1176
若い記者の中に、河野太郎のシンパがそこそこいるという話は小耳にはさんだことがある。「オレみたいな有能すぎる男は、警戒されて冷や飯を食わされがちなんだよな」的な自己評価を内心にくすぶらせている人間は、河野太郎に誘引されるのかもしれないな。思い上がったバカだってだけなのに
1177
自分を「世間の臆病者が口外をはばかっている残酷な真実をズバリズバリと断言する一言居士」くらいに考えている思い上がったクソ野郎のもとに、うっかり仕事が舞い込んでしまうことも含めて、インターネットのもたらした露悪趣味は、ある限界に到達しているように思う。
1178
上の例は1995年以降、日本中の腐れコンサルが企業の猫頭重役を相手に毎日のようにまくし立てていた詭弁なのですが、「詭弁も100回言えば真実」の法則に従って、2010年代以降は、うちの国のビジネス常識になりました。「できない理由を並べるのではなく、できる方法を考えるのだ」と。
1179
伝統あるスポーツ各紙が、Yahoo!Newsにコタツ記事を提供するだけのテレビ番組書き起こし業者に成り下がっている姿を見るのは悲しい。
1180
五輪中継の合間にあのACのしみったれたCMが流れると思うと胸が熱くなるな。あのなつかしい「ぽぽぽぽ〜ん」の再送出を希望したい。
1181
酒をやめてみてわかったのは、酔っ払いのジョークがまるで面白くないことだった。酒飲みは「オレたちは面白くて楽しい仲間で、こうやって一緒にいることを楽しんでいる」という架空の物語をサカナに酒を飲んでいる。でも、実際には、たいして互いを好きなわけでもないし、話も面白くないのだよ。
1182
「◯◯なんじゃないでしょうか」
という語尾を繰り返している。
これは、
「こんな基本的なこともわからないのか」
「◯◯に決まってるだろ」
「うるせえなわかりきってること訊くなよ」
という気持ちのあらわれなのだろうね。
1183
なにかにつけて「党派的な罵り合いガー」てなことを言って肩をすくめる人たちが、本当にアピールしたいのは「私は、常にニュートラルで、いつも冷静で、どんな相手に対しても礼儀正しく対応することができる人間なのですよ、あはははは」というメッセージだったりする。
1184
極めてまっとうなご指摘。必読ですよ。
「ヒトラー想起」と言えばヘイトスピーチなのか? 研究者に聞く | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20220…
1185
議論が発生するたびに「冷静合戦」「オレは感情的になってないよ勝負」に持ち込んみたがる人々が増えたのは、文字を介した時間差&観客アリの論争を、ショーとして見物する文化が広まったネット巨大掲示板&SNS普及以降の話なんだろうね。で、そのチャンピオンが、ひろゆき、と。
1186
この記事はまだ有料化前にアップしたものなので、随時無料閲覧可能なのですね。選択的夫婦別姓に反対する議員さんたちの名前が明らかになったタイミングでもあるので、再度リンクを張っておくことにします。
business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
1187
日経ビジネス電子版にて連載中のコラム「ア・ピース・オブ警句」最新(12/10)更新分は、以下リンク先より無料 閲覧できます。よろしくです。
正解は常にミスを認めてそれを正していく過程の中にある:日経ビジネス電子版(この記事は2021年12月11日 8:07まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
1188
平和に限った話ではない。人権、正義、理想、民主主義、ジェンダー平等、弱者救済、差別撤廃みたいな「絶対善」は、一部インテリに嘲笑される宿命なのだね。「単純に善を称揚するのは小学生で、オレら視野の広い大人は悪をも含みおいた視点を確保している」……って、要は中二病なんだけど。 twitter.com/1004KI8/status…
1189
1.軍事的に優位な相手には降伏せよ
2.相手を叩きつぶす覚悟がないのなら言いなりになれ
3.核兵器を使わせず、市民の犠牲を避けるべく逃げろ
てな調子の論陣を張ってるけど、要するに
4.仮想敵国を圧倒する軍事力を持て
5.核武装こそが平和への道だぞ
と言いたいわけだよね。
1190
ある種のクラスタが形成されつつあるということなのかな。 twitter.com/lullymiura/sta…
1191
田母神さんがこれを言うのは、想定内というのか、予測通りの展開ではある。私がうす気味悪く思っているのは、この5年ほど、「インテリ」(大学の先生、文芸批評家、文筆業者などなど)と目される人々が、ほぼ同じ主張(少なくとも前半部分については)を拡散していることだ。 twitter.com/yoshilog/statu…
1192
河野太郎氏のあからさまなミスリードにひっかかって(あるいは、ひっかかったふりをして)「効率か平等か」みたいな議論を始めてしまっている人間が大量に出現していることに失望しています。
1193
COVID-19とウクライナ紛争をめぐる大量の報道にポジティブな側面があったのだとすれば、偽物の論客をあぶりだしたことだろうな。おかげで、フェイク情報を流しまくるあほんだらや、目立ちたい一心で思いつきの独自見解を連呼して恥じない軽薄なド素人をずいぶんリストアップすることができた。
1194
弱者に寄り添うことを、いわゆる「インテリ」の義務(少なくとも「望ましいポーズ」)としていた昭和の時代は過ぎ去った。で、21世紀の不遇なインテリは気取る余裕を持っていない。むしろ偽善を憎んでいる。と、インテリの偽善を主成分としていた戦後民主主義は退潮せざるを得ない。
1195
まあ、アレだ。この10年ぼど、法務大臣は「総理(元総理)を検察の捜査から守ることが唯一最大の任務であるみたいなポスト」に成り下がっているわけだから、当然、マトモな政治家は引き受けない、と、そう考えて差し上げるべきなのだろうな。 twitter.com/tako_ashi/stat…
1196
「お騒がせ横綱」「お騒がせタレント」「お騒がせカップル」「お騒がせアイドル」どれもこれもスポーツ新聞が発明したレッテルで、うまい肩書きが見つからない時、あいつらは「お騒がせ○○」を連発する。実態としてはスポーツ紙とワイドショーが騒いでいるだけ。狂っている。
1197
ツイッタランドには、書き手の意図しない意味を強引に読み取る「曲解」や、書き手を差別主義者と決めつける党派的な解釈を拡散する人々が一定数存在する。この種の攻撃を何回か食らった書き手は、誤読の余地を残さない厳密な文体を身に着けるに至るわけなのだが、それって「悪文」だぞ。
1198
「日経ビジネス電子版」の連載コラム「ア・ピース・オブ警句」最新(2021/08/21)更新分は、以下リンク先より無料閲覧(24時間限定)できます。よろしくです。
活字中毒という自慢を疑ってみる:日経ビジネス電子版(この記事は2021年8月28日 7:56まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
1199
だから彼らは「人権」であれ「ジェンダー平等」であれ「反差別」であれ「貧困の撲滅」であれ「フェミニズム的諸価値」であれ、とにかくもっともらしく語られる「正しさ」を揶揄嘲笑攻撃論難することにしている。自分を「冷徹」で「冷静」な「正しさに陶酔しない」論客だと思っているのだね。
1200
理屈の通らないことに遭遇したら、多少とも腹を立てるのは当然のことだ。なにも道の真ん中で仰向けに寝転びながら手足をバタバタさせているわけじゃあるまいし、「これはおかしいのでは?」「こんなことがあっては困る」と指摘することそのものは、きわめてマトモなことだよ。