昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

226
1900年、コンスタンチン・ソモフ(露)の最高傑作「レディ・イン・ブルー」です。モデルは画家エリザヴェータ・マルティノワ。白い肌と深い青色が大変に美しいのですが、彼女の瞳は何故か悲しみと痛みに満ちているように見えます。その理由は彼女を描いたソモフとの関係性と、病気にあります→(続)
227
可愛くな...いや非常に個性的な絵柄ですね。これは米のジョシュア・ジョンソン(1824没)の作品です。彼はなんと奴隷出身の独学の画家。二十歳を超えて自由の身を獲得し以後芸術の道を邁進しました。没後忘れ去られていましたが1940年頃再評価。今では様々な美術館が彼の作品を展示しています
228
卯年ですねー。というわけで兎の絵です。画像はドイツのFelix Schlesinger(1833-1910)の「遊び友達」。愛らしい兎をこれまた愛らしい少女が見詰めています。農家で兎を飼う目的は食べるかまたは愛玩動物として売るの二択なのですが、こうなるともうこの兎さんを手放すことは難しいでしょうね🐰
229
あけおめです🎍 新年はお正月のツイートばかりでしょうから私は関係ないことを呟きます。画像は1970年頃の米国女性漫画家リズ・ベルーベの作品。ローティーン向け雑誌に掲載された美容情報のイラストです。レモンのジュースを飲め、杏オイルを使えなどハイセンスに解説。今でも十分通用する絵柄です。
230
初夢は一富士二鷹三茄子!ということで、再掲ではありますが私の一番大好きな富士の版画をご紹介。画像は笠松紫浪の版画「富士吉田」です。凍てつく街で夕方まで遊んでいた坊やを、赤子を背負う母が家に帰るように促しています。「ごはんが出来たよ。さあ帰ろ」という優しい声が聞こえるようです。
231
花咲く草原で舞い踊る青の乙女達。しかし、明らかに場違いな服装をした都会的な男性はこの光景を無視して通り過ぎて行きます。画像はマクシミリアン・レンツの「世界」(1899)。芸術の神ミューズにも見えるこの乙女達のアピールを拒絶する男は、レンツ自身なのかもしれません。
232
アウグスティヌス(430没)はチョイ悪聖人。元々彼は善悪二元論のマニ教の信者で、若い頃から女性と同棲し「×××しまくった」(本人談)そうです。32歳でキリスト教に改宗したのですが、改宗直前に行った祈りがまた秀逸です。「主よ我に貞操を与え給え。でも、今はいいです」。気持ち痛いほど解りますよ
233
リリー・フランキーの「東京タワー」読了。この一節で今年亡くなった母を思い出してしまいました。 「オトンの人生は大きく見えるけど、オカンの人生は十八のボクから見ても 小さく見えてしまう。それはボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ」 凄いなぁ、こんな言葉を紡ぐ人になりたいです
234
迫力ありますねぇ。1941年、米ニューイングランドで開かれた共和党支持女性団体のパーティの様子です。酒飲んで葉巻ふかしてギャンブルでバカ騒ぎ。女だってたまにはそんな楽しい事してみたいぜ!という訳で開かれたのがこの会である模様。皆さん解放感のあるいい顔をしております😄
235
1935年、太平洋戦争前の尋常小学校一年生向け算術教科書です。算術と言いますがこの教科書に出てくる数字や文字はほんの少し。大部分は子供が好きそうな可愛いニャンコやワンコ、おもちゃのイラスト等で占められています。戦前とはいえ、子供の視点に立った優しい配慮を感じますね。
236
足の関節を外され苦しむヤコブ。しかしそれでもヤコブは止まりません。彼は神に腕ひしぎ十字固め的な技を極めつつ叫びます「私を祝福するまで絶対離さんッッ!!」。神はヤコブの強さを認め、彼にイスラエル(神と格闘する者)という名を与えたのでした。やっぱり旧約聖書ってマッチョな世界ですよね。
237
旧約聖書のお話。兄との確執に悩むヤコブの元に謎の男がやってきます。「敗北が知りたい」と男が言ったかどうか知りませんが、男はヤコブにいきなり格闘を挑みます。男は実は神(天使とも)なのですが、ヤコブは神の予想を超えるグラップラー。神は必殺技「関節外し」を使うまで追い詰められます→続
238
「おちゃっぴい」を存じでしょうか?デュエル・マスタズのモンスターなどに使われているこの言葉は、口のよく回る出しゃばりな女の子の事を指しています。 この語源ですが、「お茶引き」がソレにあたるとか。お茶引きは遊女が客を取れない状態の隠語。つまり喋ってばかりで役立たないという事ですね。
