kemofure(@kemohure)さんの人気ツイート(新しい順)

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進化心理学的には、虫を忌避しない人は感染症に感染して淘汰されてしまったので、今生きている我々人類は、虫を忌避することでリスクを避けて(生き残りに最適化されたエラーマネジメントして)生き残ってきた末裔なので、虫を忌避すると。進化心理学の分析めっちゃ面白いね。ミステリの名探偵みたいだ
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「(進化心理学において)コストが、進化の歴史の中で非対称的であった場合、コストのかからない誤りをする方に判断が偏る傾向が進化する(略)不確実性が大きければ大きいほど、この偏りが大きくなる」(東京大学「なぜ現代人には虫嫌いが多いのか?」) 面白い論文なのでご一読お勧め。進化心理学面白い
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東大の論文は、人類の大半は昆虫を忌避。これはなぜ起こるのかを進化心理学の病原体回避理論とエラーマネジメント理論で説明する仮説と検証。人類は昆虫が運ぶ病原体を回避する進化心理の目的が第一にあり、有害な昆虫と無害な昆虫の区別が付かない為、全ての昆虫を忌避するというマネジメントを行う
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コオロギの昆虫食問題、なぜここまで激烈な反応を引き起こしているのかなと思っていたら、ちょうど東大の研究チームが進化心理学による「なぜ人類は昆虫を多大に嫌悪するのか」という研究論文を出していて、読んでいたんだけど、進化心理学めちゃ凄い。超納得した。簡単に説明すると(続)
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これは、原作(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ「戦争は女の顔をしていない」岩波現代文庫)だと、ドイツの民間人への略奪と暴行が描かれているので、「戦争は本当に嫌だな」と感じられるけど、漫画版はそういう描写はカットされているというのはありますね... twitter.com/madanaizo/stat…
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ドイツのクーデター未遂事件、下記のタイムズの記事が一番まとまっていて分かりやすかったです。ご一読お勧め。 下記タイムズ「情報機関BfVは、目的を達成する為に武力を行使する準備ができている右翼過激派が現在約13500人いると推定しています。これが最後のクーデター計画ではないことは確実」 twitter.com/aozora504/stat…
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ポケモンSV考察みていたら、SVのシナリオはSFで言うブートストラップ・パラドックス(タイムパラドックスの一つ、因果のループ。原因と結果が互いに循環する)のストーリーと考察されていて、凄く面白いな。エリアゼロとタイムマシンとAIは時間の中を循環しているという考察。詳しくは下記連ツイートに。
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今回のチェンソーマン、救いが無いのが、「正義の悪魔は法などとは関係ない、契約者の考える個人的正義を執行する悪魔」ってことが委員長の時に既に示されていて、ユウコちゃんが、生活保護パチを断罪するネット的正義で動いていたことが明かされるところで、アサもショックだし読者もショックという..
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ツイッターのお金配りは犯罪組織が犯罪用の口座を入手する為に行われているとのツイート。真偽は分からないがありそうな話で興味深い twitter.com/oogakesanmelon…
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結局、統一教会問題から目を逸らすよう自民党から圧力が掛かっているのがあって、「銃が出てくる小説が原因!」とか警察がめちゃくちゃなことを言い出している訳で、自民党の中にいる表現の自由議員は何もしないだろうし(漫画ともエロとも関係がない為)、野党系表現の自由議員は絶対に必要なんですね..
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山上容疑者、一般的なオタク趣味を何一つ持っていない物凄く硬派な犯人だったから(映画の趣味も硬派、おそらくPCゲームと読書も硬派)、オタク趣味のせいにしようがなくて、警察はついに小説に攻撃(銃が使われる小説が原因)を仕掛けてきて驚愕している。本当に表現の自由を縛りたくて仕方がないんだな..
