昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

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ネズミ用のお店を街角に作る。そんな活動を延々と続けている匿名集団が欧州のanonymousemmxです。路面に接するように作られたミニチュアハウスは肉屋だったり仕立て屋だったり本屋だったり。みなネズミを顧客に想定した造りとなっています。かわいいですよ!instagram.com/anonymouse_mmx/
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雨に濡れたロンドンの路上に倒れ込む少年。それを必死に抱き上げる母親は寡婦の服装をしています。栄養失調か病か、いずれにせよ少年が倒れた原因は貧困です。これは画家で社会活動家でもあるトーマス・ケニントンのHomeless (1890)という作品。彼はいくつもの絵画を通じ英国の貧困を訴えました。
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緊急事態宣言以来、東京の夜が暗くなりました。閉まったシャッターの中を一人歩く時、迷子になったような不安を時々感じます。ポール・デルヴォー(ベルギー・1994没)はそんな不安を掻き立てるような絵を描く人。ふっと何処か知らない場所に迷い込んでしまったような、不思議な気持ちにさせられます。
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本日は満月、ピンクムーンです。無論月がおピンクである訳はなく、芝桜の色にちなんでピンクムーンなんだとか。で、ピンクの月の絵があるかと思って探したらありました。月岡芳年の「玉兎 孫悟空」。女性に变化した「月の兎」玉兎に悟空が勝利した瞬間です。玉兎は負けて元の兎の姿に戻っていますね。
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失礼クリエイターとも揶揄される怪しいマナー講師が跋扈している昨今ですが、昔の日本では基礎的なお行儀をちゃんと学校で教えていたようです。画像は大正9年、麻布小学校での襖の開け方訓練会の様子。これだけの大観衆が見詰める中での襖の開け締めは、かなり緊張感があったんじゃないでしょうか。
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司祭の隠れ穴。そう呼ばれる場所が今も英国には残されています。これは16世紀のエリザベス1世統治時に主に作られたもの。彼女はイギリス国教会を支持し、カトリックを強く弾圧しました。専属のプリーストハンターから逃すため、隠れカトリック教徒は司祭を隠す場所を家のあちこちに作ったのです。
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猫には9つの命があるそうです。3つは遊び、3つは放浪し、最後の3つで人間と過ごすとか。 画像は1860年の童話「The nine lives of a cat」です。猫は沈められたり撃たれたりと8回もピンチに見舞われますが、果敢に切り抜けます。そしてとういう9度目、寿命に追いつかれ静かに命を閉じるのでした。
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小洒落たカフェを見回せば、40%位の確率で飾られているのがミュシャの絵です。言わずと知れたアール・ヌーヴォーの旗手でありますが、この方は写真家の面も持ち合わせていました。彼が専用スタジオで撮影した写真は1万枚以上にも及び、その一部は彼の絵の写真モデルとして活用されたようです。
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戦地で戦う兵士の心の支え、それは恋人や家族の写真です。でも紙ですからヨレるし濡れる。そうだ、銃のグリップに内蔵すればいいんじゃね?ということで出来たのが「スイートハートグリップ」です。このグリップは1920年代のアクリル樹脂の発明により一気に流行。二次大戦時の米軍で主に使われました。
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1927年頃、銀座カフェーの女給さんの制服をまとめたイラストです。これを作ったのは今和次郎(1973没)。和次郎はその時代の生活文化をまとめる「考現学」の創設者で、大正から昭和初期の庶民ファッションや建築を記録しました。個人的には画面左側「銀座交差点・ばんぢゅう」の制服が可愛いと思います
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18世紀末頃まで人類は、歯痛の原因が「Tooth worm」という虫に拠るものだと思っていました。歯の内部に住む虫が穴を開けて暴れだすと痛むという概念です。ハーブやらロバの乳やらの治療法がありましたが殆どは効き目なし。虫を取り出そうとして歯神経を偶然引っこ抜く、というラッキーはあったようです
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1764~67年にかけ、フランスの田舎町を恐怖のどん底に陥れたのが「ジェヴォーダンの獣」です。全身毛に覆われたこの生物は主に女性や子供を狙い撃ち。100人近い死傷者が出ました。時の王ルイ15世は討伐を命令し一旦狼が仕留められますが、事件は再発。結局獣の正体は判明せず、未だ真相は藪の中です。
