76
何ができるのか、どうすれば不正義がニューノーマルとして定着しないようにできるのか、一生懸命考える必要があります。
自由で開かれた国際秩序は、日本にとって水のように大切なものです。
77
@NakamitsuUN 僕も気になって、発言しました。
twitter.com/nobu_akiyama/s…
78
アノニマスが世界平和のためにロシアにサイバー攻撃を仕掛けると宣言。
なんかすごい世界ですね。
アノニマスまで敵に回したロシア、軍事行動は別に、政治、経済では他正面作戦を迫られることに。
プーチンの政権の座からの放逐が国際社会の目標として収斂していきそうな…(知らんけど) twitter.com/youranonnews/s…
79
もし本当に中国が和平を仲介するなら、その構図は、欧米日にとっては大きなジレンマ。紛争が終結し経済危機は回避されるが、政治的には、ウクライナ支援への腰の引け具合、問題解決力の欠如を示すことも意味し、ロスが大きいだろう。国際秩序における中国の存在感の転換点にもなりかねない。 twitter.com/micungengyi/st…
80
国連安保理のウクライナに関する決議案は、賛成11、反対1、棄権3、ロシアが反対したことで否決。棄権は、中国、インド、UAE。 twitter.com/lemasurierjess…
81
投票理由の説明を各国がする中で、この前ウクライナの代表が提起した、ソビエト連邦の常任理事国の地位をロシアが継承したことの法的正当性とか、拒否権のあり方(慣習として当事国は棄権すべきとか、拒否権そのものが時代遅れとか)とかの話が出てきているのも興味深い。
82
中国は、「すべての国」の安全保障に配慮した、reasonableな解決を外交で模索すべきと。過去から学ぶべきと。comprehensive, cooperative and sustainableな安全保障だって…NATOの拡大に対するロシアの安全保障に対する正当な懸念を認めるべきだと。
83
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、米国は過去三カ月にわたって中国とインテリジェンス情報を共有してロシア軍がウクライナ国境付近に集結していることを示し戦争回避への支援を要請したが、中国は協力を拒否し、ロシアに米国の動きを共有しただけだったと。 twitter.com/nytimes/status…
84
このツイートへのリプライや引用で、米国が中国に情報渡すのはいかがなものかとのご意見が多くみられますが、危機において本当の協力を求めようと思えば、機微情報を共有するというのは、割とよくある話だと思っています。でなければ相手は乗ってこないでしょう。では、この件は何を示唆するのか。1/n twitter.com/nobu_akiyama/s…
85
①米国は本気でロシアの侵略を事前に止めようとし、あらゆる努力はしようとしたこと、②しかし、それは失敗に終わったことで、ロシアと中国という、戦略的競争の二正面は、いずれかと対峙せざるを得ない時には、別の方を当てにすることはできないことが明確になった、むしろ、両方への目配りが 2/n
86
不可欠であると悟ったこと、③ゆえに米中でも協力できる分野があるでしょうと楽観的にみる戦略家への米国の政策コミュニティの中での共感は相対的に低下しただろうということ、④中国は自己のパロキアルな国益の視点が支配的で、真の意味でのグローバルな秩序の主導者として立ち回る準備はまだ 3/n
87
出来ていなさそうなこと(それは、米国を支持するということと同義ではなく、大局的な振る舞いに慣れていないという意味)、などでしょうか。最後の点は、安保理のステートメントからも感じられました。他方で、米国の行動が否定的にみられているということは、それはそれで米国外交の危機 4/n
88
であるということも同時に見えてくると思います。今は、いずれの国も単独で国際秩序を構築したり維持したりすることはできないので、リーダーシップの信頼性を維持するには、仲間づくりと自国のアセット以上の影響力を発揮できるような「レバレッジ」が重要ですが、その「レバレッジ」の係数が 5/n
89
非常に低下しているのだろうなと思います。話は少し飛びますが、そこは、安保理で、中国(予想通り)、インド(これも、不本意ではあるが予見できた)、それにUAE(え、米国と仲良かったんじゃないの?)が決議に棄権したあたりにも見え隠れする問題だと感じています。(とりとめもない話だなあ…)end
90
安保理決議の投票結果は予想されてたとはいえ残念なものでした。この結果は制度的に予見されていたので、余計に国連の「機能不全」に注目が集まり、自助努力しかない、という思いが強くなります。
でも、本当に国連を捨て、やっぱり自助努力しかない、でいいのでしょうか。 1/n twitter.com/nobu_akiyama/s…
91
僕は、自衛のための自助努力と国連をはじめとするマルチの役割は異なり、それ故に、うまく軍事、バイの外交、マルチ外交、情報活動、経済力の涵養と活用のいずれもを安全保障の不可欠なピースとしてどう活用するかを考えていくべきだと考えます。とりわけ、日本にとって住みやすい国際環境、2/n
92
すなわち国際秩序は、単にパワーやお気持ち(理念)だけでできるものでもなくて、すっごく大事なのは、どれだけその秩序の中で心地よく、あるいは居心地悪くても、少なくとも離脱しない国家群(=フォロワー)をどう増やすかです。そうしたときに、利害だけでつながる関係なんてたかが知れた数だし 3/n
93
常に損得を考えないといけないのであれば、コストがかかって仕方ないですね。なので、「ルール」があると便利なんですよね。国連というのはそのルールの一番基本のようなものなので、国連の役割というのは、問題の解決そのものよりも(全くないとは言えませんが)、問題解決のための行動に 4/n
94
方向性を与えたり、正当性を与えたり、あるいは逆に規制を与える、つまり枠組みを作ることが重要で、その枠組みに基づいて各国が行動する、あるいは仲間を作って協力するということを可能(あるいは容易)にしています。極端なことを言えば、ロシアのウクライナ侵攻が不正義だ、というのは 5/n
95
国連憲章があって初めて可能になるロジックであり、192か国(だっけ?)の加盟国がそれにコミットしているので、我々はロシアに不法な戦争は止めろ、と主張できるわけですし、ロシアに反対するためのcoalition作りも、説明の手間が少し省けることになります。実際、外交で何かアジェンダを推進 6/n
96
しようとしたとき、大義名分があれば、他国を説得しやすくなります。説得には、インセンティブを与えたり、持ち上げたり、時には恐喝したり、いろんな国家・外交資源を動員したツールを使いますが、国際法や国際制度というのは、そうした外交資源の節約に貢献するものです。日本は、7/n
97
たとえ米国と組んだとしても、自前の資源は限定的ですし、地政学的にも所与の条件はあまり有利ではないので、同盟国やパートナー国とのcoalitionを通じたパワーでの対抗だけでなく、どうやって相手の行動を規制し、そのための仲間づくりをしていくかにも知恵を絞る必要があります。そのための 8/n
98
プラットフォームとして、国連をはじめとするマルチの外交を活用する「必要」があると思います。マルチはがっかりすることも少なくありませんが、それを織り込みつつ、どう使うのか。「〇カとマルチは使いよう」ということわざを肝に銘じるべきだと思います。end
99
ソビエトのアネクドートらしくて好き。
「プーチンは第二次世界大戦の最も重要な教訓を見逃した。それは、ソ連で最も優れた兵士はウクライナ人だったということだ。」だって。 twitter.com/anders_aslund/…
100
#日曜討論 小泉さん、圧倒的だな。
ロシアは短期的には軍事行動で優勢になるかもしれないが、それをニューノーマルとして認めてはいけない。中期的にロシアにコストを課して落とし前をつけさせることを目指すべきだろう。ポイントの一つは市民、市場が持久戦への忍耐がいつまでもつか。