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カウンター・カルチャーに出自を持つ諸思想や、フェミニズムのジェンダー観、さらには、いわゆる左翼運動ならびに「リベラル」なるタグでまとめられている政治志向を、ひとっからげに「中二病」として嘲笑し去ることで、自分の視野の広さをアピールできると考える態度を「中三病」と名付けたい。
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日経ビジネス電子版にて連載中のコラム「ア・ピース・オブ警句」の最新更新分(9/24)記事は、以下のリンク先より無料閲覧(24時間限定ですが)可能です。よろしく。
怒鳴る大臣を応援してみる:日経ビジネス電子版(この記事は2021年9月25日 8:34まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
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最終ページまで読まないと執筆者が表示されない(筆者名を末尾に載せている)記事が増加している。「現代ビジネス」や「プレジデントオンライン」に多い。転載しているヤフーニュースも同様。ほとんどは「書き手がおまえなら読まなかったのに」という記事だね。卑怯なのでやめてほしい。
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電子書籍が伸長することにあまり快い感情を持っていない書店員や出版業者がまだ残っている。少部数の出版物やロングセラーを狙う本や、再販されないまま絶版になっている過去の名作にとって、電子書籍という枠組みが間違いなく福音であることに、もう少し目を向けてほしいと思っている。
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一般に、うすらバカは「引っ込みがつかなくなる段階」を経て、本物のバカに成長して行く。ツイッタランドの中にはそういう成長過程のバカがたくさんいる。とても勉強になる。かわいそうだとは思わない。あまりにも自業自得だから。
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タイムラインを眺めていると、人々をとらえている「ポジティブなメッセージを発信せねばならない」という脅迫の大きさにあらためておどろかされる。君たちはそんなに「いい人」だと思われたいのか? 気にいらない出来事やいけ好かない人物は遠慮なく非難しろよ。それが「発言」ってことじゃないか。
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しかも一般国民のアカウントをブロックして威張っているわけだから、お話にもなんにもなりゃしない。ま、オレはブロックされているんで好きなことが言える。あのバカには届かないわけだから。
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この人の場合「発信力」以前に「受信力」がゼロです。質問を受け止められない。他人の言葉を聴けない。記者に答えない。問いを遮る。官僚に怒鳴る。バカだよ。
河野氏「再質問ありだと思う」 「更問い」遮られがちな首相会見に:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASP9P… #自民党総裁選2021 #自民
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候補者を年齢順に並べてみた結果として比較の上でいくらか若いのだとしても、その内実が、きたならしくもやかましいアブラぎった威張り屋のクソ野郎で、肝心要の年齢にしたところで50歳をはるかに超えているわけなんだから、「清新」だとか言ってるヤツは目が見えてないのだと思っている。
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ニュースの見出しは、記事の要約であってほしいのだが、最近は、見出しだけ読んでも記事内容が類推できない「釣り見出し」が増えている。「ん? どういう意味だ?」と思わせてクリックさせる作戦なのだろう。意味不明なだけならまだしも、あえて誤解させてクリックを促すケースもある。腐っている。
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大臣が怒鳴りつけている相手が官僚だと、いきなり大臣を応援するあさましい人間たちの感覚を「維新アタマ」という呼ぶのはどうか。
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河野総裁で総選挙を闘って、単独過半数割れの惨敗で落着するのが、最も望ましい結末なんではなかろうか。個人的には、むしろ高市総裁で総選挙に臨んで、過半数割れどころか、自民党そのものが泡沫の極右カルト政党に成り下がる近未来を夢見ているのだが、それはいくらなんでも虫が良すぎるかな。
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なんかすごいね。 twitter.com/katu178524503/…
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テレビ番組のなかで芸人が垂れ流した面白くもないコメントを書き起こして「……と笑いを誘った」てな調子で締めくくる記事を書いてスポーツ新聞に載せてる記者って、仕事やっててバカバカしくならないのだろうか。それともああいうのは、いわゆる「Web部隊」の仕事なのだろうかね。
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ツイッターなりSNSなり一般世間の付き合いなりを円滑ならしめている技巧が、質問を回避したりブロックしたり無視したり黙殺したりする工夫(←まああたりまえだよな)であるのに対して、政治家の主務は「雑多な質問に答えること」に尽きる。河野太郎がそののところがわかっていない。
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ツイッター経験者は誰でも知っていることだが、質問の多くは「問いに見せかけた攻撃」ないしは「質問の形をとった当てこすり」だ。「卑怯な罠」や「言質を取るための落とし穴」であるケースも多い。でもそれに回答するのが政治家だぞ。「あなたの質問はくだらない」は真実だけど、回答ではない。
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記者クラブの弊害を訴えていた集団の代表者が品性のかけらもないウソつきだったことの影響がいまだに尾をひいている。一見正しいことを主張している人間がクソ野郎であった場合、結果として、その主張までもがクズと見なされる。で、記者クラブはなんだかんだ生き残っている。
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企業でも宗教団代でも学校でも同窓会組織でも応援団でも同じことだけど、この国の人間は同じ目的のために集まった集団のメンバーになった瞬間に品性と知能指数を失う傾向を持っている。個々の人間を個別に見ればわりと上品で賢いのに、集団の中の日本人はバカ揃いだと思う。
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おそらくこの国の文化は、ヤクザとスピリチュアルと義理と人情としみったれた文芸趣味がほろぼすことになるだろう。オレはその種のベタベタした要素を心の底から嫌っている。まあ、オレが何を嫌おうがあんたらにとってはどうでも良いことなのかもしれないわけだが。
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ヤクザが同級生だったとか、ヤクザと相席になって酒を飲んだとか、ヤクザの事務所で交渉しただとか、ヤクザに脅されたとか殴られたとか、ヤクザの話題は男同士の会話では必ず盛り上がる。どんな形であれ、ヤクザと関係した経験は武勇伝にカウントされる。最悪のマンスプレイニングだよ。
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自分のカラダのことは自分が一番よくわかっているというのは、ほぼ真っ赤なウソで、自分の心のことは自分にしかわからないというのもあからさまな欺瞞で、自分のことは自分でやるべきだというのもかなり無茶な話だと思っているオレは無責任なのかもしれないけど、本当のことを言っているだけだぞ。
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NHKのバラエティ化&関西(つまり吉本)芸人依存化傾向は十年前からだと思うのだが、最近は「頑固じじい」キャラを意識的にキャスティングしている。梅沢富美男とか。年下の人間や女性にタメ口で話しかけるロケでのしゃべりを「ざっくばらん」くらいに思っているのかもしれないけど、単に失礼だぞ。
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日経ビジネス電子版にて連載中のコラム「ア・ピース・オブ警句」最新更新分(2021年9月17日)は、以下リンク先より24時間無料閲覧できます。よろしです。
客でない人間はすなわち「敵」という時代:日経ビジネス電子版(この記事は2021年9月18日 8:34まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…