239
イブでありますがおっさんはイブなんて知ったこっちゃないので、肉まんのお話。画像は船橋駅前の中華料理屋「栄華光」の肉まんです。この肉まん(350円)中華街のお高い肉まんよりよっぽど美味しくて、ひょっとすると551より美味いかもと個人的には思います。でっかいので食べ応えも十分。お勧めです。
240
メリクリ! サンタクロースの原形と言われるシンタクラースには、ズワルトピートと言う二人の黒い従者がいます。一人は良い子におもちゃを与え、一人は悪い子を白樺の棒でブッ叩くのが役割。サンタと違いシンタはスパルタなのです。しかしこのズワルトピート、昨今のポリコレで存続が危うい様です。
241
いかれた一枚を紹介。ブロンズィーノの「愛の寓意」(1545頃)です。接吻するのはヴィーナスとキューピッド。二人は母子の筈なのですがヴィーナスはベロチューです。しかも彼女は愛の矢で息子を刺そうとしておりかなり背徳的。左の老人は「嫉妬」ですが、この絵はいかれてるとの警告なのかもしれません
242
美人の基準は時代によって結構変わるもの。でも潮流なんてすっ飛ばしてどの時代に存在しても明らかに美人!という人もいるもんです。そんなストロングスタイルの美人だと思うのが米の Frances Virginia Lee Harrisさん(1903)。ごく普通のお嬢さんですが、とても綺麗で澄んだ目をして居ます。
243
彼女はなんと泉に入ったヘルマプロディートスに抱き付き神に乞います「合体せさて!」。神はこれをどう解釈したものか二人は文字通り合体。お陰で雌雄同体となり、以後この泉は人が入ったら雌雄同体になる呪いがかけられました。画像はスプランヘルの「Hermaphroditus and Salmacis」(16世紀)です
244
アフロディーテの子ヘルマプロディートスは超美少年。その彼が泉に佇んている姿を見て妖精のサルマキスは一目ぼれします。服を脱いでうふーん❤と誘惑しますが彼はそもそも愛を知らない朴念仁。彼女はすげなくフラれます。しかし、西洋の肉食系女子はこんな事では簡単に引き下がりません→続く
245
世界に認識される日本語は色々ありますが、意外な単語も昔から海外で認識されていたようです。画像はAdolphe Piot(仏・1910没)の「Jeune Fille aux oiseaux en origami」。訳すると折り紙の鳥を持つ少女となります。この時代既に「折り紙」という言葉が仏で存在したという事でしょうか。
246
キリスト様が被っている茨の冠。あれは処刑前に拷問の一環として被せられたものです。漫画で立川にお住まいのキリスト様は毎日平気で被っておられますが、実は相当痛かったであろう事がディルク・ボウツの「 Christ Crowned with Thorns」(1470)を見ると解ります。特に眉の上の棘は痛そうですね😭
247
円山応挙のわんちゃんは可愛いことで有名。画像はその応挙が愛知県の明眼院の杉戸に描いたという「朝顔狗子図」(1784)です。この絵、全体を見ると杉戸のかなり下の方に描かれておりまして、その理由は小さな子が見やすいようにではないかと言われています。おっさんはその理由だけでもう泣きそうです
248
ルーベンスの「聖ジャスタスの奇跡」(1633)です。ジャスタスはキリスト教を迫害するローマの兵士に捕らえられ斬首されますが、信仰心と根性で首を切られても祈りを捧げます。それを見た異教徒は「スッゲ!おれもキリスト教に改宗しよ」と言ったらしいですが、そうはならんやろと私は思います。
249
犯人は、お・ま・え・だ~♪ ミュージカルの一番面のような過剰演技!これはジョゼフ・ウェールツの「マラーの暗殺」(1880)です。フランス革命指導者マラーが美人アサシンのシャルロット・コルデーに暗殺された瞬間を描いていますが、みなリアクション盛りすぎ!兵士などは犯人を見てもいませんw
250
有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。あのヴィーナスが乗っている貝はジェームズホタテガイというそうです。そしてジョン・ブロック・ソーターの「ヴィーナスの誕生」(1890)ですが、こちらは巻貝。雨風をしのげるからこっちの方が合理的ですが、せっかくの美女がヤドカリっぽくなりますね。