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「(押収された)書籍には小説が複数冊含まれており、一部に銃を使用する描写」「県警は山上容疑者が小説を読むなどし、銃を使った犯行への執着を深めていった可能性もあるとみている」 冒険小説、軍事小説、警察小説etc、広範囲に小説家大ピンチなので、出版社は警察に抗議する準備をしておくべき twitter.com/kuon_amata/sta…
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永井均「自分の固有の生の喜びを社会の構成原理と矛盾しないものに、できるならその発展に役立つようなものに鍛えあげる政治的な力を身に付けることを教えるべき(略)どんな奇異な喜びも、世の中と折り合いを付ける道はどこかに残されている」(これがニーチェだ) 残虐性は昇華により優れた創作となる
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永井均先生も「これがニーチェだ」で、教育の役割は、子供達が持つ異端の想像力を禁ずるのではなく、伸ばしてあげることと書いていましたね。非道徳性を禁ずるのではなく、それを社会的に適応できる形に伸ばしてあげるのが教育と。例えば残虐が好きなら、残虐を虚構で表現するホラー小説家の道を教える
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ごんぎつねの鍋で煮られているのはおっ母説、子供達の素晴らしい想像力だと思うし、こういった想像力を伸ばしてゆくべきだと思いますね。一概に否定するのが一番よくない。こういった想像力の先にホラーの傑作「長い暗い冬」とかある訳ですし
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テクストの解釈の無限性については、筒井康隆「文学部唯野教授のサブテキスト」が最高に面白いのでお勧めです。「いっぱいのかけそば」を最高に面白い読み方をしています
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例えば、ごんぎつねの兵十の住んでいる集落がカニバリズムの風習のある集落であり、亡くなった人を悼んで食べる風習があった可能性は否定できない訳です。テクストは一意に解釈することはできず、無限に開かれているので。そういったテクストの無限性について教えていくのが本来の文学なんですね
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神戸大学レポートや、元となった授業の報告者(教師)が言っているのは、子供の多様な解釈を認め、それを一意な答えで潰さずに、多様な解釈を皆で議論することが大事ということ。それを石井光太氏は全く逆転させて捉えていて(一意な答えで多様な解釈を潰せ)、問題だと思うなあ。テクストは開かれている
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「報告書によると、実際の授業で「大きななべのなかで煮えているのは何か」について子供たちは議論をしている。最初に出された答えは「兵十のおっ母」、異議を唱える子、疑問に思いつつも兵十のおっ母の可能性を完全に否定しない子、いろいろである」(神戸大学) 多様な解釈の必要性の分析
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神戸大学経済経営研究所のレポート「秋田県と「ごんぎつね」と説明力」だと、子供達のテクストに対する多様な解釈を認め、一概な答えを出さないこと、鍋で煮られているのが兵十のおっ母であることを否定しないことが大事と結論付けていて、石井光太氏と全く逆の結論を出している。私は神戸大の方に賛成
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これ、神戸大学経済経営研究所の「秋田県と「ごんぎつね」と説明力」(2017)ってレポートがたぶん元ネタ。神戸大学経済経営研究所は、「なべで煮られているのはおっ母である」と答える子供達が増えていることに対し、その想像力を肯定的に捉えている。石井光太氏とは受け止め方が全く逆なのが面白い twitter.com/bunshun_online…
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脱衣麻雀文化を消滅させたJAMMAの表現規制が行われた理由は複合的とされていて、一つには、ゲーセンを明るくする(暗い、汚い、恐いの三点を無くして、ファミリーが入りやすいゲーセンにするというセガなどが取った戦略)という目的があり、もう一つには児ポ禁法の施行の影響を受けたとされていますね
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脱衣麻雀がアーケード規制(アーケードゲームを審査するJAMMAの表現規制)で滅んだことを思うと、表現の自由を草の根で守ることは本当に重要です。規制されると文化は簡単に滅ぶし、一度滅ぶと、もう二度と蘇らない(今は中国などの海外メーカーがsteamで脱衣麻雀を作っているが日本の商業では壊滅状態)。
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海外(北米、英国、カナダ)に開発拠点があるスクエニが平均年棒1427万円(いわゆる年棒10万ドルラインちょうど。それくらい提示しないと海外の人材は雇えない)で、日本にのみ開発拠点がある日本一が平均年棒451万円(32000ドル)なの、日本は貧しくなったんだなあと感じるね...
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日本国内だけ見ているゲームクリエイターは気付かないけど、32000ドルでゲームクリエイターを一年間雇用できるとか、北米のゲーム会社から見たら日本のゲームクリエイター雇用環境は垂涎の環境だろうな...北米だと年棒10万ドルとかでオファーしないとゲームクリエイターは働いてくれないから