金井 宣茂(@Astro_Kanai)さんの人気ツイート(新しい順)

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窓の外を眺めていると、「えっと…ここはどちらの惑星でしたっけ?」と、とまどうような光景に出くわすこともあります。 SF映画かアニメの舞台になりそうな砂漠も、いろいろな顔を持つ地球の一部です。 なんだか、地球誕生の秘密をさがしに、探検に出かけたくなりませんか!?
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船外活動(EVA)を行う飛行士はEVクルー、船内に残って支援を行う飛行士はIVクルーと言います。 船外作業中に手順書を読むことはできないので、代わりに地上の専門官が作業の指示をします。この専門官はグランドIVと呼ばれ、多くの場合、星出飛行士のようにEVA経験のあるベテランが担当してくれます。
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今週は、船外活動に向けての準備が盛りだくさん。宇宙服や道具の用意もそうですが、宇宙ステーションの外で行う作業手順について、地上の担当官と打ち合わせで意識合わせをするのも、大切な準備です。 今回、地上からサポートしてくれるのは、自身がスペースウォーカーでもある星出飛行士です!
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宇宙実験の特別集中週間(?)が終わり、たくさんの作業を完了することができました。 今週は、延期となっていた船外活動が行われる予定です。使用予定のツールの用意や、宇宙ステーションの外に出て行くためのエアロックの整備、必要な訓練など、週末のうちから準備を進めています。
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みなさま、この週末はいかがお過ごしでしょうか? 宇宙飛行士に求められるのは自己管理。頑張り過ぎで、クタクタに疲れていると、いざ突然、緊急事態が起こったときに、十分な働きができない可能性があります。 休むときに、ちゃんと休むことが求められます。 週末にぐうたら過ごすのは大切なのです。
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#金井に質問 軌道上でも、この企画をすることになりました! 2月9日(金)~2月16日(金)までの間に、上記ハッシュタグをつけて質問をお寄せください。 リアルタイムでお答えはできませんが、2月17日以降に、少しずつ回答していきたいと思います。
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いよいよ冬季オリンピックが開幕しましたね! 日本代表選手のみなさんには、日ごろの練習の成果をいかんなく発揮していただきたいと思います。 宇宙からも全力で応援をしています。 がんばれ、ニッポン!!
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カナダの北、ジェームス湾に流れ込む川の支流は、まるで氷でできた樹ですね。
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アメリカとカナダの国境に位置する、スペリオル湖です。 淡水湖としては最大の面積をもつのだそうですが、寒さで凍てついているように見えます。 みなさまも、どうか暖かくしてお過ごしください。
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おはようございます。今週も折り返しですね。 最近、窓の外を見る時間がなかったので、消灯時間のあとに、日の出から日没までボーっと外を眺めてきました。 南太平洋の離れ小島から始まって、凍てつくカナダの大地まで、40分ほどの飛行でした。
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「きぼう」の中の「実験ラック」の移設を行いました。 さまざまな実験機器が詰まった大きなラックも、無重力環境では、らっくらくです。 「きぼう」運用が始まって10年近くが経過しますが、今でもこうして少しずつバージョンアップを重ね、さらに利用しやすく効率的な宇宙実験施設を目指しています。
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水再生装置は、NASAのものしかないので、ロシア側で回収された水分はタンクに集めておいて、クルーの作業によって水再生装置に移し変えます。 再生された水は、飲料水となるだけでなく、電気分解によってキャビン内の酸素を作り出すことにも使われます。
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アメリカのトイレは、配管が水再生装置につながっていて、自動で水が再生されます。 回収した水分を100%再利用できるわけではありませんが、生活用水をすべてロケットで打ち上げるコストを考えると、相当な経費の削減です。 今日飲んだコーヒーが、水再生により、明日のコーヒーとなるのです!
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手にしているのは、ロシア製のタンクです。 ロシア側のトイレで溜められた尿を水再生装置で処理したり、処理の終わった後の残りカスを、廃棄するためにタンクに移し替えたり、すべてが全自動というわけにはいかず、クルーの手作業が必要です。
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顕微鏡をのぞいているのは、骨の細胞培養を行ったNASAの実験です。 毎週、順調に増えていく細胞を観察して写真を撮っていく作業は楽しいものでした。 骨折の治療や人工関節の手術で使えるような、医療用の骨の接着剤を開発するための研究です。近い将来、病院で使われるようになるかもしれません。
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おはようございます。 今週の宇宙ステーションは、科学実験のスケジュールが盛りだくさん。 先日はNASAの「ディスティニー」、ヨーロッパの「コロンバス」、日本の「きぼう」での週間の宇宙実験利用時間が記録を更新したそうです。 さらに上を目指して、今週もモリモリ作業に取り組みたいと思います。
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光の加減なのか、空気を通さずに撮影しているせいか、はたまた自分にはオーバースペックなプロ仕様のカメラの設定によるのか、水彩画のような写真が撮れることがあります。 目の前に広がる光景は、いつだってリアル感たっぷりなのですが、カメラのレンズを通すと違って見えるのが不思議です。
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地球の表面の変化は実にダイナミックで、惑星そのものが生きているように思えてなりません。 気象学の専門家が宇宙ステーションに滞在して毎日観測を続けたら、新しい発見が色々出てくるのではないかとも思います。
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宇宙ステーションでの趣味となりつつある、雲の写真コレクションもだいぶ増えてきました。 これは、青いキャンバスに白い絵の具を落としたようです。
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金曜日のロシア人クルーによる船外活動は、夜遅くまで続きました。 わたしも、手順書を片手に、ハッチの操作や気密チェックで参加させていただきました。ロシア語でモスクワ管制センターと交信するのは久しぶりで、楽しみました。 おかげで、土曜日はみんな朝寝坊。のんびり、ゆったりな週末です。
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雲間を通してみる阪神~京都のエリアは、ぼんやりとして、まるで霧がかかっているかのようです。 街の明かりがやわらかく、やさしく感じられました。
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おはようございます! 九州地方のみなさま、お待たせしました。雲がかかっていて、どうかなぁ…というコンディションだったのですが、画面を明るくしていただければ、なんとか輪郭が見えるのではないでしょうか? 今日は、花の金曜日。英語でもTGIFと言って、週末に向けて最後のひとがんばりをします。
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宇宙ステーションは、高度400kmという低軌道を飛行しているので、目まぐるしく移り変わる地球の表情を見ていて飽きることがありません。 一方、地球低軌道を越えて有人宇宙探査をするとなると、陸地の沿岸から外海にでたときのように、遠くに光る星々を見続けることになるのでしょう。
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せっかくの皆既月食でしたが、宇宙ステーションからは観察できませんでした。 無念です。 周りを見渡すと、船内の窓は下面(地球側)にあるものばかり。天頂に向いているものはありません。 将来の宇宙探査のための宇宙船をデザインする際には、必ず全方位に窓をつけるべきと思った一日でした。
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月曜日の船外活動は延期になってしまいましたが、金曜日にはロシアの船外活動が予定されています。 宇宙ステーションに滞在しているロシア人宇宙飛行士が2人とも船外に出てしまうので、宇宙服への着替えの介助やハッチの気密チェックなどの支援業務は、わたしが担当します。 責任重大です!