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本日(2/27)日経新聞さん朝刊記事。
nikkei.com/article/DGKKZO…
日経さんも厳しい論調です。そりゃそうだ。今回の大手電力10社の行為は資本主義における健全な市場競争の根幹を破壊するものだからです。国民はもっと怒ってよいと思いますし、メディアはもっともっと追求すべきでしょう。→
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今まで生温かい目でスルーしてましたが思わずツッコミを入れたくなっちゃったので、すみません、一言だけ。
「それ、私の本ちゃう…。」
こんな根本的な事実誤認に気がつかないこと自体、私の本や論考を読まずに妄想を暴走させてる証拠では? これにいいねRTしてる人たちも情報取集能力大丈夫…? twitter.com/powerpc970plus…
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すみません、大平さんのご興味は理解しましたが、それを他人に押し付けると「論点ずらし」に容易に発展します。それは科学的(論理的)方法論ではありません。私の元投稿がご自身の興味を満たしていないからといって他人に「科学を語るべきでない」と要求するご主張はそれ自体科学的ではないですよ。 twitter.com/ohiratec_mega/…
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→チェリーピッキングは、意図的か無意識かに関わらず、本質的に非論理的・非科学的方法論です。チェリーピッキングは、勇ましい断定調で語られるだけでなく、本題とは異なる枕詞に巧妙に紛れ込み「呪いの言葉」となる場合もあります。このような詐術の構造を知った上で、皆様是非お気をつけを…。
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電力逼迫時に再エネはあてにならないという声もあるので、エビデンス投下。太陽光は夏に風力は冬に強い。再エネ同士の適度な組み合わせが有効で、その点で日本は太陽光偏重でなく風力も早くから大量導入を進めていれば…、という話。#インスタ映えするデータとエビデンス instagram.com/p/CJ7XLS4julL/
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今回の電力市場価格高騰に関して公開データを元に分析を行いました。以降連投します。
(分析結果を速報的に公表するものなので、複数の方とご相談しながら作成したものの、完璧性は必ずしも保証できるものではありません。もし誤りを見つけた場合はご連絡頂ければ速やかに修正致します。)
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IEAのMonthly Electiricty Statisticsが更新され2022年のデータが出揃ったので、早速OECD加盟国の再エネ導入率ランキング2022年版を作ってみました。再エネ率80%超の国はOECDで9ヶ国。日本は24%でこの数値は国内議論では多いかのように語られますがOECD32位です。 #インスタ映えするデータとエビデンス
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本日(9/22)の日経新聞。原発は(特に日本において)隠れたコストが大きい可能性は様々な研究者が指摘してきましたが、こういう記事が日経さんでも載るようになったというのは時代の象徴かも知れませんね。隠れたコストは無かったことにされがちなので、まず調べることが重要。
nikkei.com/article/DGXZQO…
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本日(10/9)日経新聞朝刊記事。カリフォルニアの電力状況を紹介していますが、またしても先入観に基づくステレオタイプなナラティブ記事でとても残念です。とにかく再エネの悪口並べて原子力を持ち上げるだけではチェリーピッキングになりやすい典型例かと。以下、デバッグ。→
nikkei.com/article/DGKKZO…
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→エネルギー政策と産業政策のミスマッチがあると、不要なときに補助金じゃぶ漬けでガラパゴス技術を開発し、将来必要になった時には要素技術は全部韓国や中国に持ってかれ、プラットフォームは米国やドイツに持ってかれ、何にも残らないというバッドな未来もあり得ます(他の分野でも経験した通り)。→
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今回の需給逼迫で原発再稼働の気勢も上がってるけど、まずその前に、石油火力が約13GW (原発13基分!) も休止している現実に対して、それは何故か、どうすべきかも議論した方がよいでしょう。石油火力はこういう時にこそ実力を発揮するピーク電源のはずなのでは…?
