岩波文庫編集部(@iwabun1927)さんの人気ツイート(古い順)

26
この春のリクエスト書目が勢ぞろい。春らしいピンクの帯がかかっています。
27
「三国志・曹操の墓に世界最古?の白磁」 白磁ってこんなに古い時期から作られてたんですね。曹操は、自分の死後のことを事細かに遺言していたとか。詩人としても名高い曹操、曹丕、曹植親子、その周辺の建安詩人の作は、『文選 詩篇』にもいくつも採られています。 asahi.com/articles/ASM2M…
28
映画『金子文子と朴烈』大ヒットを受け、文子が自ら苛酷な半生を綴った獄中手記『何が私をこうさせたか』、大変な勢いで小社在庫切に。誠に申し訳ありません! 今週中に重版分入荷予定、ご注文頂いた書店さんに順次お届けします。ぜひご予約下さい。3刷も準備中。急ぎます!fumiko-yeol.com
29
新元号について、議論喧しい昨今。 過去の元号の出典として、何が使われたかご存知ですか? 1位は『尚書(書経)』、2位は『易経』。五経の筆頭の両書です。 続く3位はなんと『文選』とか!四書でも五経でもないのに、20回ほども典故となった『文選』。それほど格の高い重要な書だったのですね。
30
野谷文昭編訳『20世紀ラテンアメリカ短篇選』 ヨーロッパの前衛、熱帯の自然、土着の魔術と神話が渾然一体となって蠱惑的な夢を紡ぎだす大地ラテンアメリカ――。ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど、20世紀後半に世界的ブームを巻き起こした南米文学の佳篇16篇。
31
この短篇集の企画の相談を野谷先生にさせていただいたのは、1990年頃のことでした。その後、複数の編集担当者のリレーがあって、企画から約30年で、めでたく刊行することができました。
32
新元号「令和」の出典は、『万葉集』の「梅花の歌32首」の序。太宰帥の大伴旅人邸で梅花の宴が開かれ、太宰府官人などが歌を詠んだもの。序は旅人自身が作ったとされています。「あたかも初春のよき月、気は麗らかにして風は穏やかだ。」(『万葉集(二)』☞ iwnm.jp/3000559
33
新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』iwanami.co.jp/book/b325128.h… の補注に指摘されています。 「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」
34
「令和」の句を含む後漢・張衡「帰田の賦」。たとえば『文選詩篇(二)』☞ iwnm.jp/320452 では、こんな風に訓読されています。 「仲春の令(よ)き月、時は和らぎ気は清し」。
35
「令和」の語を含む「梅花の歌32首の序」は、岩波文庫『万葉集(二)』iwnm.jp/320452 に収録されています。本日またたく間に品切れになってしまいました。ご迷惑をおかけしていますが、現在全力で重版中です。なお原文は、『原文 万葉集(上)』 iwnm.jp/351014 をご覧ください。 twitter.com/iwabun1927/sta…
36
そもそも『文選(もんぜん)』ってなに? どんな作品があるの? 昭明太子って誰? なんでそんなには読まれてたの? 曹操や劉邦の作品もあるって本当?と疑問をお感じの方には、岩波文庫の『文選 詩篇(一)』の巻末に、行き届いた解説があります。 第五冊には、張衡の「四愁詩四首」も載ってます。
37
『万葉集』の品切・品薄が続いてご迷惑をおかけしています。話題の「梅花32首」が掲載された第2分冊、今回重版分のみ、特別限定バージョンで刊行します。 #令和  の文字が浮かびあがる、梅をイメージした全面オビ。奥付記載の発行日は、改元日の「5月1日」。 4/25頃から順次店頭に並びます。
38
ノートルダム大聖堂の火災というニュースが飛び込んできました。あまりのショックに言葉もありません……。今日は、大聖堂が舞台のユーゴ作『ノートル=ダム・ド・パリ』(辻昶・松下和則訳、2016年刊)を再読したいものです。
39
バリントン・ムーア著、宮崎・森山・高橋訳『独裁と民主政治の社会的起源(上)』 なぜ英米仏では民主主義が成立し、日独ではファシズムを、露中では共産革命を招来したのか。近代化の異なる道筋を、社会経済構造の差から説明した比較近代化論の名著です。上巻では英仏米中を分析しています。
40
本日から旧江戸川乱歩邸(立教大学蔵)が特別公開。5月の薫風の中、明日はプルーストの読書会と、乱歩の旧宅と二本立てで楽しむ手も。そのお供にはこちらを ☞『江戸川乱歩短編集』iwanami.co.jp/book/b248998.h… 『江戸川乱歩作品集』(全3冊)iwanami.co.jp/book/b325110.h… twitter.com/a_r_tomonokai/…
41
この夏の一括重版のお知らせです。36点40冊、7月12日から全国の書店に並びます。
42
『文選 詩篇』全六冊を並べてみました。描かれているのは── ①鵞鳥を見る王羲之 ②『文選』に採録された「女史箴」の1場面 ③陶淵明のうたった「桃源仙境」 ④漢代の宮女の姿 ⑤王羲之の「蘭亭」の集まり ⑥曹植「洛神賦」の1場面 です。
43
1927年の7月10日、岩波文庫が創刊されました。本日92歳を迎えます。 ここまでは実は去年と、年齢以外、同じ文面なのですが、また一つ、歳を重ねられたのは、愛読してくださるみなさまのおかげです。謹んで御礼申し上げます。
44
明日発売(小社出庫)となる、2019年夏の一括重版の見本が届きました。 色別に分けてご紹介します。まず青帯から。
45
2019年夏の一括重版のご紹介、続きです。
46
お知らせが遅くなりましたが、今月の岩波文庫は明日発売です。こちらの4点、どうぞよろしくお願いいたします。
47
『久米正雄作品集』石割透編 久米正雄は、大正文学を語る上で欠かせない文学者。「受験生の手記」等の抒情的小説、繊細・印象派的な俳句、センスとユーモアのある随筆、日本小説の問題点を指摘した文芸評論など、久米の作品を精選する(石割透編)。
48
今月(2019/8)はこの4点の重版を再開します。よろしくお願いいたします。
49
ドイツ文学者の池内紀さんが逝去されました。『カフカ短編集』『ウィーン世紀末文学選』、シャミッソー『影をなくした男』、若山牧水『新編 水上紀行』など、岩波文庫では翻訳者・アンソロジストとしての池内先生に大変お世話になりました。謹んでお悔やみ申し上げます。 iwanami.co.jp/smp/search/?or…
50
オスカー・ワイルド作、富士川義之訳『ドリアン・グレイの肖像』 19世紀末、ロンドン。画家のモデルをつとめるドリアンは、若さと美貌を映した自らの肖像画を見て、自分自身はいつまでも若々しく、年をとるのは絵のほうであってほしいと願う――。無削除オリジナル版に依拠した新訳です。