kemofure(@kemohure)さんの人気ツイート(リツイート順)

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今回のチェンソーマン、救いが無いのが、「正義の悪魔は法などとは関係ない、契約者の考える個人的正義を執行する悪魔」ってことが委員長の時に既に示されていて、ユウコちゃんが、生活保護パチを断罪するネット的正義で動いていたことが明かされるところで、アサもショックだし読者もショックという..
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テクストの解釈の無限性については、筒井康隆「文学部唯野教授のサブテキスト」が最高に面白いのでお勧めです。「いっぱいのかけそば」を最高に面白い読み方をしています
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(続)小泉悠「今回の問題は(朝日の記者が)そういう話(専門家によるエビデンスに基づいた話)をすること自体が市民感覚がないのだと言っている。えっじゃあ僕たちどうすれば言いんですかと。僕や高橋さんがテレビに出ると顕著なんですけど、『楽しそうに戦争の話しやがって』とか言われる」(続)
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大庭三枝「(市民感覚を大事にして専門家も)おいおい泣きながら戦争の話をするのかという話(略)日本の中では軍事とか安全保障について触れること自体が(感情論的に)ダメということが長く続いてきた。だけど今はそれが随分変わってきた」 三人とも朝日新聞と朝日記者めっちゃ批判してて面白かった
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(続)小泉悠「三牧聖子さんは別に記者さんが言ったようなことは言ってない訳でしょう」 大庭三枝「でも、ネット上では三牧聖子さんの意見としてそれが広がってしまっている」 高橋杉雄「専門的な知識を振りかざしてっていうのはたぶん僕のことなんですよ。防衛費の議論を真正面からやっているので」(続)
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「(押収された)書籍には小説が複数冊含まれており、一部に銃を使用する描写」「県警は山上容疑者が小説を読むなどし、銃を使った犯行への執着を深めていった可能性もあるとみている」 冒険小説、軍事小説、警察小説etc、広範囲に小説家大ピンチなので、出版社は警察に抗議する準備をしておくべき twitter.com/kuon_amata/sta…
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(続)高橋杉雄「(曖昧な市民感覚ではなく正しい)エピデンスで議論しないといけない。エピデンスで議論することが嫌な人がいる」 大庭三枝「エピデンスの元で(予算を)作るということが大事」 小泉悠「そういう話なんですよ。今回の問題はそういう話(専門家によるエピデンスに基づいた話)を」(続)
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上記引用は国際政治ch147小泉悠、高橋杉雄、大庭三枝「終わらない戦争」より。三牧聖子氏の記事を使い朝日新聞と朝日記者が専門家批判をしていることを分析して、感情論であるときっちり批判し返している対談で面白かった。小泉悠さんらの言葉通り、市民感覚の暴走を抑える為に専門家がいるんですよね
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水星の魔女、自分が一番驚くのは「明るいハッピーエンド」的な捉え方をされている人々が多いように見受けられることで、本当に驚く。今回の最終回、自分はカタルシスのない、暗い終わりだと感じたので、捉え方が真逆なのは本当に驚き。三島由紀夫風に言うなら、「二十一世紀のように暗い」と感じた
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永井均先生も「これがニーチェだ」で、教育の役割は、子供達が持つ異端の想像力を禁ずるのではなく、伸ばしてあげることと書いていましたね。非道徳性を禁ずるのではなく、それを社会的に適応できる形に伸ばしてあげるのが教育と。例えば残虐が好きなら、残虐を虚構で表現するホラー小説家の道を教える
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永井均「自分の固有の生の喜びを社会の構成原理と矛盾しないものに、できるならその発展に役立つようなものに鍛えあげる政治的な力を身に付けることを教えるべき(略)どんな奇異な喜びも、世の中と折り合いを付ける道はどこかに残されている」(これがニーチェだ) 残虐性は昇華により優れた創作となる
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飯田一史さんの本は何冊か拝読しておりまして「いま、子どもの本が売れる理由」(筑摩書房)が、下記をより突っ込んで分析していて面白かったです。物凄く大雑把に解説すると、今、児童書は凄く売れていて、子供達は日本の歴史において最も読書家な時代になっていることを分析。これは教育政策の成功(続) twitter.com/seikaisha_maru…
