明らかに大丈夫ではなさそうな人に「大丈夫?」と声を掛けるのは相手の「うん、平気」を引き出して自分が安心したいだけのエゴだよなあと気づいてからは「大丈夫?」ではなく「何かできることある?」と聞くようにしてる。
「好きだからついつい意地悪しちゃう」「可愛いから泣かせたくなる」理論、「『愛情』なんだから喜んで受け止めるべき」が根底にあるんだろうけど、愛情があろうがなかろうが相手がイヤだと思ったらそれは単なる「イヤガラセ」でしかないんですよね。
子供の頃、母に出される惣菜やインスタント味噌汁ばかりの夕食がイヤだったので、私は「絶対手作りするぞ」とどんなに疲れてても出汁を取るとこから始めてたんだけど、夫に「イライラしながらの手料理は誰も幸せにならない。惣菜で平和になろう」と言われてだいぶ気が楽になった。
このご時世、子供をブン殴るのはご法度なんだろうけど、スーパーの駐車場で急に走り出して車に轢かれそうになったしまじろうに対して、しまじろうのお父さんがしゃがんで子供の目線に合わせながら「あぶないから駐車場で走るのはやめようね」と優しく注意してたのはだいぶヤバいと思った。
梅澤愛優香さんが出禁にしたラーメン評論家のブログ、絵文字は一切使われていないのに完璧な「オジサン構文」でスゴかった。文中に、あるはずのない「木亥 火暴」が見えるノスタルジー。インターネットの負の遺産として無形文化財に指定すべき逸材。
安全圏から石を投げて、暇つぶしに他人を誹謗中傷するような人間は恐らく悔い改めるようなことはしないので、ネットの罵詈雑言で自死する人をなくすためには、その手のバカを法的にきっちり罰して、ネットは実生活と地続きであることを知らしめていく他ないと思う。
夫に「私の匙加減で子供の将来が決まってしまうと考えると死ぬほど悩む」と言ったら「自分を過大評価し過ぎ。親なんかより友達とかYouTubeの方が遥かに影響力大きいでしょ」と即答されて、思い上がりも甚だしいなと反省した。
「俺の娘が、俺の嫁になった」って話が流れてきたんだけど、これほど嘘松であってほしいと願ったこともないな。
「〇〇ちゃんはXXを持っててズルい」など、相手が不正をしたわけでもないのに「ズルい」を使った時には「それは『ズルい』ではなく『うらやましい』です。リピートアフタミー、『うらやま~』」といちいち訂正する業務に携わっている。
小児科で予防接種後と思われる女児が父親に抱っこされて診察室から出てきたんだけど、ずっと「ママがよかった!ママがよかった!ママがよかった!!!!」って大泣きしてて忌憚がないにもほどがあった。
ルールを破ったことにより一週間のスマホ禁止令を食らった我が子が「スマホを持つ以前の自分が何をしていたか思い出せない。何をすればいいかわからない」とめちゃくちゃ困惑してて「わかる…」となってしまった。
「血が繋がっている親子なんだから、きっといつか分かり合えるはず」は幻想、を痛感させられる記事です。 fujinkoron.jp/articles/-/1849
夫の浮気を許すと「良い嫁」「できた奥さん」と評価されるの、冷静に考えると意味がわからないな。
若い頃は私も「30過ぎたらババア」と恐怖に打ち震えてたけど、中年になった今は「30歳なんてピチピチギャルじゃん」としか思えない。つまり、10年後20年後の自分から見れば、現在の私は紛れもなくピチピチギャルであり、理論上一生ピチピチギャルでいられることがわかった。
育児で悩む他のママに配慮して子どもの成長や自慢、立派な食事などの投稿を避けるママ垢ルールなるものが存在するらしいんだけど、「そういうのが面倒くせえからツイッターをやってるんだが?」という感想しかない。
「赤ちゃんはママを選んで生まれてくる」説。母親には「選ばれたんだからすべてを受け入れるべき」とプレッシャーを与えるわ、授からない人には「私は選ばれない人間なんだ」と絶望を与えるわ、子供とっては究極の自己責任論になるわで、最高にクソな言説だと思う。
「イヤミを言ってるひまがあるなら自分で取りに行けばいいのに。時間の無駄じゃん」と思ってしまうので、この手の言動をする人が理解できない。おそらく前世が王様なんだと思う。
夫のモラハラで苦しんでいた友人から「ようやく離婚できた」と連絡を貰って、思わず「おめでとう!!」と口走ってしまった。子供の頃は「離婚=不幸」と思い込んでいたけど、「新しい人生のスタート」という意味では、結婚も離婚も同じだし、離婚に「おめでとう」も大いにアリだと今では思える。
「叱ると自己肯定感が育たない」と「褒める育児」が絶賛されがちだけど、褒めまくって育てると「”いい子”でいなければならない」のプレッシャーからミスを誤魔化したりウソをついたりするようになるパターンもある、って話を聞いて「どないせいっちゅうねん」というお気持ちに。
自分の夫が「結婚を機に、ぼくの実家のある奈良に引越し、仕事を一旦退職した妻がミルクレープを作ってくれました。『いいね』の数だけお小遣いを渡そうと思います」ってツイートしてるのを知ったら、即離婚して復職しちゃうな。
実母は「お客様は神様」を履き違えて店員さんに横柄に振る舞うタイプなんだけど、先日、実母を呼んで外食したとき子供に「なんでばあばは店員さんにタメ口なの?」と聞かれて答えに窮してしまった。
「努力はきっと報われる、そして報われるべき」と訴える作品が多い中、「人には適性があり必ずしも努力が報われるわけではない」とシビアな現実を突きつけるも、目的達成の道はひとつではないと訴える「モンスターズユニバーシティ」は全小中学校で観せてほしい映画のひとつ。
特に女性は「歳を取ったら終わり」みたいな風潮があるけど、負け惜しみでもなんでもなく、ババアになったからこそ得られる楽しみもあるので、あまり将来を悲観しないでほしい。
「となりのトトロ」を久しぶりに見たら、お母さんがサツキの髪を梳かしてるシーンでボロボロ泣いてしまった。メイではなく頑張ってるお姉ちゃんを優先して甘えさせて「サツキはお母さん似だから」と声を掛ける。サツキの嬉しそうで誇らしげで少し照れた顔に胸がギュっとした。最高に理想のお母さん。
実生活で毒親の過干渉に苦しんだエピソードを語ると高確率で「えー、娘思いのいいお母さんじゃん。きっと大事に思ってるんだよ」と言われるのでツイッターにしか心を開けない。