47秒ぐらいから。大谷義夫医師。「ここで簡単にPCR検査できれば絶対に違うと言いきれるんですけど」←誤り。検査には偽陰性があるので検査できても「絶対に違う」とは言い切れません。 twitter.com/tiger_1225/sta…
アビガン投与における手続きを簡素化するのは賛成。一方で「早期にアビガンを処方してもらえばかなりのケースで重症化が防げる」とは限らない。違うかもしれないことは常に念頭に置くべき。
「セカンドオピニオン」と「ドクターショッピング」はぜんぜん違います。紹介状なしであちこちの医療機関をハシゴするのはセカンドオピニオンじゃなくドクターショッピングです。
[新しいニセ医学「新型コロナ否認主義」 natrom.hatenablog.com/entry/2020/06/… ]。「新型コロナウイルスは存在しない」と主張する名誉教授や市会議員。公衆衛生学上の脅威になりうる。
「私は医師ではないけど、ネットでいろいろ勉強した結果、コロナで自宅療養していたら処方してもらいたい薬ばかり」という主旨のツイートがあった。「ネットでいろいろ勉強した」人たち向けの処方なのであろうなあ。
血液クレンジングについて話していたら、同僚が「そんなに酸化がいいなら、過酸化水素水でも点滴すればいいのに(笑)」。冗談だと思うだろ?でも、「過酸化水素点滴療法」ってのも自費診療で行われているのです。一回1万500円。
「感染者を少なくみせかけるために検査できるのにしないのだ」というのは陰謀論の類です。保健所長ってだいたい医師ですよ。医師は医師以外の人の言うことをあまり聞きません。仮に上から「なるべく検査するな」って言われても、はいそうですかと従うものですか。
本を売りたい、動画の視聴回数を伸ばしたい、インチキ健康グッズを売りたい、という動機がある場合もあるでしょう。公開討論は彼らの利益になります。それに討論して論破できたとしても彼らの信者が信念を変えることはあまり期待できません。
がんを治療せず放置しろと主張する近藤誠医師と標準医療を行う医師が討論するというテレビ番組がありましたが、平均的な視聴者が見たら引き分けか、どうかすると近藤誠医師有利に見えるであろうと思いました。
「現代医学に頼れないのでリスクがあるのは承知の上だ」ならまだしも。それでもリスクを負うのは母子であり、パートナーが言うことではないと思う。ちなみに日本人の妊産婦死亡率と周産期死亡率の推移は画像のような感じ。現代日本の出産が、歴史上、どこの国よりも「一番安全」だと私は考える。
血液クレンジングのときもそうでしたが、騙す側を批判するならともかく、騙された側を強い言葉(「義務教育を受けていないのか」等)で批判するのは控えていただけるとありがたいです。大病のときは動転して判断力が落ちますし、笑われるのをおそれて被害者が声を上げにくくなります。悪いのは騙す側。
現時点で、新型コロナウイルス感染症について、「重症化する以前の早期発見で死亡率はかなり下げられる」と断定的に述べるのは誤りです。どういった治療法が死亡率を下げられるのかを一所懸命に探している段階です。
科学的に根拠のある感染症対策なら議員を動かすまでもなく専門家が採用する。根拠が乏しく専門家に相手にされないから、科学をよく知らない議員に向けてアピールするのだろう。 twitter.com/katayama_s/sta…
岩上安身氏の医学に関する主張は一切信用できない。2014年、氏が代表であるインターネット報道メディアIWJにおいて、「輸血は不要、むしろ危険だ」とする内海聡氏らの会見が報道され、その後なんら説明なく削除された。 twitter.com/iwakamiyasumi/…
デマを根拠に新型コロナワクチンを接種した方の診察をお断りしているクリニックもあってびっくりしました。世の中広い。そういうクリニックの感染対策には不安があるので行かないほうがいいと思います。私なら絶対行きません。怖い。
『東京女子医大「全員PCRで授業再開」』。いろいろまるでダメ。PCR検査で陰性証明はできない。6月に対面授業を再開する目的で5月中旬に検査するのも意味不明。一か所に集めるのもかえって感染リスクあり。 / htn.to/Pw6a7Yg5s2
医師と患者は対等であるべきですが、実際のところ医師は患者に対して強い権力を持っています。医師が権力を持つ理由の一つが情報格差です。医師は医学知識を持っていますが患者さんは必ずしもそうではありません。
この手の話を聞くと「鼓腹撃壌」の故事を連想する。アマゾンでも安全に出産できると誤解する人が出てくるのは、現代日本では安全な出産が当たり前になっているからだ。ただ、その安全は産科医や助産師たちの努力の上に成り立っている。
ワンポイントアドバイス。「新型コロナワクチンに感染予防効果はない」と言っている人の言うことは参考にしなくていいです。とくに「メーカーや厚生労働省も感染予防効果はないと認めている」と主張している人は完全にアウトです。
とりあえず「風邪でも、絶対に休めないあなたへ」なんてキャッチコピーをやめようよ。風邪薬売ってもいいけど、「お前はしっかり休め。仕事は俺たちにまかせとけ」ってなCMのほうがいいと思う。
「インフルエンザで1万人も死亡」と聞くとびっくりする方もいらっしゃるでしょうが特別珍しいことではありません。インフルエンザはそういう疾患です。日本でもインフルエンザによる超過死亡は(数え方によりますが)年間数千人とかそういうレベルです。
[布マスクはないよりマシなのか? natrom.hatenablog.com/entry/2020/03/… ]。布マスクは「ないよりマシ」とは言えない。つけたい人がつけるのはいいが、文部科学省が普及を呼びかけるようなものではない。
近藤誠氏が亡くなったとのニュースが流れてきました。哀悼の意を表します。検診/健診の害についての啓蒙や乳がん縮小手術の普及には一定の功績があった一方で、がんの放置療法をはじめとした近藤誠氏の主張はきわめて有害でした。
勝利条件が視聴者100人のうち1人でも引き込めたらいいぐらいのところ、引き分けなら近藤誠医師の大勝利ですよ。
おかしなことを言う人はたくさんいて、「新型コロナはただの風邪」という説も「新型コロナウイルスは人工ウイルス」という説も珍しくないけど、この二つの説を同時に唱えている人がいたのにはさすがにびっくり。「ただの風邪のウイルスを人工的に造ったんだよ!!!」ということなのかな。