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男には股間に色々部品が付いてまして、それは昔から絵画やら彫刻やらで描かれてます。しかし、タマ○マにスポットを当てたものは比較的レアなので、夜のサービスにご紹介しておきます。これはDomenico Brusasorci (16世紀)の戦車に乗るアポロン。イタリアの某ホールにあるフレスコ画の一部です。
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小指を立てて上品に紅茶を飲んでも、お髭が紅茶で濡れちゃう😭。そんなビクトリア朝時代の英国紳士の悩みに応えた商品が口ひげカップです。髭ガードの穴から優しく紅茶を飲めば髭は乾いたまま。また、髭を固めるワックスが紅茶の熱でカップに落ちることも防止できました。
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このどことなく不吉な感じのする建物は電話塔です。噴水のように放射されているのは電話線。1887年、ストックホルムに建設され「Telefontornet」と呼ばれていました。塔から伸びる電話線は空中を覆い閉塞感MAXで、住民には大不評。地下ケーブルの発達により無用の長物となり1953年に取り壊されました。
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出来の悪いネズミの剥製に見えますが、これは爆弾です。英国が二次大戦時に開発したもので、ドイツ占領下にある欧州工場施設の破壊を目的に作られました。ボイラー近くに置いておけば、作業員が死骸と間違え火口にポイ。そしてドカンッ!という訳。しかし情報漏洩により実戦投入は実現しませんでした
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19世紀、パリには誰でも入ることができる遺体安置所がありました。遺体の身元確認が目的だったのですが、訪問者の大部分は野次馬。ガラス越しに遺体は安置され、冷たい地下水が腐敗防止のため頭から注がれていたそうです。猟奇的事件が起こった時は犠牲者を見に多くの人が押し掛けたとか。
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恐らく1900年初頭、同じ作者と思われる米国絵葉書。黒猫の可愛さが印象的です。一枚目は「何処に流れ着くかは解らない。でも私は私の道を行く」。凛々しい詩です。 二枚目は「貴方と離れ、私はもう貴方への愛を隠せない」という感じでしょうか。ヤスリで心を表面を削り、隠された愛を削り出しています
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フェルトは手芸の人気者。そのフェルトに対する愛を究極まで突き詰め、フェルトだけのコンビニを作っちゃったのが英のルーシーさんです。彼女の店の商品はビスケットだろうがお酒だろうが皆フェルト製。キットカットやレジもフェルトです。通販でちゃんと買う事もできますよ。sewyoursoul.co.uk/exhibitions/
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冗談のような大きさのこのカメラはコダックのK-24です。元々英国にあったF-24を改良し、1942年に米国で誕生しました。もちろんこれで「はい、チーズ(古)」などと記念写真を撮る訳もなく、偵察機で航空写真を撮る為に使われたようです。二次大戦では9千台近くが連合国側に配備されていたとか。
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公園に椅子を用意し佇む二人。しかし男はレースの結果に、女は楽しいメールに夢中になってお互い目を合わせようともしません。これは1907年の未来予想図。電信が無線化することによって、将来私達はこうなると言っています。100年以上経った今、スマホによって私達は実際この通りになりました。
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これは室町時代のおとぎ話の一部。「雀の発心」または「小藤太物語」です。ある日、雀の小藤太夫婦が可愛がっていた赤ちゃんが蛇に食べられてしまいます。世を儚んだ夫婦は出家。妻雀は尼となり、小藤太は梟の僧のもと剃髪し諸国修行の旅に出ます。重いテーマですが、絵はことごとく可愛らしいです。
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19世紀末米国の片田舎、家族だけで壮大な空想世界を創造した人たちが居ました。ネルソン三兄弟です。農夫であった彼らは三大陸から成る異世界を構築。その異世界の住民に向け60冊以上の戦記や新聞、雑誌を刊行しました。しかし2013年に資料がガラクタ市で発見されるまで、誰もこの事を知りませんでした
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今の季節、朝が辛いですね。起きるのが大変なことは目覚まし時計が普及していない時代も一緒だったようで、産業革命時の英国では「起こし屋」(ノッカーアッパー)が存在しました。彼らは決められた時間に訪問。棒で窓を叩く、豆鉄砲でスナイプするなどの方法でお寝坊さんを起こして廻りました。
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伊勢参りに行きたい。でも仕事あるし体も弱いし。そうだ!犬に代わりに行ってもらおう!そんな無茶苦茶な話が江戸時代には実際ありました。お参りの印として首にしめ縄を巻いたワンコは、道行く人々にご飯を貰ったり先導されたりしながら伊勢へ向かったそうです。善意に支えられていたのですね。