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ゲイシャ、スシ、スキヤキ!少し前の欧米人の日本に対する印象はこんなものでしょう。その「こんなもの」的感覚で怪しい芸者を描きまくったのがラファエル・キルヒナー(1875生)です。イラストレーターとして活躍した彼はかなり適当な芸者を量産してくれています。でも私はこの適当さ嫌いじゃないです
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画像のヘンテコリンな楽しい人達はペルシア人の法学者、ザカリーヤー・カズウィーニー(13世紀)の論文に登場する生き物をイラスト化したものです。彼の論文というかトンデモ話は中々の人気で、世界レベルで本となっている模様。これは17世紀インドのバージョンだそうです。亀女、斬新ですね。
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映画「時計じかけのオレンジ」を彷彿とさせますね。これは1930年代に米で使用された「ビューティキャリブレータ」です。顔のパーツの凹凸を測定し、その人の顔が「美しいとされる基準値」からどの位外れているか測定した上、化粧で矯正するというもの。美容の神様マックスファクター氏が発明しました。
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アマプラでロードオブザリングの新作がスタートしましたね。この壮大な物語にはホビットが住む「ホビット庄」が出てくるのですが、アイスランドにはこのイメージのままの教会があります。「ホフス教会」がそれ。大工パル・パルソンの手で1884年に建てられたこの教会は屋根まで石で出来ているとか。
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ひと目見て忘れられなくなる絵です。これはフィンランドのヒューゴ・シンベリの作品「傷ついた天使」(1903)。同国を代表する傑作です。天使の羽根は血が滲み一部が欠損。辛そうですが手には癒やしの象徴スノードロップの花を持っています。こちらに視線を投げる少年の目、少し敵意が感じられますね。
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左の画像、なーんか既視感があるぞと思った方がいるかもしれませんね。そう、エヴァファンの方ならきっと判るでしょう。 これはオランダ系イタリア人カレル・トール(2000年没)の1970年代の作品。彼はイラストレーターとして多くのペーパーバックの表紙を飾りました。
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季節外れのいいお話。貧しいけれど心優しい仕立屋が、市長のクリスマス用衣装の注文を受けます。糸が足りないことに気付いた仕立屋は執事猫シンプキンに糸を買ってくるように指示。仕立屋は猫が買い物中に猫に監禁された鼠達を発見しこれを開放しますが、良い事をしたにも関わらず病に倒れます→続く
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仕立屋が病に伏せっている間にも納期は迫ります。いよいよ明日が納品となった時、逃された鼠たちが立ち上がりました。彼らは数の力で極上品の服を朝までに完成。仕立屋はピンチを切り抜け、同時に仕事の細かさから名声も得ました。ピーターラビットの絵本「グロースターの仕たて屋」(1903)です。
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1922年NYにて「麦わら帽の暴動」が起きました。別に海賊団が暴れた訳ではありません。 当時麦藁帽には使用期限は9/15までという不文律がありました。それを過ぎて麦藁を被る者は悪戯されても文句は言えなかったのです。そしてその習慣に反発する者と擁護する者が遂に激突。8日間の大暴動となりました
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《補足》 今では理解しにくいことですが、この当時身だしなみに関する世間の目は相当厳しいものが有りました。ギャングが麦わら帽をむしり取って暴行を加えるなどという事態も普通に発生しており、その深刻性が暴動を引き起こしたと考えられます。この麦わら帽問題に関しては死者まで出ています。
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女王エリザベス2世が亡くなられました。二次大戦を経験し英国女子国防軍に入隊もしたこの方、歴史の生き証人だと思います。残念です。 画像はピエトロ・アニゴーニ作のエリザベス二世(1955)。批評家には「権威的」と不評でしたが、大衆には熱く支持された肖像画です。凛としてお美しいですよね。
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リアルさに息を呑む思いがします。これはディルク・ボウツの「悲しみの聖母」(15世紀)です。マリアが嘆き悲しむ様はカトリック教会美術の定番テーマであり、数々の作品があるのですが、そこでの涙はやはり聖母様の涙。しかしこの充血した目から流れる涙は人間の母である女の涙のように感じます。