hjks.jepx.or.jp/hjks/unit_stat…
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ご安心下さい。環境省の試算によると、土地利用制約などを考慮したとしても、我々が1年間で使う電気のざっと7倍の再エネが国土・領海に眠っている(しかも枯渇しない)試算となっています。見方を変えれば日本はエネルギー資源大国なのですよ。 twitter.com/mesikuwanuinu/…
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→というわけで、テレビに出てるコメンテーターさんや何でも評論家の方々は、是非、伝聞やうろ覚えの思い込みでなく、ちゃんと科学的根拠や最新技術、国際動向をひととおり調べてきちんと基礎理論や最新情報を学んでからテレビで発言して欲しいと思います。(了)
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通りすがりの専門研究者ですが…、このプレジデントオンラインの記事の主張には科学的根拠が見出せません。欧州の電力価格が上昇した原因は単純に天然ガスの価格が上昇したからであり、再エネの影響はとても小さいです。このような科学的方法論に基づかない個人の思い込みの強い記事には要注意を…。→ twitter.com/ouchi0203/stat…
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→確かに高風況国は有利かもしれませんが、低風況国は「向かない」との断定は論理飛躍です。
このように、③④の情報を無視して(意図的に隠して)①②だけを恣意的に提示して結論を導く手法は、一般に「チェリーピッキング」と言われます。
以下ではチェリーピッキングがなぜ発生するかを解説します。→
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検査抑制に加担した者が自ら「検査抑制論でした」と白状するケースは稀です。自分で「検査抑制論なんて言ってない」と言い張るだけでは反論になり得ません。もし「検査抑制論なんて言ってない」が研究者としての良心からくるのであれば、まずはPCR原理主義者云々の本を絶版されては如何でしょうか。 twitter.com/georgebest1969…
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昨日に続いてもう一点。この「検査抑制論なんて言ってないし」という部分は実はとても重要。
「検査抑制論」とは何か?の定義が話者の間で共有されていないため如何様にも解釈可能で、それを利用して無限に言い訳が可能な構造が出来上がっています。この構造、多くの人に(ご本人も)認識して欲しい。 twitter.com/georgebest1969…
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→本来、命題の真偽を巡る攻防はこのような「非対称性」があるのですが、チェリーピッキングはこの非対称性を悪用し逆転させる詐術です。つまり、たった一つもしくは少数の事例をピッキングすることで、その命題があたかも「あらゆる条件」でも真であるかのような勘違いを誘発させる手口です。→
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→因みに①〜④各国の風力発電の年間発電電力量(2019年)は下記の通りです(IRENA irena.org/publications/2… , 導入率は概算)。
①英国: 64TWh(うち陸上32TWh), 導入率約18%
②日本: 8TWh, 約0.8%
③スペイン: 56TWh, 約20%
④インド: 63TWh, 約4%
発電電力量や導入率は、風況と相関はなさそうです。→
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→ある命題(例えば「日本では風力は向かない」)を証明・立証しようとした場合、あらゆる条件を検証しない限りそれは断定できません。あらゆる条件を検証するのは膨大なデータの分析が必要です。一方、ある命題を否定するには反証例(今回の例では③④)を一つでも挙げればよいので簡単です。→
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→因みに独が電力を輸入するのは電気が足りないからではなく電力市場で国内の高い電源(ガスなど)が他国の限界費用の安い電源(再エネなど)に負けるから。電力の市場取引が未成熟な日本では電力市場の仕組み無知・無関心な故に「足りる/足りない」「依存」の極論に走る見解も多いようですね…。→
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IPCCのこのグラフが、日本のメディアで日本語で公開された意義は大きいですね…。統合報告書の発表直後は何故かどのメディアさんも原文のこのグラフを紹介して頂けず、そうすると日本国内ではこの重要なグラフが「無かったこと」になってしまうところだったので…。 twitter.com/Knjshiraishi/s…
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→参考文献2:
国際エネルギー機関(IRENA)報告書『変動性再生エネルギー大量導入時代の電力市場設』(2019) p.33図1.11
env.go.jp/earth/report/s…
蓄電池(化学的貯蔵)は図は図の右上にあり最もコストが高い(すなわち他の手段を十分取り尽くした上での最後の手段である)ことがわかります。→