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ちなみに私は探検や冒険は脱システム、つまり行動による批評なので、社会に迎合的な視点をもってしまった時点でそれは批評ではありえず、もう存在意義がないんじゃないかと思ってます。
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私は会話の反射神経が鈍いので、社会のためにって発想自体、ちょっと不純すぎないですか、との返答しかできず、もっと面白い切り返し方があったなぁとちょっと後悔した。
取材をうけると自分の知らない世間の価値観にふれることができてじつに面白い。
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昨日若い記者のインタビューがあり、あえて意地悪な言い方をしますが角幡さんの探検は社会の役に立ってないのでは、との質問を受け絶句した。
自分たちの世代は行為や人生そのものが社会への還元の観点からしか価値づけされておらず、そういう思考を強いる圧力を感じる、との話が印象的だった。
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新幹線で十分。数十年前のカビの生えた夢を追いかけられても民衆にとってはただの迷惑だ。JR東海以外、リニア開通など誰が望んでいるのだろう?静岡県は徹底的に計画の問題点をあぶりだしてほしい。
リニア、27年開業困難に 静岡知事、準備工事認めず:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASN6V…
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浦島太郎になった話が朝日新聞デジタル版で配信されてる。有料会員限定。近々紙面掲載されるとか。
ちなみに先ほどイルリサット到着。半年ぶりに雨というものを見た。
人間界離れた54日間、一変していた世界 角幡唯介さん:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASN6B… #新型コロナウイルス
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ある編集者からは角幡さんは人類史最後の旅人になってしまいました、といわれた。来年もここに来るつもりなのだが、甘いのだろうか…。
とにかく帰国まであと3週間ほどあるので、アッパリアスでも獲って竜宮城気分を満喫するしかない。
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それにしても旅の間に世界は一変したらしい。昨日、妻に電話して詳細を聞いたが、マスクなしでは咎められる社会になっているという話に驚いた。完全に浦島太郎の気分だ。
どうやら帰国はできるらしいが、いまだにコロナ以前の世界にいる身としては、コロナ後の世界に行くことが非常に憂鬱である。
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提訴は当然。「迷惑」だから旅券を発給しないなどという、こんなことがまかり通れば、何がただしい行動で何がただしくない行動か、政府が選別する暗黒社会になりかねない。6割くらい、もうなっているけど。
news.yahoo.co.jp/pickup/6348023
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現役のときはOB会にくる諸先輩方の姿を見て、レールから外れても人生って何とかなるもんなんだなと学んだ。
ただ、本当に何とかならなかった人はOB会にも来てなかった、という事実に、当時の私は気づいていなかったのだが…
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探検部ってのは時代に迎合しない、したくでもできない社会の吹き溜まりみたいな場だから、残る気はするが。
吹き溜まりなんで、しばしば作家を輩出します。作家になりたけりゃ探検部に!
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190811-…
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娘と一緒にぼーっとプリキュアを視聴していたら、とあるプリキュアの父が長期間家族を放置して探検して本を書いているという設定。これ、完全に俺がモデルじゃんと思わず興奮したが、直後に探検の内容を知ってがっかり。南米でUMAを探しているというのだ。私じゃなくて高野さんだった。
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ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、受賞しました。選考してくださった書店員の方々、何よりこれまで私の本を読んでくれた読者の方々のおかげだと思います。ありがとうございます!『極夜行』はこれまでの最高到達点だと思っているので、感無量です。
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一番ひどいのはやっぱりこれ。ガイドライン?現場の状況は刻刻と変化しているのに、紙切れ作ってそれで危機管理になるという発想が完全にお役所の発想。ガイドラインがあるとしたら、それは行動者各個人がその場に応じて瞬間的につくりあげるもの。見識が低すぎる。 twitter.com/hashimoto_lo/s…
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昨日からこの発言をどう解釈していいのか考えているが、やっぱりわからない。自分の足で現地に行くことに一番の価値があるわけで、そもそも誰かが行かなければ何もわからない。BBCやCNNの記者も自分の足で行っているわけで、この論理を敷衍すれば誰も行くべきじゃないということになるのでは? twitter.com/hashimoto_lo/s…
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安倍が正直で公正ではないと自民党の連中が認めているようんもんだな、これは。
それにしても最高権力者の恒常的な虚偽答弁への批判が個人攻撃とは、中学校の学級委員選挙レベル。
石破氏、キャッチフレーズ「正直、公正」を封印へ:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL8T…
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ヒマラヤで学生が死んだら大学は「彼らは自己責任でやりました」と言えばいい。実際そうなんだから。自分に火の粉が飛んできそうなときは自己責任を認めず、集団から飛び出した個人には歪んだ自己責任論をあびせて切り捨てる。要するにこの国の人たちは個人で主体的に行動することを認めない。
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ヒマラヤ遠征する現役探検部員と会ったが、同情した。村役場からは国立公園でキャンプするなと締め出しをくらい、遠征企画を出すと大学当局から安全なのかと管理圧力をくらう。今はどこもあれやるな、これやるな。世間からの批判を恐れ責任逃ればかり考えるバカな大人どもが若者の可能性をつぶす。