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政治学の話をすると、市民感覚(コモンセンス)が政治の基本というのは欧米の基本的な考え方ですが、市民感覚は「人を傷つけてはいけない」とか「困った人がいたら助けよう」とか、プリミティヴな感情レベルの話で、政治や法律にそのままでは適用できない。専門家とは専門性と学識で橋渡しをする役目
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コモンセンス(大衆の原初的感情)は専門家の役割を重んじ、大衆と制度を橋渡しをする人材として専門性を大事にすることで、始めて機能するんですね。これは日本だとリベラル派プラグマティストの鶴見俊輔とかが社会構造の基礎として述べています。逆に専門性を軽視すると様々な問題が発生(私刑や独裁等)
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上記記事は、東京大学 公式サイト「なぜ現代人には虫嫌いが多いのか? ―進化心理学に基づいた新仮説の提案と検証―」(Why do so many modern people hate insects? The urbanization–disgust hypothesis)です。サイトに掲示してある論文URL先でジャーナル論文が読めます。
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「虫嫌いの背景には、病原体の感染を避けようとする過去の進化的圧力によって形成された心理的メカニズムがあり、それが都市化によって強化」(東京大学,同記事) 過去の進化的圧力(虫を忌避する遺伝子が病原体を避けて有利に生存)があるという進化心理学的仮説が、SF的でミステリ的で面白かったです
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海外(北米)だとゲームクリエイターには1000万円以上の年棒を払わなければならないが、日本だと年棒500万円以下で済む為(日本一ソフトは平均年棒451万円)、人件費の安い日本でゲームを開発して海外で売ることで巨額の利益を得られるとの分析。日本のゲーム会社が生き残るにはこの方法しかなさそうだね..
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脱衣麻雀文化を消滅させたJAMMAの表現規制が行われた理由は複合的とされていて、一つには、ゲーセンを明るくする(暗い、汚い、恐いの三点を無くして、ファミリーが入りやすいゲーセンにするというセガなどが取った戦略)という目的があり、もう一つには児ポ禁法の施行の影響を受けたとされていますね
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ポケモンSV考察みていたら、SVのシナリオはSFで言うブートストラップ・パラドックス(タイムパラドックスの一つ、因果のループ。原因と結果が互いに循環する)のストーリーと考察されていて、凄く面白いな。エリアゼロとタイムマシンとAIは時間の中を循環しているという考察。詳しくは下記連ツイートに。
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山上容疑者、一般的なオタク趣味を何一つ持っていない物凄く硬派な犯人だったから(映画の趣味も硬派、おそらくPCゲームと読書も硬派)、オタク趣味のせいにしようがなくて、警察はついに小説に攻撃(銃が使われる小説が原因)を仕掛けてきて驚愕している。本当に表現の自由を縛りたくて仕方がないんだな..
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日本のSNS以外では「スレッタとアーシアン気の毒だったね」みたいな穏健な意見が多いのに、日本のSNSだけ「水星の魔女は反革命の重要性を描いている」とか、アーシアンは処分とか(もっと過激な言い方している)、スペーシアンに感情移入してアーシアンを深く憎悪する人達が沢山いるの意味がわからん...
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ツイッターのお金配りは犯罪組織が犯罪用の口座を入手する為に行われているとのツイート。真偽は分からないがありそうな話で興味深い twitter.com/oogakesanmelon…
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「NHKクローズアップ現代 誰も助けてくれなかった 告白・ジャニーズと性加害問題」見ているんだけど、凄まじいね。 ・ジャニーズに入ったばかりの未成年を狙う ・声を挙げても全て揉み消される。城壁に小石を投げるもの ・ジャニーズ事務所はマスメディアを完全に支配しており、一切報道しない(NHK)
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水星の魔女がなぜ微温的な終わりになったのかはRedditの「製作側の女性に対する認識が影響しているのではないか」という分析が面白かったですね。やめなさいトマトは、スレッタの犠牲的な行為にも関わらず、彼女を怪物のように描いている等。物凄い長文(ほぼ論文)なので、以下、要約、抜粋してご紹介。
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海外(アメリカ)だと、水星の魔女、かなり不評な感じで、自分は海外の人に共感しちゃうので、海外の方が感性が近いのかもしれない。例えば、redditの水星の魔女エピソード24カテゴリのトップコメントはこう(以下、意訳です)。(続)