親野智可等(@oyanochikara)さんの人気ツイート(古い順)

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子育てで大事なのは待つこと。親にできることはやってあげ、後はじっくり待ちましょう。結果を出すのは子どもという他者だから。待つ時間は5分・1時間というレベルから5年・30年というレベルまでいろいろですが、とにかく待つことが大事です。待てる親なら、子どもは自分のペースで着実に伸びます
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ある父親が「俺は正直だから思ったことをそのまま言うよ」と発言。実際子どもへの否定的なダメ出しが多かったです。それは正直なのではなく、想像力と思いやりがないだけでは?「こう言ったら相手がどう思うか?」と考えてから言って欲しい。人はたった一言で傷ついたり、逆に元気が出たりするので。
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Mさんが夕飯にカレーを出したら、夫が「餃子がよかった」と言い、子どもが真似して「ラーメンがよかった」と言いました。無神経は連鎖します。この時、まずはカレーを美味しくいただいて「美味しかった。ありがとう」と言い、次に「明日は餃子をリクエスト」と言えば、子どもへのよい見本になれたはず
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「グズグズしない」「急がなきゃダメ」「間に合わないよ」など、「ない」や「ダメ」をつかって否定的に言われると、とがめられている感じ。「急ごう」「2倍速で」「早送り、スイッチオン」「ママと競争」「後5分で出るよ」「9時3分に出よう」の方がいい。相手をとがめる要素を入れないことが大事
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マイナンバーカードに小中学生の学習履歴や成績をひも付けて、オンラインで管理する仕組みを作るという。政府は2023年度にも試行の方針。気持ち悪さしかない。国家権力はとんでもないことを考えるものだ。これは手始めで、やがて道徳授業の成績も反映され、忠誠心・愛国心も管理される可能性も。
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真に自立している子とは、親がやらせたいことを進んでやってくれる子ではなく、自分がやりたいことを自分で見つけてやれる子のことです。「やるべきことをやらない」「片づけができない」子でも、「自分がやりたいことはどんどんやれる」なら、自立を心配する必要はありません。その逆の方が要注意です
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習い事を選ぶ際、「将来役立つ」より「喜んで取り組めて楽しく充実した時間を過ごせる」を基準にしましょう。こういう時間が長いほど精神衛生にいいし能力も伸びます。嫌な時間が長いとその反対に。それに、激動の時代に「将来役立つ」保証はありません。「今」を大切にして幸せ体質にしてあげましょう
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学校から塾に直行し、やっと塾から帰ってきた子に、親が「次のテストの準備はできてるの?図書館の本は明後日までに返してよ。階段下の荷物はいつ片づけるの?」と速射砲で攻撃。疲れたところにこれではたまりません。今の子どもは気持ちが休まる暇もない状態。常に走り続ける日本人。生き方改革が必要
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子どもの笑顔がたくさん見られる。子どもの笑い声が聞こえる。子どもが大声ではしゃぐ声が聞こえる。一緒に笑ったりはしゃいだりする親の声が聞こえる。こういう家なら大丈夫。家の中が片づいていなくても、玄関の靴が跳び散らかっていても、掃除が行き届いていなくても大丈夫。そういうのは二の次です
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子どもに「自分のことは自分で。人に頼るな。甘えるな」と言い過ぎるのも問題です。なぜなら、長い人生を生きていく上で「人に頼る・甘える・助けてもらう」が必要なときは必ずあるから。大人でもそれができずに1人で苦しみ続けている人がたくさんいます。上手に頼ったり甘えたりする能力も大切です。
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40代のEさんのお話。「小学生の頃ピアノ教室に通っていました。普段、ピアノを弾くのは好きでしたが、その日は全くやる気が出なくていい加減に弾いていました。すると、ピアノの先生が『気の乗らない日もあるよね。先生だってあるもの。そういうとき無理にやると嫌いになるよね』と言いました。そし
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「もっと遊びたい」には「もう帰るよ」。「読んで」には「自分で読めるね」。「抱っこ」には「自分で歩くよ」。「買って」には「買わないよ」。転んで泣きたいのに「泣いちゃダメ」。親は「がまんできる子にしたい」という思いで言うのですが、不満が溜まり続けた子は、逆にがまんできない子になります
