日曜の夜に巨悪と戦わず異性愛前提の恋愛や結婚に縛られず、徹底的に「友情」だけを描き続けた #ブラッシュアップライフ に出逢えて本当によかった。徳を積むために人生を繰り返すうちに出世や自己実現の呪縛から放たれて最後「地元」を選択する麻美の姿は押しつけがましくない私たちの救いとなる。
ジャニーズは演技力が微妙だったらバラエティや音楽など他の得意分野に回れるので基本的には演技が上手い人しか演技仕事の最前線で残らないと思ってる(ので、私がジャニ俳優を絶賛する時はもちろん忖度ゼロで本気)んだが、それでも目黒蓮さんみたいにいきなり超難技で200点出されると混乱します…
予算も視聴率も年々縮小してて一度流れたら終わりがちなテレビドラマという媒体で「リアルタイムで張り付いて観たくなる」「繰り返し観たくなる」 「日夜に月曜を待つ視聴者の心の救いとなる」を全て兼ね備えた #ブラッシュアップライフ は爆裂に偉業であることを語り継いでいきたい。何度でも観るよ。
メンタルが切羽詰まるとご飯食べなくなりお腹空くと機嫌悪くなる紬がちゃんと自分でハンバーグ作ったり想に「やっぱりなんでも良くない。ハンバーグ以外」って言えるのは湊斗との別れの決意以上に「自分で自分の人生をコントロールする」という紬の意思と大きな変化・成長を示す5話ラスト。 #silent
奈々がリュックを開けた時「また想に閉めてもらおうとしてるのか〜?」と思った私たちの心は汚れています。 スマホを取り出しただけなのに。 奈々さんごめんなさい。 #silent
青い服や小物や家具が圧倒的に多いとことは2話時点からしつこく指摘してきたんだけど #silent ここに来て画面に映る「物」ほとんど青か水色じゃなかった!?というくらい6話は明らかに輪をかけて青かった。しっかり検証考察していきます。
「腹式で声出せるけど演技として抑えて喉で喋ってる高橋文哉」vs「カラオケで歌うみたいに喉開けて喋ってる本田翼の声量」が噛み合わず、なんだか同じ空間にいて会話が成立してるように見えないな…「別撮りでした」と言われれば信じちゃいそう。なんだこの現象は…?トリックアート? #君の花になる
パンダ、作文、iPod、魔法のコトバ、花束、青いハンドバッグ、お裾分け、リュック、ただ交換しただけ…怒涛のアイテム再登場ラッシュは伏線回収とかじゃなくて同じ時を過ごしたかのように思い出を彼らと共有してしまった私たちへの「大丈夫だよ」という確認のメッセージのような何かに感じた。#silent
川口春奈さんが演技超お上手なのは知ってたつもりなんだけど、目黒蓮さんはなんでこんなことができるんですか???面と向かって喋ると笑顔で優しいんだけど遠くにいてポーカーフェイスだと何考えてるかわからなそうなイケメンが激しい手話で泣きながら思いを吐露するシーン。唯一正解キャスティング…
音を知らない奈々が音のある世界の夢から醒めるきっかけはバイブの振動。想の声を知ってて好きな音楽を共有したり電話したり手を繋いで話したりしてきた紬を前に我慢できなくなった奈々は想からの着信で振動するスマホを顔の骨に当てて「音」の世界に1ミリでも近づこうとする。奈々、主人公。#silent
2022 主演男優賞 二宮和也(マイファミリー) 間宮祥太朗(ナンバ/魔法のリノベ) 目黒蓮(silent) 仲野太賀(拾われた男) 林遣都(初恋の悪魔) 柄本佑(空白を満たしなさい) 吉沢亮(PICU) 中村倫也(石子と羽男) 渡辺大知(ロマンス暴風域) 雪女と蟹を食う(重岡大毅) 菅田将暉(ミステリ)
「人それぞれ違う考え方があって、違う生き方してきたんだから、分かり合えないことは絶対ある。それでも一緒にいたいと思う人と一緒にいるために、言葉があるんだと思う」という最終回予告の紬の語り、想が高2の時に書いた『言葉』という作文にかなり似てるのよね… #silent
「日テレが今年度の残りの予算を全額 #ブラッシュアップライフ のキャストギャラにBETしてる説」、回を追うごとに説得力を帯びていく。。 染谷将太 松坂桃李 黒木華 前野朋哉 水川あさみ 臼田あさ美 塚地武雅 仲村トオル 江口のりこ 神保悟志 浅野忠信←🆕
#silent というドラマはヘラヘラ生きてきた視聴者の集中力が劇的に低下しスマホ弄りながらでも音で一から十まで説明してくれるのが当たり前になってしまった現代、じっと画面に1時間集中し終わったらぐったり疲れるという体験を人物たちのコミュニケーションへの頑張りと共に体験させたのがマジで偉業.
