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子供の頃、疑問や謎があるといつも父に投げかけていた。
父はいつも答えてくれたけど、私が大きくなるにつれて、「ちょっと待ってて。調べてみるから。」と言う事が増えて、いつか「お前の問い掛けは難しくなった」と言う様になった。
それでも父なりの返答があって、それが私達の会話になっていた。→
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今ならGoogle一発OKなのかもしれない。
けど、あの頃の父は本を読んだり人に訊いたり自分で経験してみたりして、難解な私の難解な疑問に答えてくれていたんだろうな、って最近気付いた。
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父は私に「お前は世界で一番俺に近いのに、世界で一番難しいよ」と言う。
私は「他人」と云う事の基礎をこの人から学んだと思っている。
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本日の8歳(寝かしつけ編)。
「お母さんはどんな人が美人だと思う?」
いっぱい思い浮かぶなぁ。8歳は?
「あたしはねぇ、人の幸せを一緒に喜べる人だと思うなぁ」
今この瞬間、私の今まで出会って来た人の中で君が一番美しいよ。
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「結婚する前に見抜けなかったあなたが悪い」勢は今こそ杏ちゃんを責めてごらんよ。
俺が片っ端から大虐殺してやるからな。
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DVDプレイヤーが不調で技術屋の旦那が直してくれてる。
5歳「なおりますか?」
旦那「モーターがダメなのかもね。5歳、綿棒持ってきて」
5歳「はいっ」
旦那「これ耳かき。綿棒だよ、白いやつ」
5歳「はいっ」
旦那「これ爪切り。綿棒だよ、白いやつ」
5歳「もうっ じぶんでもっといで!」
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旦那「新しいの買うか」
5歳「ぼくのおとしだまつかっていいよ ぼくがいちばんデーブイデーみてるし」
私「私が出すよ。一番助けられてるし」
旦那「俺が買うよ。ボーナス出たし」
5歳&8歳&私「どうぞどうぞ」
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この時期に子供が熱を出すと。
体温計「38℃です」
インフルやん。この時期に38℃は絶対にインフルやて。
医者「検査では出ませんでした」
ほなインフルちゃうかぁ。
医者「発熱してすぐは出ない事があります」
インフルやん。匂わしてるやん。
体温計「平熱です」
ほなインフルちゃうかぁ。
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子供達と一緒に外出すると、5歳はすぐに手を繋ぐ。
5歳「ぼくがまいごになると おかあさんなくし おかあさんがくるまにひかれたら ひとたまりもありませんからなぁ」
8歳は私の服の裾を握る。
8歳「5歳と手を繋いでるから。両手が塞がると不便でしょ?。あたしはこうやってついてくね」→
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40代男性独身の他チームのリーダーは気遣いが出来て仕事も細やか。
私が体調崩して急遽休む電話をした時も、まず「え?大丈夫なの?。こっちの事は良いから病院行っておいで。あ、ごめんね、伝達あったら言って」って言ってくれた。
今日、他チームのパソコン借りた時にリーダーが「俺さぁ、最近→
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明日は保育園のお遊戯発表会で、旦那が行く。
旦那「明日って何時から?」
私「知らないよ」
旦那「何で?」
私「貴方の予定じゃん。事前にお便り読んで確認するでしょ」
旦那「…何でそんな意地が悪いんだ」
私「あぁ?。何かね?、お前は自分の仕事の予定もいつも私に管理されてんのか?→
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違うじゃん。自分で分からないなら保育園に電話して聞きなよ。意地が悪いのはどっちだよ?」
保育園に電話してるわ。
当事者意識がまだまだ薄いな。サガミオリジナルより薄いぞコラ。
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5歳を保育園へお迎えに行ったら、
園児(多分年長、男児)がお母さんにキレて泣きながら「お前ふざけんなよ!!ムカつくんだよ!!オレのこと好きだって言ったじゃんかよ!!」って叫んでて、
片想いラブストーリーのセリフみたいだなぁ…って思ったら、
5歳「おクツはくから待っててっていみだよ」
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イヤイヤ期を考える。
以前、8歳に「何であの時あんなにイヤイヤ言ってたのか覚えてる?」と訊いたら、「イヤって言葉にあんまり意味はない。ただ赤ちゃんがちょっと喋る様になっただけ」と答えられて目から鱗だった。
ある方のリプで「うちの子はイヤが言えずに、アニャって言ってて癒された」→
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と云うのを頂いて何となく思ったんだけど、
イヤイヤ期の「イヤ」って言葉のあの否定感がキツイんじゃないかなって。
どんなに頑張っても何やっても「イヤ」って拒否されたら辛い。
これが「マーベラス」等だったら全然違うんじゃないかと。
今日、お客様(6歳、4歳、2歳の母親)からLINEが来て→
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「私、イヤイヤ期苦節4年目にして気付きました。子供が言ってるイヤイヤは私にじゃなくて自分に言ってるんだと。何をしても上手く思うように出来ない自己嫌悪であって、私は何にも悪くないんです。なので、子供がイヤと言った時は頭の中で「あたち、コップも上手く持てない!」って事だなって変換→
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しました。」って。
これまた目から鱗だった。
「イヤ」って攻撃力高い割に中身はそんなんなのかもしれない。
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「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と訳した夏目漱石を素敵だなと思ったのは、「月が綺麗ですね」に性的な欲があんまりないからかもしれない。
中学生の時、友達が「綺麗なものを見た時、〇〇(当時彼女が片想いしてたクラスメイト)と一緒に見たいなって思う」と言っていたのが素敵だった。
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昨年9月に子供が産まれた男友達の奥さん(半分友達)から着電。
「お久しぶりです。あの、どうしても聞いて欲しい話があって、良いですか?」
良いですよ?、何かあったんですか?
「はい、それがですね」から始まる惚気攻撃で私の全身の骨が軟骨と化した。→
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「こう云う幸せな話しをすると嫌な気持ちになる人もいるから、カンさんはその辺無頓着なんで話せます」
お前失礼だな!!
君の惚気は最高のご褒美だよ!!
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男友達の時短勤務が功をそうして仲良くやってるらしい。
育休取れなかったかわりに時短を許可した会社は、最初は減給と言ったが結局減給無しで応援してくれてると。
すごく良い話しが聞けて嬉しかった。
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人はこうでなけりゃいけないよ。
赤児産んだ女が「赤ちゃんを一人でみてるの怖い」って素直に言えて、それで旦那が時短勤務になっても会社は減給しない。その給料で赤ちゃん産んだばかりの伴侶にめぐりずむを買うって云うサイクルよ。
こうでなけりゃいけないよ。
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こんなささやかなサイクルさえ出来なくて赤児を健全に育てられると思うなよ!!
お前もお前もお前も私もだ!!
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反省。
朝、5歳が保育園の用意を渋ったので「休むのはダメだよ。一緒に行こう」と言ったら
5歳「そんなこといってないじゃん! なっとまき(納豆巻き)たべたいだけなのに!!」
納豆巻き巻きながらずっと謝った。
いけないな。勝手に人の気持ちを予想して先回りしたつもりになるの。ダメだな。