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女性の水着ピンナップは思春期男子の友。古代の殿方も水着は好きだったようで、イタリアの遺跡「Villa Romana del Casale」にはモザイクガールズと呼ばれる水着の女性(4世紀頃)が描かれています。思い思いのスポーツに励む彼女らはとても健康的。右画像の女性、ダンベルを持ってるように見えますね。
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今日は中秋の名月です。私の住むゴミゴミした下町の空にもまんまるで大きなお月様が綺麗に浮かんでいます。お団子をお供に、たまには夜空を見上げてみませんか?画像は川瀬巴水の作品です。
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私は心が汚れていますので、時に芸術作品を性的な目で見てしまいます。そんな性的アンテナにビビビと来る彫刻作品が「聖テレジアの法悦」(17世紀・ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)です。天使に槍で貫かれたという修道女テレジアの神秘体験を形にしていますが、ちょっと顔が気持ち良すぎですね。
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1940年「支那に於ける有害植物」から抜粋です。この本は中国大陸で有害と思われる動植物(害虫も含む)をまとめたもの。熊の表情がかなりいい味を出しています。チョウセンアサガオ(右)は幻覚作用を引き起こす植物。別まんだらげと言いますが、中野ブロードウェイにそんなお店がありますね。
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ゲゲゲの鬼太郎のキャラ、バックベアードの元ネタはルドン(仏・1916没)の作品に出てくる目玉(右)だと言われています。この目玉は多分男子?だと思うのですが、実はルドンの手によって女子バージョンもちゃんと作られています(左)。どうでしょうこのサラサラヘアとつぶらな瞳。可愛いでしょう?
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今日は関ケ原合戦の日。画像は月岡芳年の描いた小早川秀秋です。秀秋は豊臣方の武将で秀吉に大変お世話になりましたが、最後に汚い裏切りをして西軍を敗北させ、名将大谷吉継らを死に至らしめました。絵のお化けはその吉継。秀秋は21で早逝しますが、その原因は吉継の呪いだとも言われています。
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まるで音楽家のようなこの細身の人物、男っぽいですが女性です。彼女はジナイーダ・ギッピウス (露・1869生)。ロシア象徴主義の詩人・作家でありました。彼女のジェンダーは謎ですが「蛇のように冷たい人」と彼女を評する人もいた模様。彼女自身も「冷たい情熱で火傷する」と自らを評しています。
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「あ、これはあのマンガの!」と思う人も多いのではないでしょうか。画像はアントニオ・ロペス(1987没)の作品です。ファッションイラストレーターとして活躍した彼はVOGUEやELLEなど錚々たる媒体で活躍。ジェシカ・ラングやグレイス・ジョーンズなどの大物モデルを発掘しました。
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レオポルト・シュミュッツラー(1864生)の描く「サロメ」です。これは女優リリー・マーベルグが演じた一幕を切り取ったもの。踊りの褒美にヨカナーン(洗礼者ヨハネ)の首をゲットしたサロメの姿を描いています。首に喜ぶ彼女の目は正に狂気。演じた女優、描いた画家の両方に卓越した才能を感じます。
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かつてない大規模な台風が発生しています。皆さんくれぐれもご用心下さい。画像はGeorge Augustus Holmes(1911没)の「The Coming Storm」。悪ガキが紙袋を居眠りする祖母?の耳元で破裂させようとしています。この後祖母の怒りの嵐が吹き荒れるのは避けようがないでしょうね😆
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マリリン・モンローのあの半開きのタレ目、非常に色っぽいです。では彼女が目を全開にしてみたらどういう感じになるか、というのがこの写真(左)です。同じ人物でも目の開き方ひとつで随分印象が変わって来るものですね。左のモンローならホームドラマのママ役で出ていても違和感ないです。
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画像は葛飾北斎の弟子、江戸川北輝の「本朝振袖之始素盞鳥尊妖怪降伏之図」です。女神稲田姫(櫛名田比売)が邪神らを稲田ビームで調伏させている図のようですが、気になるのが端にいる黄色い邪神のお二人。パプアニューギニアの仮面とシュモクザメという、江戸時代にしては攻めたデザインになってます
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若き日のアレクサンダー大王は母の侍女フィリスと恋仲になりました。勉学の妨げになる、とこれを邪魔したのが師の哲学者アリストテレス。哀れ二人の恋は露と消えますが、腹の虫がおさまらないのがフィリスです。彼女はアリストテレスが亀仙人並のスケベであるのを見抜き罠をかける事にしました→(続)