ブロッキングありきで「やるべきことをやったか」について嘘ついてるようにしか見えないのが現状。児童ポルノの時も、まずは警察仕事してから言えふざけるなと思ったけど、それよりはるかにひどいよ。
緊急避難としてのマンガ海賊版サイトブロッキングの問題について、ほとんどの法律家の先生方は、法益均衡の原則であり得ないとして、そこは最後の防波堤として重要だけど、それ以前にやることやってないだろという補充の原則が成り立ってない問題は深刻じゃないだろうか。
そもそも、漫画村については米国法人の巨大CDNに契約を切らせることすらしてないという状況だからこそ大量の利用者を支えることができているわけだし、ネットの辺境に追いやれば閲覧が重くなってカジュアル利用者が離れるだろうから、出版社側の言い分がおかしいんですよね。
もうひとつ福井先生に質問ですが、漫画村にCDNを提供していると言われている Cloudflare に対する DMCA takedown noticeについての 情報を lumendatabase で検索する限り、漫画村っぽいものがないんですが、やってるんですか? lumendatabase.org/faceted_search… twitter.com/fukuikensaku/s…
福井先生に質問なんですけどね、緊急とおっしゃるわりには、漫画村のドメインに関して org を管轄するPIRに対して米国裁判所命令での takedown が行われていないんですが、これは却下されたんですか?進行中なんですか?そもそも訴えてないんですか? twitter.com/fukuikensaku/s…
なお、高校での黒髪強制は全日制だけの風潮ではないっぽく、定時制でもあるようだし、通信制なんかでも、登校日には茶髪の人は黒染めしてくるように、みたいな規程があるようで、なぜそこまで固執するのかもはやよく分からない。
どうも、「染髪しないでね」的なザックリした指導では「公平な運用」を担保できないので、地毛登録、カラースケールによる客観的チェック、意図的脱色と紫外線やドライヤー等の痛みでの色抜けでの区別のためのスキームの確立、と、どんどんと深みにハマっている学校が少なくない様子。
それにしても、日本全国の高校では、こんなにも多大なコストをかけて複雑怪奇な生徒の容姿を画一化するための規定を設けて日々運用しているのか、と検索して驚いた。そのコストで勉強させろやって感じしかしない。
月曜朝までには、日本全国のあちこちの学校で、生徒や教員向けに「茶髪を肯定するかのような報道やネットの書き込みがあふれていますが、そういう雑音に惑わされてはいけません」的な申し渡しが行われるのだろうなぁ、そうやって批判に耳を塞ぎ続けると思う。
岐阜県の揖斐高校では、就職試験の面接室を太陽光が多く入る部屋で、カーテンを閉めずに面接して、茶髪を黒く染め直したかチェックして、そういうのは上司の言うことを聞かないとみなして全部落とすという企業があるぞ、と生徒を脅迫。school.gifu-net.ed.jp/ibi-hs/gakunen…
ツイッタランドやFBでは学校側を批判する声が圧倒的だけれども、これだけの話題になると、近い将来、多分年内ぐらいの教育界の雑誌で、圧倒的な数の学校側擁護の論評が掲載されるんじゃないか、という悲観的な予想をしている。この御仁ほどエクストリームな書き方はしないだろうけどね。 twitter.com/sabanbeach/sta…
一方、ビジネス書の世界では、ホンダの販売店の名物経営者が「不快に思う人が一人でもいたら」茶髪は絶対禁止すべきでそうしてるんだと書いてたりして、この経営者の評判は長年よろしい状態で社会的非難もされない。 books.google.co.jp/books?id=q6FrP…
「茶髪ゼロ」で検索すると、教育困難校を再生させたとする教員手記の書籍が複数出てきたりして、時期的にもだいたいここ10年ぐらいの話。「茶髪ゼロ」だけではないにせよ、手記のタイトルにするぐらいだから象徴的なのでしょう。
学校教育におけるゼロ・トレランスというのは、生徒指導で規則違反を点数化し、累積点数で指導を重くしていく(最終的には停学・退学に行きつく)プログレッシブディシプリンというやつで、個別事情は考慮するべきではないようだ。そして、教員の側は「茶髪ゼロ」などの「結果にコミット」する。
文科省では2006年に「ゼロ・トレランス方式」に明示的に言及。おそらくは茶髪禁止という校則自体は新しくなくても、適用が異様になっていったのはこれ以降なんじゃないだろうか。 mext.go.jp/a_menu/shotou/…
その前後かな?岡山の私立高校で「ゼロトレランス方式の生徒指導」が導入され、そこに「茶髪ゼロ」も入ってくる。 www2u.biglobe.ne.jp/~kondou-e/fuse…
2003年に東京の都立高校全てが何らかの数値目標を掲げて達成度を自己評価する、というのをやっていて(いつまで続いたかは知らない)、そのうち1校が茶髪ゼロを掲げていて、多分これが早いもののひとつ。
そうそう、学校が茶髪禁止うるさくなったのここ最近じゃないかっていうツイートを見かけたんだけど、それはたしかにそうで、生徒指導の世界では「茶髪ゼロ」というキーワードで語られている。
謎なものが見つかった。環境省が知床国立公園知床半島先端部地区「利用の心得」に10年ほど前に一般からの意見募集を行ったさい、「茶髪の立入り禁止」を追加せよとの意見があったという。もちろん、実際に反映されてはいないが。hokkaido.env.go.jp/kushiro/nature…
秋田県立西仙北高等学校の昨年度のアンケートへの学校側の回答にも「地毛でも黒く染めろ」の話題。「地毛届」を検討という話になっているが、ここでも就職問題がらみとの示唆。 nishisenboku-h.akita-pref.ed.jp/H28kaitou.pdf
あの報道で、「学校という特殊な場」の話という認識を披露できる人、というのは、多分、そういう、クソみたいな現実を認識しなくて済む、極めて恵まれた人なんだ、と思うんですね。
「地毛でも黒くそめろ」の高校がやってることが人権侵害だというのは前提だが、進学校でもなければ高校が非常に気にする生徒の就職について、そういう態度でもなければあまたの企業側がその高校の扱いを悪くするのだろうな、少なくともそういうことを怖れているな、という想像は容易につく。
そして、「茶髪 労務管理」ぐらいで検索すると、いかに茶髪の従業員を処分したいか、クビにしたいかという相談で溢れていて、「茶髪不可」ぐらいで検索すると、世の中の採用広告で地毛だろうがなんだろうが茶髪不可、というのが満ち溢れ、しかし広告文面からは削除されたものが多いのもわかる。
就活サイトでの企業側担当者座談会で「地毛でも黒く染めろ」というのが出てくるという現状 /「茶髪」って、どこまでOK? 採用担当者大議論「地毛でも黒髪に染めるべき」「ハーフの可能性も」【面接シーン気をつけたいことvol.1】jobrass.com/magazine/manne…
大阪市清掃局の現業職員の茶髪を非難する「市民の投書」再び / city.osaka.lg.jp/seisakukikakus…