「風立ちぬ」わかりやすい鬼気迫る描写は無いけど、明らかに狂気を孕んでいて、それでいて清々しいほど純粋。「世界を救う」とか「愛する者を守る」とか、そういう動機が伴っていた方がむしろ不純なんじゃないかとすら思えてくる。物作りの姿勢としては、ある意味正しくて、しかし戦慄せざるを得ない。
「風立ちぬ」観た。夢に取り憑かれた男の話。彼の夢は、「戦争に勝つ」とか「家族を救う」とか、真っ当な動機とは全く繋がっていない、呪いのようなものだ。美しくグロテスクな夢。その果てに幸福はない。でも生きねばならない。呪いを抱えたまま。凄い映画だった。
昔話の「さるかに合戦」を読み直したんだけど、タランティーノが書いたとしか思えないような話だなコレ。
ところで、バーナード嬢のあの髪型ですが、長門有希を自分なりに描こうとした結果です。
もっと!2号で、久しぶりに『サナギさん』描きます…。 natalie.mu/comic/news/858…
すごい納得した。/『おおかみこどもの雨と雪』におけるヒロインの怖さ at 愛書婦人会 inspirace.expressweb.jp/wp/?p=104
「おおかみこどもの雨と雪」観た。凄い良かった。ピクサーのような大人の視点で描く子供向けアニメを「大人こそ見て欲しい!」とか言ったりするけど、これは更に進んでる。「子供にこそ見て欲しい、大人向けアニメ」だと思った。
カーリングが少年漫画になったら。「ストーンが砕け散ったー!」「浮いたー!」「俺が能力でハウスを広げている内に早く…!」「ククク、ストーンの重さは奪った!」「今だ!ブラシに雷を落として、ストーンに放て!」「かつて日本代表だった親父はオマエのストーンにぶつけられて死んだ・・・」
今CBSドキュメント見てるけど、アメリカにはプレスリーのモノマネで生計を立てている人が8万4000人いるらしい。すげえ。