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介護保険制度の最後の砦、特養が、都市部から撤退していく。 |NHK NEWS WEB 介護報酬引き下げ 現場で何が www3.nhk.or.jp/news/web_tokus…
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「高齢者ケアを切り、子どもや若年層向けの支出に振り割く」のような、カット・アンド・ペーストの論調から脱して、次の段階へ進みたい。社会サービスは連関していて、高齢者へのインパクトは、ケアをする側である若年層や働く世代にも確実にある。
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超高齢社会で、高齢者が社会に希望を感じられず、生きる術を持たず、住まいを持たず、必要なケアを受けられなければ、社会の人口の多数派がきわめて不安定な状態に置かれることになる。少子化対策と同時に、高齢者政策を前へ進めることは、現実に要請されていることと思う。
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「楽な」ガンの最期や「穏やかな」難病の日々なんて、あるかな。死んでゆくとき、想像を絶する痛みや辛さ、社会的な苦しみ、生きることの格闘から、本人は抜け出すことはできない。周囲や専門職が「楽」を強調する時、ヘルスケアの提供側が「楽」になりたいのかもしれないと感じる事がある。
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生きることを肯定するというのは、苦悶することを投げ出さないことであるような気もする。そんなに苦しいことをしなくちゃならないのかと思うけれど、苦しいんじゃないだろうか。
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相対的に「軽症」とされ、医療者は「就労に係る問題は少ない」と認識しているケースで、本人からデータをとると、本人は深刻で複雑な「就労に係る問題」を認識している、ということがある。本人は、専門職に理解されないと、孤独に奮闘するしか術がなく、そのように無理をしても長く保たない。
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Reading:人手不足で「施設の統合」検討 厚労省 NHKニュース nhk.jp/N4IH4CYS
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↓「介護施設や保育施設、障害者施設を1つにまとめて運営できるよう規制を緩和することや、将来的に介護福祉士や保育士、准看護師などの資格を統一することを検討…」
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↓「1人の職員で高齢者の介護と乳幼児の保育に当たる…」…1人で複合ケアサービス提供にあたるのは、ちょっと非現実的な感じがする。質の担保も課題。資格取得や教育を受けることへの補助、復職支援の整備も必要。今でも、質の管理は常時際どいものがある。
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「なんでもできる」と「なんでもやらないといけない」の間には、果てしない距離がある。
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預け先のなかった重度障害児の保育を可能に!日本初の障害児訪問保育「アニー」の立ち上げ! japangiving.jp/p/2099
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↓随分前の事ですが、駒崎さんの所へ在宅の重症心身障害児・難病児と親御さんの極めて深刻な状況について「お願い」にうかがったこと、今でもよく覚えています。まさか、これほどはやく堅実に実現手前までくるとは…ひたすら頭が下がるばかりです。すぐれた社会事業家にしか出来ない事です。
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↓常時医療的ケアが必要な重症心身障害児の保育は、ごく一部の特殊な事業者を除いては、親御さんが安定的に就労可能なレヴェルでケアや預りの提供をする場はまだまだ未整備。結局、親御さんが付きっきりでケアを丸被りし、特にお母さんは就労できず、心身も経済的にも疲弊しきるのが現実です。
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ライブラリで作業中に『週刊東洋経済』の「貧困の罠」特集表紙が目に入り、車いすで座り読んだ。途上国援助についてでなく、日本の特集。同誌で随分前にまったく同じタイトルの同じような特集を見た気がして検索したら、2007年発行だった。2015年版は、より身近になり切迫している。
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新城拓也先生から『患者から「早く死なせてほしい」と言われたらどうしますか?ー本当に聞きたかった緩和ケアの講義』(金原出版)を頂く。終末期医療が良くも悪くも「流行っている」なか、新城先生の著書は「鬼門」をサラッとついていて興味深い。 |kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.h…
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↓「実際に末期の病気の人達に、「回復の望みがない患者」のシナリオを読ませて、その患者の安楽死・医師の手伝う自殺を望むか聞くと、60.2%は賛成します。しかし自分自身が安楽死・医師の手伝う自殺を望むか聞くと、10.6%しか賛成しません(Emanuel et al. 2000)。」
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↓「つまり、つらい状況におかれている患者の多くは、自分は安楽死を望まないが、自分と同じ状況になった他人の安楽死は許容するという考えをもっているのです。」(新城 2015)
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要介護軽度の生活援助を介護保険給付から全面的にカットする指針。これは厳しい。 …財政制度分科会(平成27年10月9日開催)資料一覧 | mof.go.jp/about_mof/coun…
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財務省:「外来時定額負担」導入など社会保障制度改革案 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20…
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↓仮に要介護2まで生活援助カットとなると、訪問介護現場への影響は大きい。家族が退職して介護せざるを得ない状況に追い込まれたり、高齢者のみの世帯では重度化が進行して在宅介護の継続を断念するケースが増加することを懸念。
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都内は積雪で路面を車いすが走行できないので、本日は自宅を出られそうにありません。弱りました。積雪は以前は慣れ親しんだ天候だったのですが、今ではすっかり社会生活上のハザードとなってしまいました。
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高額療養費の制度改革(自己負担率引き上げあるいは廃止を視野に入れている論もある)を、高齢者施策の縮小・若年層への振り放と結び付けるのは、現行の医療制度で生きている小児疾患の子どもに決定的な亀裂となる。高額療養費は若年の患者の多くに唯一の不十分な医療保障として機能している。
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ALSや重症脊髄損傷で意思疎通に困難を生じても、介助者によるコミュニケーション支援は原則的に入院中認められてきませんでした。入院中は話をする事も難しくなる事案の改善に動き。 | 入院中のヘルパー解禁へ 18年度から難病・重度障害者 chugoku-np.co.jp/local/news/art…
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明日、2016年4月1日、障害者差別解消法が施行され公的機関での合理的配慮の提供が法的義務に位置づけられます。大学や高等教育機関では国公立・私立を問わず、学生や教員、職員への合理的配慮の提供が学務運営上の大きな課題となります。
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明治安田生命:遺伝情報、保険に活用検討 病気リスクで料金に差も - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20160…