以前、発達障害の当事者と話したときに「『障害がある子とない子がともに学ぶことで、多様性を学ぶことができる』って言うけど、そもそも障害者は定型発達の教材じゃない!」という言葉は、私の指針になっている気がします。
保護者からの話を聞いていると、「通常学級では我が子がいじめられるから」という理由で支援学級を志望するケースが年々増えていると感じる。今の学級は安全ではないという事実を認めて対策しない限り、特別支援学級の児童生徒は増加していくだろう。
「担任の先生による対応が悪く子どもが不登校になった」という相談を受けることがあります。先生と子どもの相性や各々事情もあるでしょうが、このケースで「同学年の別クラスに移動する」という対応が極端に少ないのが気にかかります。私の地元では校長先生の裁量でクラス変更するケースもありますが、
「特別扱いはしません」ではなく、「全員特別扱いします」という姿勢が求められてくると思う。
ADHDの人が衝動性を発揮して、会話時にちょっとだけ話しを盛ってしまう問題は、子どもの時は許されるが、大人になるとバレたときに非常に印象を悪くするので、小さい時から「うそ、ちょっと盛った」とすぐに訂正するフォロースキルを教えるのは割と大事かと思います。