知り合いが「孤独のグルメ」でデッカイ蟹の作り物を作ったらしいので、みんなで画面に拍手喝采などした。実質二日で作ったそうだが、絶対接着剤の匂いが抜けてないはずなので、主演の人は頭がクラクラしたと思う。
しかも腰が低く穏やかな監督の方が傑作が多いし興行収入も上なんだよ。
マカロニ史劇に出て来るハリボテ怪獣はカーニバルの山車の技術の延長だし、カレル・ゼマンの特撮はチェコの人形劇の系譜だと思う。特撮をどう考えるかはその国の芸能・お祭り文化に深く関係してるようだ。日本は歌舞伎と文楽の世界だから着ぐるみ怪獣になるのかも。
みんながサッカーで盛り上がってる時、「ステゴサウルスのオスが交尾するためには、めちゃめちゃペニスが長かったはずだ」という洋書を読んでいる。
「せいぜいご利用ください」の「せいぜい」は「どしどしご応募ください」の「どしどし」と同じような意味なのに、ドラマの悪役が「せいぜい頑張るんだな、わはははは」とか使いまくったせいですっかりネガティブな言葉になってしまった。
「目上にお酒を注ぐ」というマウンティングがあり、「説教」というハラスメントがあり、「女の子がいると盛り上がる」という、問題の満漢全席ですよ飲み会は。
宝田明さんとギャルショッカー
タツノコプロの女性キャラはみんな中原淳一の顔をしている。ということは浅丘ルリ子の顔をしているのだ。
園子温も相米慎二もつかこうへいも「役者を罵倒して泣かす演出術」を撮ってた監督たちは今後全員焼かれていくだろうからざまあみろ。
歌舞伎に出て来る怪獣
このへんのミッド70年代センスたまらんな