通じて、とにかく歌舞音曲その他についてはなるべくなら遠慮してもらいたいと」言ったら、当日の放送番組は全部変更され、国葬一色になったと。→
人権に制約をかける改憲を望む方々の「権利には必ず義務が伴う」というフレーズは自民党改憲草案12条にもあります。しかし、基本的人権は生まれながら当然に持つ権利で、それに伴う「生まれながらに負う義務」などありません。お金を借りた人は返す義務を負う、私法上の権利義務とは別次元の話です。
北海道帯広市教委が、安倍元首相の葬儀が行われた12日、弔意を示すため市内の全小中学校39校に国旗の半旗掲揚を要請したことが発覚。 弔意の強制は内心の自由、表現の自由を侵します。国葬が実施されれば、このような事実上の弔意の強制が他の自治体でもなされる可能性大です。nordot.app/92486689191072…
旧統一教会と政治家、とりわけ自民党議員との長く深い関係。民主主義の視点からは、この問題の本質は「宗教と権力」というより「反社会的組織と権力の癒着」だといえます。数百億円もの霊感商法被害や多数の刑事事件を起こし続ける組織との関係を清算する気がない政党に、今後も政治を託し続けますか?
旧統一教会は、霊感商法で巨額の被害を出しつづけ、おびただしい数の刑事事件も起こしている反社会的組織です。信者の2世や家族の経済的精神的苦しみは計り知れません。そのような組織との関係を問題視できない、縁を切ろうともしない政党が、公平公正で人権を尊重する政治の舵を取れるのでしょうか。
私たちが主権者としてできることは、 ・忘れないこと。 ・しっかり言葉にすること。 ・あきらめないこと。 地道に続けるのはしんどいけれども、「自分なりの形」でいいし、微力でいい。ヒーローなんていないのですから、微力を集めればいい。憲法は、必ず微力が集まることを信じて書かれています。
東京弁護士会 【安倍晋三元内閣総理大臣の「国葬」に反対し、撤回を求める会長声明】 「安倍元首相の『国葬』を行うと決定したことについては、民主主義の観点からも、また国民の思想・信条の自由の観点からも、重大な懸念があり、これに反対するものである。」 toben.or.jp/message/seimei…
せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」 という だれかの いいわけで はじまります (自由と平和のための京大有志の会「わたしの『やめて』」より引用) kyotounivfreedom.com/manifesto/forc…
戦争で亡くなられた方々への「尊い犠牲」という表現には警戒が必要です。第2次世界大戦での日本の軍人・軍属の戦没者は6割が餓死との説が有力で、勝算のない無謀な作戦での病死も多く、軍部の無為無策による死が美化され責任の所在がうやむやにされかねません。国家の犠牲になっていい命などない。
空襲の時は逃げずに火を消せ、という命令で市民が焼死したり、 集団自決を強いたり、方言で会話するとスパイだといいがかりをつけて殺したり、 いざとなれば権力も軍隊も決して国民を守らないことを、絶えず思い返しましょう。未来を生きるために、過去を忘れない。憲法97条からのメッセージです。
敗戦まで国民は日本軍の劣勢を知り得ませんでした。徹底した情報統制でマスメディアは翼賛記事しか書けず、正確な報道ができなかったからです(ex.全滅→「玉砕」、撤退→「転進」と美化・曖昧にするなど)。言論・報道の自由が奪われた国民がどのような道をたどったか、忘れてはいけない歴史です。
「政府・与党は、早期の召集には応じない構えで、引き続き、教会側との関係があった議員がみずから説明し、関係を見直すことで対応していくことにしています。」 臨時国会の召集の要求に対して「応じない」選択肢があるかのような質の悪い報道です。憲法違反だと評じて下さい。www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
「差別的な発言を繰り返してきた国会議員を、どんな理由から政府の要職に起用したのか。任命した岸田文雄首相の見識を疑わざるを得ない。」 暴言を「またあの議員か」「また○○節か」とスルーすることは、発言のたびに深く傷つき尊厳がえぐられる人がいる現実を温存します。mainichi.jp/articles/20220…
「第2次安倍政権以降、自民党議員の差別的な発言が目立つ一方、党はあいまいな対応にとどめてきた。差別を許容する土壌があるのではないか」 「『差別を容認する内閣』という誤ったメッセージを内外に発信しかねない。首相は即刻、人事を見直すべきだ」 人権と相容れない人事。mainichi.jp/articles/20220…
旧統一教会との関係が発覚した議員の多くが「旧統一教会の関連団体だとは知らなかった」と弁解しますが、常識的に考えて社会人がそのような行動(相手がいかなる団体なのか知らないまま挨拶したり選挙の協力を得るetc)をとるものなのか、にわかに信じがたいものがあります。 news.yahoo.co.jp/pickup/6436223
餓死者が出るほど少ない生活保護や、自殺にまで追い込む時間外労働、性差別も「仕方ない」でしょうか。飲み込み続ければ、必ず「自分らしい人生」など誰一人として歩めない社会になります。憲法の「個人の尊厳」なんて絵空事だ、と思わないでください。「仕方ない」と思うから、絵空事になるのです。
「ある力の強いものが国民を動かして、憲法を変えさせようとしたり、また国民がそれに動かされて、ろくに考えもしないで、憲法を変えることに賛成をしたりするようなことがあってはならないわけだ。」 (佐藤功「復刻新装版 憲法と君たち」176~177頁)
京都弁護士会 安倍晋三元首相の「国葬」を実施することに反対する会長声明 「『国葬』の実施は単なる儀式にとどまらず、国民に対して弔意を事実上強制する契機をはらむものであり、憲法第19条に違反するおそれがある。」 kyotoben.or.jp/pages_kobetu.c…
南野教授「『信教の自由』は無制限ではないということです。宗教の儀式で人を殺せばその人は逮捕されるし,詐欺をやったら逮捕されたり,また損害賠償も請求されたりするでしょう。それだけのことです。外形的に法に触れる行為や反社会的行為があれば,制裁を受けるのは当たり前」mainichi.jp/articles/20220…
関東大震災の直後、デマに乗じて数千人もの朝鮮人が虐殺されました。歴代都知事は犠牲者の追悼式典に追悼文を寄せてきましたが、小池都知事はこれを拒み続けています。「大法要で全ての震災犠牲者を追悼しているから」という持論は、災害による死と人災(ヘイトクライム)による死を混同させています。