先日さいとう・たかを先生が亡くなられましたが、実は谷口ジロー先生は2013年にゴルゴを描き下ろされています(『ゴルゴ13』45周年企画)。一昨日、谷口ジローコレクションの編集作業中にその下絵が発見されましたので、完成版と共にご紹介。銃痕、そして硝煙…谷口先生久々のハードボイルド画でした。
【完成!】谷口ジローコレクションの刊行ラインナップ、特色をまとめたチラシができました! 今週末開幕の、世田谷文学館での展覧会から配布いただく予定です。オモテ面のキャラクターは『孤独のグルメ』の井之頭五郎…ではなく、『父の暦』の主人公・陽一と、夏目漱石です。
いよいよ来週16日(土)より、世田谷文学館の「描くひと 谷口ジロー展」が開幕! 谷口ジローコレクションの『父の暦』と『「坊っちゃん」の時代』は、初日から会場で先行販売いたします。そして先日、この2冊をようやく校了いたしました… 今日から少しずつ本の魅力をご紹介していきます。
【お待たせしました】谷口ジローコレクション、第1回配本『父の暦』『「坊っちゃん」の時代』の装幀がついに完成! 雑誌掲載時と同じB5判ハードカバー(だけど読みやすい)、全ページ新規スキャン、カラーページ再現、全巻未発表ラフ画と各界著名人書き下ろし文掲載の別冊小冊子付きの決定版です!
それまで家族として暮していた犬が、突如として戦争に駆り出されてしまう…『百年の系譜』からは、こんな悲しいことがもう起きないでほしいという、先生の思いがひしひしと伝わってきます。(2/2)
今日は終戦記念日です。戦時下では多くの犬が軍用犬として徴用され、そのまま戻ることはありませんでした。『孤独のグルメ』の谷口ジロー先生は軍用犬とその家族を巡る物語『百年の系譜』を2009年に描かれています。谷口先生の戦争への思いが滲み出た知られざる傑作です。(1/2)
【特報!】今年10月より、谷口ジロー先生初の本格選集「谷口ジローコレクション」第Ⅰ期全10巻の発刊が決定! 小学館・双葉社の共同企画として、B5サイズの大判で、毎月2冊ずつ刊行して参ります。ドラマ『孤独のグルメ』に世田谷文学館での大規模原画展と、今年は谷口ジローイヤーになりそうです…!
【お知らせ】いよいよ今夜からテレビドラマ『孤独のグルメSeason9』がスタートしますが、放送終了後、こちらのアカウントで谷口ジロー先生作品に関する重大発表をいたします。
【いよいよ今夜から】井浦新さん主演のテレビドラマ『歩くひと』、特別編の3週連続地上波放送が、いよいよ本日5月5日(水)22時〜NHK Eテレでスタート! 新聞のラテ欄も、気合いが入った表現でそそられます…! 原作本も緊急大重版して待機中です。
『孤独のグルメ』以前に谷口ジロー先生が描いた、桜散りゆく季節の、とても気持ちよさそうな行為の話①
【情報解禁!】NHK BS4Kで放送中のテレビドラマ『歩くひと』(主演:井浦新さん)、特別編の地上波放送が決定しました…!! NHK Eテレで9月3日(木)22時〜です! 当日は谷口先生の原作を紹介するコーナーも…!? これまでご覧になれなかった方も必見です! nhk.or.jp/dramatopics-bl… #歩くひと
『孤独のグルメ』以前に谷口ジロー先生が描いた、今日みたいな暑い夜、つい学校のプールに忍び込み、全裸になって一人で泳ぐ話(抜粋)。
こちらの作品は『歩くひと』の第15話「よしずを買って」です。発売となった『歩くひと 完全版』に収録されていて、雑誌掲載時と同じB5サイズの大判で、流れる汗の一滴まで鮮明に楽しめますので、ぜひ紙の本でもお楽しみください。他のエピソードも控えめに言って最高です! shogakukan.co.jp/books/09179336
今日みたいな暑い日によしずを買って、担いで帰るだけの話②
『孤独のグルメ』以前に谷口ジロー先生が描いた、今日みたいな暑い日によしずを買って、担いで帰るだけの話①
いよいよ『歩くひと 完全版』発売です!改めて本の仕様をご紹介します! 今回の「完全版」は、NHKでのドラマ化を機に、雑誌掲載時と同じB5サイズの大判で、原稿を全てスキャンし直し、カラーページ再現で刊行します。全世界単行本初収録作品掲載、是枝裕和さんの寄稿文収録、別冊小冊子付きです。
『孤独のグルメ』に先立って描かれた『歩くひと』は、谷口ジロー先生が街を歩き回って、何かを発見したり体験したりすることの面白さを、強い意志を持って描こうとした初めての作品だと思います。描き込みやスクリーントーンの手法が段違いにパワーアップした作品でもあり、この雨の凄まじさたるや…
今日2月11日で谷口ジロー先生が亡くなられて丸3年となります。この一年は先生の軌跡をまとめた『描くひと』(双葉社)が刊行され、『孤独のグルメ』8度目のドラマ化で、原作が更に多くの方に読まれた一年でした。そして、今年は様々な大型企画の発表が控えています。続報にご期待ください。
昨年の終戦記念日にもご紹介し、大きな反響をいただきましたが、谷口ジロー先生には軍用犬として戦争に徴用されていった犬と家族を描いた『百年の系譜』という作品があります。静かに状況が悪化する中で、動物がいかに理不尽に家族と引き裂かれたか…先生の戦争への思いが随所に滲んだ隠れた傑作です。
これらの作品はすべて単行本『犬を飼う そして…猫を飼う』に収録されています。これまであまり知られていなかった谷口先生の犬と猫との生活を丁寧に綴ったエッセイ『サスケとジロー』も掲載した決定版です。大好評3刷、ぜひお読みください。 shogakukan.co.jp/books/09179256
老いた愛犬の死を経て、二度と動物を飼うのはやめようと言っていた谷口先生ですが、最終的には猫だらけの素敵な暮らしを送ることに…
2月22日は猫の日です。『孤独のグルメ』で知られる谷口ジロー先生は、行き場が無くなった保護猫をもらってくれないかという相談を受け、最終的には飼うことになった実体験を漫画で描かれています。世界の巨匠が猫との暮らしを実に丹念に描いた、隠れた傑作です…!
谷口ジロー先生が亡くなる直前まで描かれていた絶筆『いざなうもの 花火』は、内田百閒の『冥途』が原作で、人があの世へと吸い込まれていく様子が描かれています。全編通して鬼気迫る緊張感があり、何度読んでも背筋が凍ります。「生と死の狭間」を描いたこんな表現、他に見たことがありません…
今日は谷口ジロー先生の命日ということもあり、こちらのアカウントで何作か谷口先生の作品をご紹介するほか、谷口ジロー先生に関する素敵な記事もリリースされる予定です。 ぜひ皆さまもご自身のお好きな谷口ジロー先生の作品について、思い出や感想をお書きください #谷口ジロー
そんなマンガが私に描けたかどうか疑問は あるが、今、頭の中で妄想している物語 その世界と絵はなんとなく見えているのだが これをひとつの形にするのは難しく 骨の折れる 作業となる。それでも苦痛を乗り超えた 楽しさがあるのもまちがいのないことだ。 (ここまで)