夏目房之介(@fusa811)さんの人気ツイート(古い順)

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@009usaya 講談社全集版で描き直した絵です。元の『新宝島』より遥かにコマ数が多く運動の分節が細かいですが、ずっと後になって描き直して「映画的手法」のイメージを再構成してみせた作品でしょう。最初の作品の効果を、これで判断するのは誤りだといっていいと思いますが。
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キネ旬11月下旬号ばるぼら特集に「『ばるぼら』は手塚治虫の自己否定だった」という文を寄せました。
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公園で練習中、子供達がハーメルン現象。知人の息子さんが通りかかり撮影。子供たちは「盆踊りの練習~」といいながら自由に手を振りながら遊んでいた。練習中でなければ一緒に遊ぶんだけどなあ。お母さんたちは「お邪魔だから」と止めさせようとするのだが、僕としては本当は遊びたいのだ。
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まさか「漫勉」で諸星さんを見られるとは! 諸星さんのペンの走りがなぜ「不確定」になるのかはわからないが、描こうとするイメージと描線の間の、一見雑に見える間合いのようなものは、見ていて身体的にわかった気がした。でも、それが言葉にならない。浦沢さんはよく頑張ったと思う。 twitter.com/urasawa_naoki/…
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そう、そこんところですよね。「これ描いてないと死んじゃう」ってくらいの、か細いように見えるけど重要な「綱」だっていう必死の意識が萩尾さんにはあったと思う。あたしみたいな凡庸な作家の幸せは、そこまでの不幸や悲劇がないってことなんですよね。映画『アマデウス』を思い出す。 twitter.com/009usaya/statu…
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義理の従弟にあたる大先輩半藤一利氏が亡くなりました。葬儀は家族のみで参加しておりませんが、本当にお世話になりました。あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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マンガの背景で絶対描きたくない一点消失遠近法のビルの窓内の照明。
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新美氏のツイートで知った。マンガ研究の最大功労者、清水勲さんが亡くなった。本当にいいお人柄で、誰でも隔てなく接して、何でも答えてくれた。彼の仕事がなければ日本のマンガ史記述はきわめて貧しいものになっただろう。謹んでご冥福をお祈りいたします。asahi.com/articles/DA3S1…
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『サン出版社史』2021年。こりゃすげえ。「さぶ」や「June」なども出すエロ出版社。伝説的な故会長中心に面白い読物で超貴重な資料。新書版マンガの項に「一番売れたのは夏目先生のパロディ・コミック」と。『ザッツパロディ』(81年)のことだが、そんなに売れたのか? 増刷した記憶はないが。
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竹熊さんのフェイスブック記事より。これは素晴らしい! 1933(昭和8)年に個人でこんな映画を! ちょっとわが目を疑う作品ですが、我々知らない歴史がいかに多く埋もれているかってことですねえ。いや、知ってる人は少数いるんでしょうけど、ビビる。 youtube.com/watch?v=JW7wxN…
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谷口ジロー資料を集めてたら、たまたま「影」92集入手。読者投稿に「鳥取 谷口治郎」の、すでにノワールな挿絵を発見! やった! ただし、例によって発行年度が書いてない。これから調べてみるけど、誰か知ってたら教えてちょー。
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1970年頃、宮谷一彦のところに出入りしていた高校生のひろき真冬さんが、石川球太の仕事場に行き、谷口ジローと交流した様子が書かれている。びっくり。そうか、こういうマンガ青年の交流文化があったんだなあ。kquarter.exblog.jp/28818108/?fbcl…
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みなもと太郎先生が亡くなりに。今年学習院最終講義後ZOOMトークにお加減もよくない中ご参加いただきました。山のように面白いお話を伺いありがとうございます。マンガ史に残る『風雲児たち』が絶筆になってしまったのが残念で悲しいです。心よりご冥福をお祈りします。嗚呼。asahi.com/articles/ASP8M…
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世田谷文学館「安西水丸展」にて。川本三郎と村上春樹の違いは何か? 海苔とスイカのこの絵を編集者に出す勇気。いいなあ、こういう絵描きたかったけど、できない。
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諸星大二郎の絵の謎を長年言語化しようと数十年、「漫勉」で彼の下描き線とペン入れ線の落差に大ヒントを得た気がして、諸星展で原画を1時間半見て回ったが謎は深まっただけだった。それはそれとして見応えは十分。原画以外の資料も興味深い。
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嗚呼。評論家受けしない作家だったが、60~70年代青年向け大衆娯楽としてマンガを精錬した立役者だった。プロダクション制作、脚本家など制作システム、マンガの演出法など、多くの影響を与えた。再評価されるべき作家である。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。oricon.co.jp/news/2208578/f…
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2 貸本時代の、ひたすらカッコいいアクション劇画も、「深み」や「意味」ではなく表層的な娯楽性だけでもいいのだ、という大衆娯楽の潔さを見せ、マンガ青年への影響は深かった。園田光慶や川崎のぼるの美意識もそこからやってきた。
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3 日本では珍しく作家でありながら出版社(リイド社)を作り、成功させた稀有なマンガ家だった。生前、何度かお会いしてそれをお伝えしようとしたが、ご本人はそれが当たり前のようで、きょとんとされていた。きちんと仕事でお伝え出来なかったのが申し訳ない。
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朝日新聞2021年10月5日付にさいとう・たかをさん追悼文掲載されました。
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白土三平さんと実弟の岡本鉄二さんが亡くなっていた。さいとうさん、みなもとさんに続き、何て年だろう。『忍者武芸帳』『忍法秘話』の衝撃が蘇る。読売の石田汗太氏と昨日話をしたばかり。彼に明日締め切りの追悼文千字を依頼され、さっき送ったところ。 twitter.com/bigcomic_mg/st…
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読売新聞2021年10月28日付白土三平追悼記事です。
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ほほう、こりゃあ面白い。明治30年代か。コマまたぎで水が流れる表現はなかなか。江戸期の香りも残してる感じがするけど。それより水道鉄管が「ヒルヲダス」ってどういう意味なんだろう? 何謝ってるのかわからん。 twitter.com/nue213/status/…
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週刊朝日を後ろから開かせた男・山藤章二さん。僕が週刊朝日で働き始めた70年代後半、連載を始めた80年代も既にご活躍でした。ベン・シャーンの影響を感じさせる都会的でカッコいい絵でした。似顔絵塾は、当時のものまねブームと共通するものも感じて色々考えさせられました。長い間ご苦労様でした。 twitter.com/tadcomix48/sta…
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①世田谷文学館谷口ジロー展。同行者といちいち絵を細かく指摘していて、ちっとも前に進まない。結局3時間滞在。最初期の『声にならない鳥の歌』70年(デビュー),『嗄れた部屋』71年はまるで「ガロ」のマンガ。あと鉛筆描きラフが格好いい。『事件屋稼業』のカラー表紙用ラフも、いい。