#マイファミリー 最終回。温人の「怖がる存在じゃないんだよ、家族は…」というセリフと第二子の誕生でギリ救われたバッドエンド人間ドラマ。生と死の対比。様々な夫婦と親子の形。再生できた家族と崩壊した家族。犯人も含め一人一人の動機が描かれているからこその残酷な熱いドラマでした。不倫ダメ。
自分から電話を切らない湊斗。それをわかってて弟に切らせる紬。これは1話で「紬が想の電話先から家族の声が聞こえるのが好きだった」話の反復!「一度出てきた構造が忘れかけた頃に相似形で出てくる」が毎秒発生する魔法の脚本。。 #silent
初フライトの後の感想での「鳥になった気分」の異様なまでの繰り返しで「第1話ファーストシーンファーストカットの鳩4羽=麻美、まりちゃん、なっち、みーぽんが次の生まれ変わりで選んだ姿」説が俄然有力になりましたね。。。 #ブラッシュアップライフ
ドラマで見慣れたイヤホンという小道具を ・音楽のシェア ・プレゼント交換 ・外界の音/会話の遮断 ・有線からワイヤレスに変化  ①時代の変化を象徴  ②断絶そのものを象徴 ・手元から落ちて足元に転がる (有線では起きないこと!) とあらゆる手で料理しまくる #silent の脚本ヤバすぎますわ…
紬の性格の変わらなさをCDケースで示す。ポニーテールで戯れても、手話と同時に声出してることがわかっても、名前言ってもらっても紬の声が思い出せなくて「変わったことが大きすぎる」と感じてしまう想。歩み寄っても機械を使っても苦悩の核は8年前と同じ、と最終回前に言葉にする鬼脚本よ… #silent
7話ラストで想が紬の手を握る「手話封じ」という技を使いましたが、これは4話ラストで湊斗が想に「紬、想の横にいる時がいちばん可愛いんだよね」と言った時に使った「スマホ封じ」という技の反復です。反復・相似形だらけのフラクタル図形や雪の結晶のような美しいドラマ。 #silent
高校時代に「言葉」という作文で賞を取り、現在は「言葉」についての壮大なインタビューが載る雑誌の校閲をし、大切な人に詩集を貸して「難しかった」と言われる想が、避けてきた音楽と、CDを「歌詞カード」=「本」と捉え直すことで向き合えるようになる流れ、とてもしっくりくる。スピッツの「見っけ
#silent ついに次回予告の全てのセリフが手話になった…!テレビの15秒版だけでなく30秒版もそうだった。聴者の観客もゆっくりと無理せず手話という言語の世界に誘導して行く手順が鮮やか。。。
毎週言ってる気がするけど、日曜の夜に巨悪に立ち向かわず、組織とも戦わず、凶悪犯罪者も私怨にかられた悪人も出さずに"友情""だけ"を核に描き続けて全くダレないどころか最終話に向けて"友情""だけ"が核の話だったことが遡及的に鮮明になっていく #ブラッシュアップライフ 本当に素晴らしい。
「宇多田ヒカルが平成11年と平成30年に『First Love』と『初恋』というそっくりなタイトルの名曲を世に出しているのでその2曲を縦軸に平成を駆け抜けた2人の壮大なラブストーリーを描き、平成生まれ平成育ち世代を本気で刺しに行く」という企画を思いついた人、天才。平成に生まれてよかった。
#silent というずば抜けて濃密なテレビドラマの正直で誠実なところは「人と人は分かり合えない」という諦観が前提にあり「分かり合えない人と少しでも近づくために、疲れるけど、自分がしたいから言葉を紡ぐのだ」というリアルなコミュニケーション観。これに基けばどんなラストでもあり得る。