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酉島伝法「もふとん」
吉羽善「或ルチュパカブラ」
溝渕久美子「神の豚」
高木ケイ「進化し損ねた猿たち」
津原泰水「カタル、ハナル、キユ」
十三不塔「絶笑世界」
円城塔「墓の書」
鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)「無断と土」
坂崎かおる「電信柱より」
伴名練「百年文通」
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8月31日刊行予定『ベストSF2022』収録作品一覧を以下にツイートします。
ご協力いただいている作家のみなさま、各出版社のみなさま、ありがとうございます。
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赤川次郎の〈杉原爽香〉シリーズは毎巻事件が起こり、それが解決されるミステリシリーズだが、1年に1冊刊行される作品内で主人公がひとつずつ歳を重ねていく。つまり杉原爽香という女性の生涯を描いており、今後商業で同じようなシリーズを刊行することは不可能かもしれない。(続)
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ロシア料理店につまらないいやがらせをするのではなく、「ロシアを喰らう」という意気込みで黙々と店のすべての酒料理を飲み食いし金を払い、その日の営業を停止させるぐらいの粋なことをしてほしい。
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母親がアメリカの大学に通っていたときに中東の王族の娘が入学。その父親が大学に寄付をしたので全員の学費が下がったことがあったけど、どれだけ莫大な寄付をしたのかいまでもたまに気になる。
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去年ゲラで前時代的な価値観を持つ登場人物が前時代的な発言をする場面で、校正者さんから「差別的です」というエンピツが入ったのには驚いた(いわゆる差別用語は使用していない)。これでは差別と戦う物語で差別的な人間を登場させることすらできなくなる。
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元旦の深夜、行き交うひとも車もない大通りを歩きながら「私たちが東京をふたり占めしてるみたいだね」と楽しそうに話すカップルのうしろを音も立てずに歩いていたときの気まずさよ。
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会社が飯田橋にあった頃、ブックオフ飯田橋店における弊社海外文庫の充実ぶりは凄かった。しかし本社が移転してから行ってみたら、弊社海外文庫はほとんどなかった。簡単な推理だよね、ワトスン君?