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おれがいつも使っている、ヒゲを剃っているのだが撫でているのだか分からないボロの電動シェーバーは、レビューサイトに「振動するゴミ」と書かれている
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映画を観て、本を読んで、漫画を読んで、音楽を聴いて、お笑いを見て、自分はなにもやっていないのに何かやった気になって、YouTubeでオススメされた動画を再生して、ニュースを見て、あーとかえーとか言って、死んでいく
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それでも別にいいじゃん、幸せじゃんと思うときと、このコンテンツ過多の時代に自分が常に消費者(受け手)でいることへの罪悪感や後ろめたさが鬱積してどうしようもないときがある。何もしないでいることが、誰の何に対する罪なのかは分からないけど
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夜中におれと不安を部屋で2人きりにしないでほしい
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夏目漱石の日記を読んでいたら、「伸びた髭をいじくってたら顎にニキビができちゃって痛い」みたいなことが書いてあって愛くるしかった
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むにゃむにゃ……
こんなにたくさん生きられないよ〜
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夜中にしたツイートは夜中にしか見られないようにしてほしい
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「わたし君の色が大好きな生き物なの。君の仕草や考え方の癖や声の抑揚のつけ方やそこにいる感じが好きなの。それが好みなの。だから何ができるかってあんまり関係ないんだよ。」
(『青野くんに触りたいから死にたい』, 椎名うみ)
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おれは「"その歳にしては"絵が上手い」「"その歳にしては"賢い」という理由で評価されてきたため、23歳となり能力が年相応、むしろそれ以下になった今では、日々自分がオワコンであることを突きつけられ、苦しめられている
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おれは性格が歪みまくっているから、他人が嫌いなものについて熱く語っているを見聞きするのが大好きなんだ
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昔『海辺のカフカ』を読んだ時これはおれの小説だ…と思ったけど、それは主人公と同じ15歳のときに読んだからというのが大きくて、逆に成人してから読んだ『ライ麦畑でつかまえて』は16歳の主人公の内面世界にシンクロできなかったから、然るべき時期に然るべき本を読むというのはすごく大事だなと思う
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「およそ不幸というものは一つしかない。───自分に対する好感を失うことである。自分が自分に気に入らなくなる、それが不幸ということなのである。───」
(トーマス・マン『道化者』)
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本当はもっと滅茶苦茶に好き勝手生きたいけどそれはできないから、暗い部屋で身体を丸めて一人ただ映画を観続けるしかない
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映画を半ば無作為に選出して観ていくと大概は退屈なものになるけど、それでも、「ああ、自分はこの映画を観るために生まれてきたんだ」って本気で思えるくらいの作品に巡りあえることがあるから、そのひと握りの煌めきとの出会いを求めておれは毎晩ここで祈るように映画を観続けているんだ
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おれたちは実は全員大丈夫
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真面目に生きてても報われないらしいけど、報われるために真面目に生きてるわけじゃないから別にどうでもいいぜ
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"自分の孤独に他人を巻き込まないで生きる"っていうのがカッコイイ大人だと思ってたし、実際にそういう風に心掛けて生きてきたけど、最近になって全然そうじゃないってことが分かってきた。「孤独を共有しない」と書けば確かにカッコイイけど、それは結局他人と深く関わることから逃げているだけだから
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「就活」と「婚活」の広告出すのやめてほしい。おれはもう「活動」と名のつくものは一つもやりたくないから
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小説とかは特別読む必要がないし、映画とかも別に観る必要はないが、人間には必要のないものがどうしても必要なときがある
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ただボーッと生きてたら12歳くらいで突然「はい、これはあなたの人生ですよ、あなたが責任を取ってください」と言われてしまって、途方に暮れながらさらにボーッとしていたら、何の展望もないまま23歳になってしまった
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ブロックよりも指定した人にツイートが見られないようにする逆ミュート機能がほしい
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頑張ったら30分で終わることに一生手つけられないまま死ぬのかな
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何もしてないだけなのに段々と人生がめちゃくちゃになってきた。何もしていないから