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菅首相退陣に際し思う事は任期中の約1年にどれほどのカネを飲食業にバラまいたか。ボロ儲けした酒場経営の事業主達は声を大にして菅首相に感謝の気持ちを呟いた方がいいんじゃないの?多い時で1日6万円、最低でも1日3万も恵んでくれたんだからさ。
ずっと店を休業して飲み歩けたのは菅さんのお陰だよ。
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女将と息子さんで真っ当な商売を続ける繁華街の老舗天ぷら屋がコロナで「夜は全然ですよ。1週間で客2人だけとか」と聞くと俺の店は恵まれているな、と思うと共に「真っ当」だけでは客が来ない厳しい時代なのだと感じる。激安や大盛りや写真映えよりも真っ当な仕事が評価される時代が戻ってこないかな。
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俺は色んな飲食店を訪問するけど「助けになればと思い来店」なんて考えた事ない。俺が行きたいから行くし食べたいと思う物を食べる。売り切れだったら何か他の物を食べるだけ。「コスパ」とか「激安で得」とか考えた事ない。逆に安すぎると申し訳ない気持ちになる。お店に出会えた事が「得」だと思う。
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50年も料理の仕事を続けてその間に百万回以上もラーメンを作ってきたかもしれない。それでも「余り美味しいとは言えませんでしたが…」と書ける謙虚さ。今は「俺の料理はすごい」みたいな戯言をほざくペテン師ばかりの世の中だけど、何十年も地道に商売を続ける事の方が遥かに素晴らしい事だと思う。
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昼の開店時のクソ忙しい時間にジジイが2人も電話を掛けてきて「店にはどうやっていくのか?」と聞いてきたけど店の電話番号を探し出せるなら住所も自分で探し出せと怒鳴って切ってやったが、その内の1人が電話を掛け直してきて逆ギレして「お前の店には絶対行かない」と言ってたけど来なくていいから。
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都心の学生街の食堂に行くと雨天でも若い男性客で満席。安くて旨くて早くて大盛りで、繁盛するのがよく解る。みな黙々とめしを食べ、食べ終わると店員が片付け易いように食器をまとめたり洗い場近くまで返却したり。ここには「お客様」はいない。客は店員に敬意をもって接している。貧民窟とは大違い。