maromiso(@maromiso1)さんの人気ツイート(新しい順)

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オーストリアでは健康保険証が電子化されており、どの医者も過去の受診歴が見れるので初診でもアンケートは必要なく、医者は薬の処方を電子的に書き込むだけで紙の処方箋も必要なく、病欠の報告も電子的に行えます。大事なのは、これはこちらがスゴいのでなく、ただ日本が遅れているだけという点です。
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なくそうと社会としてはっきりと意思を持ち努力しなければなくなりません。現にこちらでも多くの努力がありますがまだまだなくなっていません。まずは社会として持つべき層がしっかりと責任を持ち、日本社会はいまこの努力を始めていると示すようなスタートラインに立たなければと危機感を覚えます。
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例えば女性差別について、日本と同じく差別の強い地域はありますが、差別はダメ、多様性のある社会をなどと公に叫ばれ、30年以上も前に男女雇用機会均等法が制定されているような社会で、未だに家事ができる女性=いい女性、という表現で溢れているという日本の現状は世界的に見ても際立って奇妙です。
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単に自分が社会に影響を与える立場にいることへの責任感がなく何も考えてなかったから気づかなかっただけという場合が多いのではないでしょうか。そんな責任など持ちたくない、持つ必要はないという人も少なくないかもしれません。しかし差別は、よくないとぼんやり考えてなくなるようなものではなく、
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私はこの奇妙な現状を生む大きな要因の一つに、社会において影響力や決定力など力を持つ層の力を持つことへの無理解さに無責任さがあると思います。例えば少しでも差別に思いを巡らせれば気がつくような表現を安易に作ってしまったとして、これはそれが差別的だと気づけなかったからではなく、
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日本のドラマを観ていると、ご飯を作れる女性=いい女性、といったシーンがあまりに多い。こちらに住んでいると現在ではまず見ません。どちらがスゴいでなく、日本社会は、差別はよくないと口では言うのにその意思を公に示すことができる立場の人が示さない、という大きな矛盾を抱える珍しい社会です。
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この構造を作ったのは、今のシニア世代だと思いますが、様々な差別や経済格差に加えて、超少子高齢化により若者や子供達が世代ごと社会的に弱い立場になっていっている日本をこの社会構造のまま持続させていくことが不可能なのは明らかです。高学歴者達の無邪気さを前に、私は危機感しかありません。
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社会への想像力を持たない高学歴者が社会を動かせる立場に集中してしまい、その人達がただその人達の「普通」を信じて日本社会が進むという現象が起こります。こうやって今の日本社会は、幻の「普通」の世界を生きる人達が、ただ無邪気に平和だなぁと透明化した社会的弱者を無視したまま進んでいます。
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先日、身近な高学歴男性が、生まれてから自分の周りはずっと平和と発信していました。少なくとも私は障害により苦しい日々を送って来ましたが、その人の目には入っていないようです。私はこれは個人の問題ではなく、高学歴者が社会への想像力を持たないという日本の重大な社会問題の一端だと思います。
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経済や時間的に恵まれた環境で育った人達に偏ってしまっており、結果、日本の高学歴者達は、性差別による不条理を感じることの少ない男性は特にですが、学校の内外で社会構造について学ぶ機会が少なく、自身のいる環境の外側への想像力を持たないまま育つ傾向にあります。 これらの要因により、
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学歴社会である日本では、高学歴のエリート達が社会の支配層、決定的層になる傾向が強いです。しかし同時に日本では、学歴を獲得する過程でそれを得ることが社会の中でどのような意味や責任を持つのかという極めて重要な教育がなされません。そして更に問題は根深く、現在の日本で学歴を獲得するのは、
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日本を離れて10年、その間に大きく変わった一つが相対的な物価。こちらでは毎年賃金が上昇し物価も上がっています。対して日本では基本的に横ばいなので、日本に行く度に年々下がっていると感じます。日本は変わらず平和という声はよく聞きますが、相対的に変わっていることは本当にたくさんあります。
