★「コロナはただの風邪」論者への警告★ エイズも感染初期はほぼ100%「軽い風邪様症状」で、ほぼ例外なくいったんおさまります。 その真の怖ろしさに感染者が気づくのは何年も経った後です。 新型コロナは、遺伝子配列も臨床経過もエイズと共通するところが多いのです。
★最前線兵士を使い捨てる大本営★ 最前線の兵士(医療従事者)はぎりぎりの闘いを続けているが、大本営(政府)は「まだ大丈夫」「日本は感染抑制に成功している」と涼しい顔。 まさしく、連戦連敗ながら「大勝利」「転戦」などと言い続けた戦時日本を彷彿とさせる。
日本でも、その存在が知られていない(公に認めてもらえない)だけで、多数のlong COVID患者が存在します(急速に増えつつある)。小生は60歳なるもCOVID-19罹患前は極めて健康な「現役医師」でした。今は、潜在的致死性もある「隠れ低酸素血症」や「洞不全症候群」などを発症して仕事もできません。
感染者(とくに重症者や死亡者)が再び急増し、(経済的理由を介した)コロナ禍による死者も増えるに連れ、重症肺炎を経ずコロナ後遺症を発症するlong COVID〔長期罹患〕患者がますます蔑ろにされていくことが危惧される。でも、本当は、long COVIDの中にこそコロナの本質を知る鍵があると直感する。
米国CDCの調査によれば、コロナ罹患前は「健康だった」若者のうち5人に1人は、後遺症を発症する。長期罹患者の平均年令は44歳で、重症化リスクが高いとされる年齢よりもかなり低い。長期罹患者の全体像として、平均より「健康」であり、急性期の入院割合も遥かに少ない。 stacker.com/stories/5270/e…
★医療従事者も人間です★ 業務中にコロナに感染・後遺症が発生しても、「コロナ後遺症」と認めてもらえず、仕事もできず何の補償も受けられない医療従事者(看護師、医師など)が多数存在します。 彼らへの正当な理解と充分な補償が確保されなければ、日本の医療は人手不足で遠からず崩壊するだろう。
★コロナ後遺症に対する絶望的な医師の無理解★ 咳はまったく出ないのに「あなたの低酸素血症の原因は『咳喘息』でしょう」と大学病院の医師に告げられた。 「咳がまったく出ない咳喘息なんてあるのですか?」と重ねて問いかけた時の医師の反応は、 「そういうこともある」〔医学的にはありえない!〕
★隠れ低酸素血症のサイン①★ 「眠くなると息苦しくなる」という人は「隠れ低酸素血症」(Silent Hypoxia)を疑うべき。 私の場合「副交感神経優位になると酸素飽和度が低下する」というコロナ後遺症特有の病態なので、外来診察での発見は困難。 特殊なパルスオキシメーターによる継続的測定が有用。
★医療崩壊へ★ コロナ患者診療機関での看護師不足が深刻化している。 コロナ診療で罹患し後遺症を発症しても「コロナ後遺症」と認めてもらえず、解雇されor退職を余儀なくされ、何の補償も受けられない看護師が少なくない実態が周知されたなら、誰もコロナ診療機関で働きたいとは思わなくなるだろう。
★詐欺的な看護師復職計画★ 看護師への風評被害や過重労働・身心へのストレスなどは話題に上るが、 「コロナに罹患し後遺症が発症しても『後遺症』と認めてもらえず何の補償も受けられていない」看護師が多数いる、という重大な事実への言及はほぼ皆無。 この状況下の看護師復職計画は極めて不誠実!
★看護師は「使い捨て防護具」ではない★ コロナに罹患し後遺症を来している看護師への補償なしに 看護師の人手不足を解消しようとする試みは、 すなわち、看護師を「使い捨てる」ことを意味する。 これまでの功労者に対し当然の医療と補償を提供することこそ まず第一に為すべきことではないのか?
