501
先生や親は子供に「大事なことだから一度しか言わないよ」と言います。でも、大事なことは何度でも繰り返し繰り返し言ってあげた方がいいはず。釈迦もキリストも大事なことを繰り返し繰り返し言ってくれてます。しかも、穏やかに色々な言い方で同じことを繰り返しています。ありがたいことです。
502
子供が苦手なことやできないことを、手伝ったりやってあげたりしていると自立の妨げになる、というのは嘘。児童心理学の内田伸子教授の研究で、手伝ってもらったりやってもらったりした子の方がしっかり自立できるという結果がはっきり出ています。やってあげていいのです!
toyokeizai.net/articles/-/540…
503
女の子脳の子は親の気持ちが読めて忖度できます。自己管理力が高く、やるべきことは多少嫌でもやり、それでストレスが溜まることも。男の子脳の子は親の気持ちが読めず逆鱗に触れます。自己管理力が低いので嫌なことはやらず、やりたいことには熱中。女子でも、男の子脳の度合いが高い子は後者に該当。
504
「反抗的で生意気」な子は「自立心がある」と見てあげましょう。「適当でいい加減」は「大らか」。「飽きっぽい」は「好奇心が旺盛」。このようにプラス思考の加点主義で見ていると、ピグマリオン効果が働いて子供が伸びます。また、子供が親の愛情を実感できるようになるので親子関係もよくなります。
505
自分の不機嫌を子供にぶつける大人に、子供たちの本音を代弁してみよう。「自分の機嫌は自分で取れ」「自分はそんなに立派なの?」「自分は子供のとき何でもできたの?」「言ってることとやってることが違わない?」「あなたに言われたくないよ」「子供のせいにしないで」「だってあなたの子だもの」。
506
連帯責任はやめるべき。親は子供たちをコントロールするために、先生は学級を牛耳るためにこれを取り入れます。でも、これは真面目にやる子が馬鹿を見る制度であり、できない子がいじめられる制度でもあります。これで人心が乱れモラルが崩壊します。その結果、学級崩壊や親子関係の崩壊に至ります。
507
以下は人格否定の言葉なので絶対にNG
1,また約束を破った。ずるい子だね
2,弟を泣かすなんて意地悪なお兄ちゃんだ
3,また70点とは情けないやつだ
4,何度言ったらわかる?頭が悪いな
5,またごまかす。お前は卑怯だ
6,どうせお前には無理だ
7,あなたなんかにできるわけがない
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残念すぎる親の特徴10選
▼すぐキレる
▼否定語が多い
▼他の子と比べる
▼無いものねだり
▼めったにほめない
▼世間体を気にする
▼結果ばかり気にする
▼自分の価値観を押しつける
▼子供の気持ちに共感しない
▼子供を人間としてrespctしていない
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あなたは既に精いっぱいやっていて、十分がんばっています。そんな自分を受け入れてほめてあげましょう。そして、できないことはできないと言い、無理なことは無理と言いましょう。自分にも周りにもそう言いましょう。
510
「嘘をつく子は嫌い」「○○な子は嫌い」等の言い方はNG。これは「親の愛情は無条件ではない。よい子でないと愛せない」というメッセージ。それより「しょうもないところがあっても、あなたが無条件に丸ごと大好き。あなたは私の大切な宝物。一緒にいられてうれしい」等のメッセージを贈りましょう。
511
さあ、決意しよう。「今日一日キレない」「否定的な言葉は使わない」「肯定的に言う」「ほめる」「共感する」。「今日一日」が無理ならハードルを下げて「午前中」とか、あるいは「今から1時間」などでもいい。1時間できれば2時間も可能になる。リトルサクセスで自信をつけて向上していこう。
512
「早くしないと間に合わないよ」より「7時に出るよ」の方が伝わります。「散らかしちゃダメ」より「ゴミを5個拾おう」。「こぼすな」より「ゆっくりでいいよ」。「ぐずぐずしない」より「3分でやろう」。子供には否定的かつ曖昧な言葉より、肯定的かつ明確な言葉の方が伝わります。
513
「楽しい。楽。簡単。面白い。軽い」の5つを優先すると幸せになれます。その反対に、「大変。苦しい。難しい。つまらない。重い」が多くなると不幸せになります。自分の生活、仕事、人間関係、そして、子育てがそうなっていないでしょうか?子供や家族がこの5つに直面していないでしょうか?
