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「成果主義」っぽい方針を掲げて尻を叩けば成果があがるはずだと考えているのだとしたら、浅薄なネオリベ思想と申し上げなければならない。なんとも残念な人だ。
news.yahoo.co.jp/articles/52928…
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ベタな自民党支持層であっても、「麻生はどうしようもないなあ」てなことを言わねばならない機会は必ず訪れる。で、そういう時、彼らは、自分が状況次第で現政権批判も辞さないニュートラルな人間である旨を、自分自身や他者にアピールできる。そういう意味で麻生太郎は役に立っていると思う。
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酒を飲むことで判断力と知能を低下させた状態の人間が、それでもなお他人と対等に会話できると考えているのは、やはり酒を飲むことで判断力と知能が低下しているからなのだろうと思っている。
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人権侵害、性差別、民族/国籍差別などな度、対象がどんなものであれ、差別や抑圧にプロテストする活動を「キャンセルカルチャー」だとかいった、雑なタグでひとっからげにして、新たなリンチの対象にせんとしている人たちがいる。「差別抗議者差別」とでも呼んだら良いのかな。
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制作側が「おまえらどうせこういうネタが好きなんだろ(笑)」てな調子で垂れ流しているコンテンツを、視聴者の側は、「テレビってこんなネタしかやってないからなあ(笑)」と思いながら見ている。と、テレビはいつしか「こんなネタ」の捨て場所になる。で、ある日突然滅びる。
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「ブラタモリ」は、NHKの中で唯一時々見ている番組なのだが、オレも年寄りになったのかな。「ガッテン」にしてもそうだが「疑問から解答にたどり着くまでの過程を楽しむツクリ」になっている。即座に解答が提示されるYou Tubeに慣れた世代には「遅い」のかもしれないな。
news.nifty.com/article/entame…
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何かを断言した後に「知らんけど」を付け加える言い回しもきらいです。「知らないんなら黙ってろよ」と、野暮を承知でツッコみたくなります。ああ、この「ツッコむ」という言葉も本来は大嫌いだったのに自分で使うようになってしまった。お笑いから派生した日本語は伝染性が高くてやっかいです。
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本を読んだことが、イコール自分が成長したことだと考えているのなら、その考えは捨てた方が良い。色々な本がある。くだらない本もたくさんある。っていうか、比率としてはくだらない本の方がずっと多い。読書中の人間が無批判な鵜呑み屋になりがちである点にも注意を向けた方が良い。
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「総理、国民に事態の緊急性を知らしめるには、ぜひ本物の緊急事態を……」
「どうすれば良いのだ?」
「五輪を強行するのです」
「……強行?」
「五輪を強行すれば、最悪の感染爆発が起きて、完全な医療崩壊を招きます」
「……」
「そこではじめて国民はわれわれの言葉に耳を傾けるのです」
未完
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「耳を傾けすぎる」という言い方は、いまでもエリート官僚や世襲政治家の多くが信奉している「気まぐれな世論など気にせず、信じるところを果断に実行するべきだ」式の、「由らしむべし知らしむべからず」の政治を後押しする結果をもたらすと思っている。
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この発言を「リップサービス」と解釈するためには、「雑誌が面白いおかしい記事を制作することの意義」を、人間の尊厳よりも高い位置に配置する考え方を採用せねばなりません。あるいは、クリエイティブなみなさんにとって、雑誌の面白さは、それほどまでに尊いゴールなのですかね? twitter.com/hatanohiroshi/…
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で、誰が売るのかというと「橋下都売る」だよ、と、ここではじめてオチがつくわけだよ。
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重要な断言をするときにわりとカジュアルに関西の方言語尾が出てくるのは、「本気で言うたんとちゃうんや」的な予防線というのか、ツッコまれた時用の安全策なんだろうかね。ごっつぅ卑怯やと思うでぇ。
1141
法務大臣って、いつの間にやら、草野球で言う「ライパチ」(守備がライトで打順が8番の野球が苦手な人)のポジションになっていたのだろうか。ここしばらくトンデモな大臣はここに集中している気がする。
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衰退期の社会では、かつて輝いていた人々や階層や概念を、引きずり降ろして踏みつけにする運動が、人々を熱狂させる……って誰が言ったのかはともかく、本当のことだと思う。ってか、オレが言ってるんだけどさ。
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「日経ビジネス電子版」上の連載コラム「ア・ピース・オブ警句」5月28日更新分は、以下のリンク先から無料閲覧(24時間限定)できます。よろしくです。
「理解増進」というコンサル話法:日経ビジネス電子版(この記事は2021年5月29日 7:59まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
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→ もちろん日常的に繰り返される集団的な暴力としての「いじめ」と、突発的な反撃である「仕返し」は等価ではない。「どっちもどっち」でもない。暴力の質と量と、悪質さと、集団性が異なる。当然、一時的に被害者のポジションを獲得したいじめっ子が免罪されるわけでもない。(終わり)
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もののたとえとして「女の腐ったような…」を振り回す人間は、さすがに消滅しつつある。とはいえ「メンヘラ彼女として」「メンヘラ彼女みたいな」をメタファーに使う人々が登場している。精神に不安をかかえる人たちや女性一般に対して暴力的な表現だと思う。まるでDV加害者みたいに。
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日経ビジネス電子版上にて連載中のコラム「ア・ピース・オブ警句」本日(10/29)更新分の記事は、下記リンク先より無料閲覧(24時間限定)できます。よろしくです。
ミーハーだって「民意」なのだ:日経ビジネス電子版(この記事は2021年10月30日 7:52まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
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「あの件はああいうふうに処理しないと会社としてシメシがつかなかった」という解説を見た。なるほど。「シメシがつかないと成り立たない会社」って、それ、モロにヤクザだよね? 手加減した言い方をしても「サル山ピラミッドホモソーシャル企業」ではあるわけで、まあ、知ってたけどさ。
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「日経ビジネス電子版」にて連載中のコラム「ア・ピース・オブ警句」の最新(7月9日)更新分は、以下のリンクより無料閲覧(24時間限定)可能です。
「日常事態宣言」を発令してしのぐつもり:日経ビジネス電子版(この記事は2021年7月10日 8:00まで無料で読めます) business.nikkei.com/atcl/seminar/1…
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大規模な作業の遂行に当たって、効率性と平等性が対立する局面はたしかにある。とはいえ、効率と平等は対立概念ではない。折り合えるポイントは必ずある。それを見つけるのが行政だろう。河野太郎氏の発言は平等と効率がトレードオフであるかのように見せかける悪質なミスリードだと思う。 twitter.com/tako_ashi/stat…
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麻生番の記者あたりは、座敷犬としか思えない。
※個人の感想です。