看護師からのきめ細かい情報をもとに作戦を立て、看護師に指示する立場にある医師は、言わば「将校」的な存在。最前線で常に患者さんと接する看護師の罹患リスクが医師よりも遥かに高いのは当然ですし、看護師のいない病棟では医師は闘えないのです。
★日中にも起きる超低酸素血症★ 本日午前中、 コロナ後遺症に関わる労務問題で 労働基準監督局の担当者との面談中に、 SpO2〔動脈血酸素飽和度〕が75%まで低下した。 これは通常時の静脈血の酸素飽和度とほぼ同じ値で、 この値が続けば脳機能障害を来すレベル。
@wishforpeace22 かなり初期にコロナに罹っていたと思しき友人が 先日(私の助言に従い)パルスオキシメーターを購入して酸素飽和度を測ってみたところ、 時に80%台まで低下するようです。 やはり「息苦しさは感じない」とのこと。 (本人も気づいていないだけで)同様の患者は おそらく日本中に溢れているでしょう。
★long COVIDこそがCOVID-19の本体ではないか★ 海外では「コロナ後遺症」は “long COVID”(コロナ長期罹患)と呼ぶのが常識。 HIV感染症でも初期の「風邪症状」はすぐ治まり 数年後にその「本体」であるAIDSが発症する。 コロナも、肺炎や風邪症状は「初期症状」に過ぎない と考えるべきではないか。
私の親しい知人がPCR検査を受け「陰性」だったが「塩味が異様に強く感じる」味覚異常を訴えていた。他の症状や全体的臨床経過も合わせて考えるとおそらく「偽陰性」。 コロナの症状は「味覚麻痺(低下)」だと思い込んでいる人が多いが「味覚の亢進」もありえるので注意が必要。
★「医療崩壊」を防ぐ唯一の道★ 感染者の急増を受けて医療崩壊を防ぐために「病床数を増やせ」という声を聞くが、ベッドが患者を治療してくれる(or医療従事者をすぐに増やせる)とでも思っているのだろうか? 「直ちに感染拡大にストップをかけ、減少に転じさせる」以外に医療崩壊を防ぐ道はない。
「新型コロナを二類相当から五類に格下げせよ」 「感染者が増えて大変な事態になっているのは検査数が増えているからだ」 などといった論議は「臭いものに蓋をすれば気が休まる」という現実逃避の極み。 「退却」を「転進」と言い換えた大本営発表と同じで、 水面下で事態をさらに悪化させるだけ。
@hanakihideaki 米国CDCの調査で(急性期に重症化しやすいのは、高齢や基礎疾患持ちだが)long COVID(長期罹患病態)を発症しやすいのは、むしろ「(比較的)若くて健康な」人が多いことが明らかにされています。「健康な若者には大した疾患ではない」という虚偽神話を吹きこまれた若者は被害者だと思います。
★騙された若年層★ 米国CDCの調査で(急性期に重症化しやすいのは高齢や基礎疾患持ちだが)long COVID(長期罹患病態)を発症しやすいのは、むしろ「(比較的)若くて健康な」人が多いことが明らかにされている。 「健康な若者には大した疾患ではない」という虚偽神話を吹きこまれた若者は被害者だ。 twitter.com/hanakihideaki/…
日本では、後遺症について(海外では頻繁に報告される)心臓、脳神経系、腎臓や膵臓の異常など重要な臓器の傷害への言及が異常に少ない。 日本に少ないわけではなく、調査(&報道)されていないだけだと思う。 (疑い患者も含めて)コロナ罹患(経験)者には、長期にわたる手厚いフォローが必須だ。 twitter.com/oZZhs0k7IHwxEu…
★long COVIDは「後遺症」ではない★ 私自身、一般的な認知度を考慮し やむをえず「後遺症」と呼ぶことも多い。 でも、日本で「コロナ後遺症」と呼ばれる病態のほとんどは「後遺症」と呼ぶのは不適切。 海外では“long COVID”(長期罹患、長期症状)と呼ばれる 「現在進行形の」継続的病態だから。
新型コロナウイルスが、血管内皮細胞に感染し血管の構造や機能に長期に及び悪影響をもたらす(ケースが非常に多い)ことは(主に海外の)研究により明らかにされている。  彼の脳卒中に、多かれ少なかれlong COVID(コロナの長期的影響)が関与した可能性は否定できない。 (コメント欄に補足)
★公案①★ SARSではほとんどが肺炎を発症するのに、コロナ患者の多くは「軽い風邪様症状」や無症状で「治る(ように見える)」のはなぜか? エイズ(HIV感染症)の初期症状はほぼ全例「軽い風邪様症状」や無症状で(いったん)「治る」ように見える。 感染初期に肺炎を発症する人はまずいない。
日本のlong COVID(コロナ後遺症)医療が、欧米諸国と比べ圧倒的に立ち遅れているのは、次の二つの要因が大きいと思う。 ①「事実を隠蔽」することで「問題が解決した(orそもそも存在しない)」ように見せかける現自民党政権の体質。 ②それと呼応する「臭いものにはフタをしたがる」国民気質。 twitter.com/abdullah_bucch…