514
「わがままを言わなくて偉い」とほめると、子供はわがままや本音が言えなくなります。「いつも100点ですごいね」だと、悪い点のテストを見せにくくなります。このように、子供を縛るようなほめ方は間違ったほめ方です。「ほめて子供をコントロールしよう」という気持ちが強いとそうなりがちです。
515
日本人は相手を無条件に肯定する言葉が苦手。夫婦でアイラブユーが言えません。子供にも言えません。日本の子供の自己肯定感が低いのはこのせいかも。「大好き。一緒にいられてうれしい。パパとママの宝物。あなたがいるだけで幸せ。生まれてくれてありがとう」と言ってあげて。LINEで伝えるのもOK。
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子供に「何のために勉強するの?」と聞かれると、親も先生も一生懸命考えて答えます。でも、実は本当に子供が言いたいのは「勉強がわからない。つまらない。わかりやすく教えて」「大人の要求が高すぎて無理。助けて」ということ。それに気づかず「○○のため」と答えても、子供のモヤモヤは消えません
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親の過干渉に苦しむ子…。嫌な習い事をやらされ、行きたくもない塾に行かされ、就きたくもない仕事に就かされる。親は必ず「子どものため」と言います。でも、それがそもそも勘違いで、本当は無意識のうちに自分のためなのかも知れません。無意識ゆえに自分でそれに気づかないのではないでしょうか?
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「子供のありのままを受け入れると、がんばらなくなるのでは?」と考える人もいます。でも、実際はその逆。自分のありのままを受け入れてもらえると、子供は自分自身を肯定できるようになり、がんばるエネルギーが湧いてきます。否定されて心がくじけると、がんばるエネルギーが湧いてきません。
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私たちは無意識のうちに今の生活がずっと続くように思い込んでいますが、決してそうではありません。親も子供とずっと一緒にいられるわけではありません。それは人生の中のつかの間かもしれません。「会うは別れの始め」という諺もあります。今・ここの瞬間を大切に、共に楽しく幸せに過ごしましょう。
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実は、「勉強すると叱られる」と感じている子もけっこういます。なぜなら、子供が勉強したものを見て、叱ってしまう親が多いから。「もっと丁寧に書けないの?」「こんなに間違いがある。何やってるの?」など。これではやる気がなくなるのも当然。まずは、ほめるところから入ることが本当に大事です。
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今の子供は親にやらされることが多く、自分がやりたいことをやれる時間がありません。子供の鬱病が増えるはずです。そして、大人になっても自分がやりたいことを見つけられない人も多い。自分がやりたいことを自分で見つけてやっていける人こそ幸せです。子供のうちからそのようにさせてあげましょう。
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朝から叱られて、イヤな気分のまま家を出るのはよくありません。気持ちが不安定なときは、大人でもそうですが子供は特に注意散漫になり、交通安全の面で大きな問題があります。気持ちが不安定だと授業にも集中できないので、学力にも影響が出ます。友達とのトラブルの可能性も高まります。
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子供のことを「反抗的で生意気」と感じたら、リフレーミングで「自立心がある」と捉え直しましょう。「だらしがない」や「マイペース」は「おおらか」と捉え直しましょう。常にプラス思考の加点主義で見るようにしていると、それが自然に子供にも伝わります。すると、親子関係がよくなり子供は親を信
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親の愛情を実感している子は悪い誘惑があってもブレーキが効きます。逆に、愛情不足を感じている子は、「自分のことを心配してくれるか見てみたい」という意識が働きアクセルを踏む可能性があります。いつも否定的に叱られたり、共感的に話を聞いてもらえていなかったりするとそうなりがち。
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色々工夫しても、子供にはどうしてもできないことや苦手なことがあります。そこは目を瞑ってあげましょう。目を瞑れずガミガミ叱っていると、結局子供を傷つけてしまいます。親と先生が目を瞑れば、子供は毎日安らかな気持ちで幸せに過ごせます。これこそ、子供時代において一番大切なことです。