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ここから脱却できていない事こそが問題の本質で、このような大企業が日本をリードできずに未だ古い価値観に縛られている点が残念です。公表するなら、男性社員を含め産休育休を取得した際のキャリアへの影響を示すデータなどジェンダーや働き方への柔軟性を示すデータかなと思います。
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いずれにしても、うちの会社は女性社員がこんなにたくさん子供産んでてすごいでしょ、と上層部が思うことも公表してしまう感覚も私はただ怖い。
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伊藤忠が女性社員の出生率を公表。こちらで働く感覚ではプライバシーの問題からありえないですが、同時に、仮に出産する女性の働きやすさを考えるのであれば、なぜ女性だけの統計なのか、ここも疑問です。この背景には、子育て=女性という価値観があるのは明確であり、 newspicks.com/news/6997099/
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しかし与党は、価値を測る定義を見直すことが多様性だと勘違いしています。そもそも人の価値や人が輝いているかどうかを政治が定義しようとする行為は、人権の側面から危うく、差別的思考を国全体に根付かせてしまいます。日本で社会的弱者が苦しいのはまさにこの日本に広がる差別的思考が原因です。
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日本は、テクノロジーや経済の面では戦後に成長しましたが、人権の面では明らかに世界から遅れています。そしてこのアンバランスが、多様性への理解が進む国際社会において、テクノロジーや経済の面へも打撃を与えていると思います。今とは違う未来に向かって真に前向きな政治を願っています。
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私の理解では、多様性が受容される社会とは、それぞれ違う全ての人が尊重され全ての人の人生は同等に価値があり輝いていると受容される社会です。一方、社会の中で輝いていることと輝いていないことが勝手に定義され、その輝き具合を測られるような差別的な社会は、多様性とは完全に真逆です。
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例えばこの文脈だと、男性が家事育児をすると輝きを失う事になりますが、提言には男性の育児参加率を上げるとあります。これは男性の輝きを下げ女性の輝きを上げるという意味かもしれませんが、労働により輝きが違うという誤った前提によって、このように矛盾に満ちた破綻した内容で溢れています。
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多様性という意味合いから自民党が掲げる「女性が輝く社会」。これが多様性とは真逆だと気づかない政党が与党という現実は絶望的です。まずこの提言には、 ・女性は今まで輝いていなかった ・会社等での仕事=輝く、家事育児などのケア労働=輝かない などの決定的に誤った前提があります。
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よく差別を訴えた時に、被差別側にそれ受け入れている人がいるんだから問題ないと差別側が反論するケースがあります。例えば、これは女性差別にあたる表現だと指摘すると、女性にも嫌がっていない人がいるから問題ないと反論したりします。しかし、この反論には極めて大きな誤解が含まれています。
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差別を訴えたり差別的な表現を指摘すると、自由のない生きにくい時代になったという反応が多く、例えばテレビ番組を作る側からまでも聞かれてしまう現状は、残念です。そういった意見の何よりも大きな勘違いは、まるで皆が自由で生きやすい社会が今まであったと思っている点、ここに尽きると思います。
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道徳の教科書が届きました。依然として、優しさや協調性の項目に描かれる女の子の絵、家族の中でお茶を運ぶ母親の絵など古く偏った性役割が表現されています。大人が古い価値観に囚われる事と、子供達にそれを押し付ける事は違います。日本の教育は、子供達の未来に対してあまりに無責任だと思います。
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芸能界も政治も同じ日本の中にある訳で、何か問題が起きたならそれは多かれ少なかれ日本社会のある側面を示しています。差別意識がなく人権が担保され社会的な上下意識にとらわれない社会なのに芸能界でだけ問題が起こるなんてことがあるでしょうか。その意味で、芸能界の問題は深刻だと私は思います。
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芸能界は酷いと他人事で済まさず、条件次第でこんなことが起こる社会構造を見直す時です。例えば今の日本は、地位が高いと見ると先生と読んだりする権威主義、ネット社会で深刻化するポルノの問題、女性ばかりが聞き役といったテレビ等で未だに溢れる差別的表現など、放置されている問題が山積みです。