76
数年前までは大学生が教員などにメールを送る際に、ついうっかり私用で使っていた「†闇の堕天使†」みたいな署名が入ってて受け取るコッチも辛い、みたいなことが毎年あったが、日本全国大学オンライン化の影響でだいぶ減った気がする。その代わりzoomでの表示名悲劇がたまに起こる。
77
最近手荒れがひどくてアルコール消毒液がアカ切れに染みるのだが、逆に「おっとなかなか染みるぜ、このスーパーは良いアルコール消毒液を使ってやがる」「ちぇっ、この消毒液、水で割ってるんじゃないのかい?ケチな店だぜ」みたいな変なセリフが脳に流れるようになった。
78
「イエベ」「ブルべ」という言葉の意味を知らぬまま、なんとなく「物部(もののべ)」とか「馬飼部(うまかいべ)」などの部民の子孫の名乗りだとおもっていた。
79
81
中国語しか聞こえてこない料理屋に紛れ込んで飯を食べているが、有線から「なんでもないようなことが幸せだったと思う」と古い歌が流れ出した途端、斜め向かいに座ったオッサンが号泣し出したので気まずくなって豆苗炒めを急いでかき込む
82
83
ナポレオンを愛しすぎてナポレオン法典の卒論を書き、卒論をナポレオンに捧げたいとフランスの墓所まで行ったが、捧げ物は禁止されていたので、施設の中でナポレオンの遺体が安置された場所に一番近い位置にあるゴミ箱に卒論を納めて帰ってきた人を思い出した。
84
体調不良が続く学生と面談したら、「椎茸を食べているから野菜は足りていると思う」などと言うのでシイタケに依存しない食生活を強く指導した。これほど熱意を込めて学生指導したのは久しぶりかも知れない。
85
そうか、若い人は飲み会文化を知らないままかもなのか。でもなんでも継承すれば良いってものじゃないよ。ネクタイを鉢巻にするコーディネートが正装だとか、上司に対してはビール瓶のラベルが見えるように殴りかかるとか、討ち取った隣の席の客のシャレコウベを盃にして乾杯とか昔は酷いものじゃった…
87
「感動を与えたい」人、世の中にめっちゃ多いんやな…おれ、みんなに現金を配ると良いと思うんよ…無言で…感動するでみんな…
88
カエサルは『ガリア戦記』で自らのことも「私は」と一人称で書かず、「カエサルは」と三人称で書いた。なぜだと思うかね、と学生にふったら
「自分のこと名前呼びしちゃうとかわいいから」「いるよね」「あんたもじゃん」みたいな流れになりカエサルの群れに授業をしていたことが明らかとなった回。
89
学生コメント「先生の言ってたギャグが昔めっちゃ流行ってたってお母さんが懐かしがってました」
お母さん…
90
オンラインやハイブリッドで授業して楽しいのは「隣で聞いてるお母さんからの質問なんですが」「妹のコメントなんですけど」と家族で授業を楽しむご家庭が結構出てきたことですね。いつの世でもモグリは大学の授業の華だと思うので光栄です。ただお母さんは私のダジャレの昭和起源を解説しないで
91
ショックだったのは「美容院に行くんでハイブリッドで授業してください」「免許合宿行くんでハイブリッドよろしく」みたいなことを言ってきた大学生が出てきたときかな。あれは哀しくなった。大人を相手にしているつもりだったので。
92
大学院生のころ学会あとに若手で飲みに行くと同期がやたらと店員さんにタメ口で偉そうなので「そういうのいくない」「金払ってるコッチが上なんだいいだろ」的な口論になったとき、他大学の先輩が「オレたち院生より下の立場なんてないやろ」と叱って全員で悲しくなったほろ苦い思い出があります。
93
シーランド公国で爵位とか騎士号買った人、文面見ると国家防衛戦があるときは招集に応じねばならないんじゃと思うだけど大丈夫?英国軍とかと戦争大丈夫?
94
「明大前駅」なんて気取りやがって、大正17年前まで「火薬庫前駅」だったんだぞ、ザマーミロザマーミロ
95
我々内部の人間にできるのは「ハラスメントは外部の機関に相談するのが当然ですよね」というコンセンサスを中の人たちで共有するところからでは無いかなと思ってる。イジメ発生即警察、100歩譲って民事で弁護士、と同じくらいに。
96
大学院に入ったらガイダンスでハラスメント問題担当委員からの挨拶があり「担当委員もこの大学での色んなシガラミで生きており、無力なので、問題が生じたら迷わず外部の機関に相談して欲しい」と言い放った。当時はなんだそりゃと思ったけど、段々と正直な先生だったなと思うようになった。
97
某学会委員会
議長「この学生会費という減額制度、要りますかね?」
ワシ(ガタッ…なにぃ!?)
議長「学生無料にしちゃえば良いじゃない?」
委員「「賛成〜」」パチパチパチパチ〜👏
次年度から学生無料化
98
近所で飼っていた犬が抜け出して来て我が家の庭に侵入し、ウチのウサギを食べてしまったのだという。事件に気づいた父は、生前ウサギの写真を撮る機会が無かったことに気づき、仕方がないからその犬を代わりに撮影して、記念にアルバムに入れたと言っていた。戦慄した。
99
子供の頃、アルバムをめくっていると見覚えのない犬の写真があり、父親にコレは?と聞くと「お前が物心つかないころにうちではウサギを飼っていた」と言い出してわけがわからなくなったことがあった。父は「この犬が食った」と続けた。
100
あい変わらず、内定出した学生に卒論書く暇もないほど入社前労働させようとする企業というのはあって、逆らえない学生の立場もわかりつつ「その会社は将来身体壊したりしても高卒で一生面倒見てくれる会社?いま卒論に集中して大卒しとくのとどっちが安全そう?」みたいな辛い話をしなければならない。