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子どもによい自己イメージを持たせてあげましょう。「自分はけっこういい感じ。お父さんもお母さんもほめてくれる。大切に思ってくれている。うれしいな。元気が出てくる。あれもやってみたい。これもやってみたい。絶対できる。毎日楽しいな」。これで自己肯定感と他者信頼感が育ち幸せ体質になります
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今の子どもは、自分がやりたいことをやれる時間が少な過ぎます。人間は自分がやりたいことをやっているときが一番幸せで、精神衛生にも頭を良くするにもこれ以上のものはありません。親が「やらせたいこと」はもっと減らして、子どもが「やりたいこと」をやれる時間を増やしてあげてほしいと思います。
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待てない親は子どものペースを乱します。成長ペースは百人百様。今できないのには内なる理由があります。でも、それは人間にはわかりません。片づけられない、服をたためない、てきぱきできない、すぐ泣くなど、今はそういう状態である必要があるのです。そこを十分踏み固めれば次に進むことができます
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習い事で苦しんでいる子がたくさんいます。「やり始めたものは続けさせないとやめ癖がつく」「ここでやめさせてしまうと嫌なことはすぐやめる人間になる」と思い込んでいる親が多いからです。実は、「やめ癖」というのは迷信です。たとえ10こやめても、11こめにぴったりなものに出会えばやめません
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子どもを瞬間湯沸かし的に叱るのはやめたい。子どもの言動には全て理由があり、それがわかれば許せます。たとえ理由がわからなくても、「何か理由があって仕方がないことなのだ」と考え、取りあえず胸いっぱい深呼吸しましょう。カッとして叱ると、そのあとの後悔が苦すぎますし、疲労感もハンパナイ。
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「うちの子だらしがないから、先生からも叱ってください」と学校や塾の先生に頼む親。みんなで「叱るチーム」を作ってどうする?家と学校と塾で叱られたらどんな子でも「自分はダメだ」と思い込みます。人生は思い込みで決まるので、「ほめるチーム」で子どもがよい思い込みができるようにしてあげよう
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親の過干渉に苦しむ子…。嫌な習い事をやらされ、行きたくもない塾に行かされ、就きたくもない仕事に就かされる。親は必ず「子どものため」と言います。でも、それがそもそも勘違いで、本当は無意識のうちに親自身のためなのではないでしょうか?無意識ゆえに親が自分でそれに気づかないだけでは?
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親子遊びで思い切りふざけると、その後は自然に静かな時間がやってきます。この時、脳内でとてもよいことが起きます。大騒ぎしてふざけることで脳の扁桃体が満足し、静かに過ごすときは前頭前野が扁桃体を抑制します。この切り替えの経験をたくさんすると扁桃体と前頭前野をうまく使う力がつき、扁桃体
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子どもは、大騒ぎすればその後は自然に静かになります。これを繰り返すことで、前頭前野が扁桃体を管理する力がつき、キレない子になります。でも、保育園や幼稚園の子たちの声が騒音扱いされ、園内で思い切り大きな声を出したりはしゃいだりできない所もあるようです。これは非常に心配な事態です。
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子育てとは、子供に同じことを何万回も言う生活です。誰がやってもそうなります。元々そういうものなので、諦めて、どうせ言うなら明るく楽しく言いましょう。すると、子供はその度に親の愛情を感じます。毎回、嫌みで否定的で攻撃的な言い方だと、弊害が大きいです。言う方も自分の言葉で疲弊します。
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子供が偏差値の高い学校に合格すれば親は鼻が高くなり、塾は入塾者が増えます。子供のチームが優勝すれば監督は高く評価され、公開授業がうまくいけば先生は高く評価されます。子供が大人の自己実現の手段になっていないか?大人のために子供を搾取し、犠牲にしていないか?常に自分に問いかけましょう
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未来の学校では集団での一斉授業はなくなるでしょう。学力格差がある子どもたちに一人の先生が一斉に教えるのは非効率過ぎるから。また、分からないまま座っている多くの子どもたちを放置するのは人権問題でもあります。これまでは仕方がなかったけど、今はITがあるのだから個別学習に舵を切るべきです
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「子供に○○させなければ。○○を直さなければ」が強いと苦しくなる。それより「今日も親子で楽しく生活しよう。一緒にいられる今を味わおう」くらいの気持ちでいた方が、余分な力が抜けていい。しょうもない子供のあれこれをエンジョイできるようになるから。私たち大人も大抵しょうもないわけだし。