看護師の一斉退職届の件な。あれ本当ならストライキで済む話なのよ。ところが日本人ってやつは根性がひん曲がってるから、ストライキ絶対悪論みたいなもので労働者の権利をゴミみたいに扱うだろ。ほとんどは、てめえも労働者のくせにな。「嫌なら辞めろ」って。だから一斉退職になっちまうんだよ。
欧州だと看護師だって普通にストを打つんだよ。当たり前の権利として。もちろんそれで患者が死んだりしないよ。むしろ患者の役にすらたってる。ストのおかげで看護師の労働環境が守られてるから、看護師の勤続年数が長い。結婚しても子供が産まれても継続できる一生の仕事なんだよ。日本はどうだ?
都市部ほど看護師の勤続年数は短くて、わずか数年で辞める人がたくさんいる。看護師は女性が多いが、切迫流産がものすごく多い。看護師を続けながら結婚や子育てという当然の生活を維持することが難しい。だから欧州と比較すると、経験が浅い未熟な看護師が多いということになる。
ちなみにいうと日本は何でもかんでも看護師にやらせすぎ。欧州ではベッドメイクとか患者の身のまわりの世話的なことは、補助的な看護の資格を持つ人たちがいて、その人たちの仕事ということになってるのが一般的。これだけでかなり看護師が医療的施術に専念できて、人不足が解消される。
ブルーインパルスさ。あれ、結局何だったんだろうな?感動したか?ぼくは冷ややかな気持ちになったよ。あのケムリをみて感動して、医療労働者に対する感謝の気持ちでいっぱいになった人たち。その気持ちはどこいった?ケムリと一緒に消えてなくなった?もしまだ「そこ」にあるなら、できることがある。
まずはストライキ。医療労働者に限ったことではないけど、ストを労働者の権利として応援すること。ストを罪悪視するのは間違っている。ストを打つ労働が悪いのではなく、ストが起こるほど労働環境を悪くしている資本家・経営者に罪がある。その認識を持つこと。
他の労働者のストを応援し、自分も労働環境を良くするためにストに参加する。これがひとつ。次に労働時間。労働環境というと賃金ばかりに目がいくけれども、実は賃金より重要なのが労働時間。これに目を光らせて短縮させていかないといけない。1日8時間以内、週35時間以内。看護師だって同じ。
世のなかにはなぜか労働時間を短縮すると雇用が縮小して賃金が下がると思ってる人が多いけど、逆なんだ。実際は労働時間を短縮すると雇用が増えて賃金が上がる。日本より労働時間が短い欧州の方が、日本よりはるかに賃金が高いね?それは労働時間が短いからなんだよ。時短のためのストをやるから。
つまり「賃金あげろ!」ばかりで労働時間の短縮を軽視してきた日本型の「労働環境改善」は間違っている。賃上げは大切だけど、労働時間の短縮はもっと大切。その観点で医療労働者の労働環境も改善していく。ふたつ目は、時短の観点を持つこと。そうなると看護師は増やしていかないといけなくなるよね。
みっつ目は、医療費の窓口負担をなくすこと。そういう政治を求めて、賛同していくこと。現実的なところでは保険医療の窓口負担をなくすこと、といったところかな。これを目指す。なぜか?仮に看護師のストや労働環境改善を進めていくとして、人件費等が上がったとする。
その影響が貧しい人々を医療から遠ざける結果になるのでは、論外としかいいようがない。医療の労働環境改善の恩恵を、すべての人々に還元しないといけない。だからいま現在のように、高額な窓口負担によって貧しい人が医療から遠ざけられている状態をなくさないといけない。そしてよっつ目は。
みんなが医療費を負担していくという覚悟を持つこと。特に重要なのが応能負担。医療は社会のインフラだ。優れた医療があるからこそ、企業はそこで育った優秀で健康な人を雇い、利益をあげることができる。自分も医療費を負担する。そして、豊かな者がこの負担から不当に逃れることを許さない。これ。
この、たったよっつの「意識」を世のなかの人たちが持つこと。これだけで医療産業といわず日本の労働環境が変わる。医療労働者がストを打つといえば冷たい視線を向けられるいま、あの飛行機雲で感謝の気持ちがあふれかえってきたというたくさんの人々がこの意識を持ってくれたら、どれだけ救われるか。
看護師は誰だって辞めるために資格をとったわけではないはずだ。続けたいのにやめざるを得ないんだ。われわれが集団退職の一件についてやるべきことは、看護師が「辞めずに済む、続けられる労働環境」を受け入れること。つまり、ストや医療負担について否定的にならないこと。応援すること。
最後にこれはつけ加えないとダメかな。いままで日本の労働運動、労働組合を形づくり、継続してきた人たち。あんたら反省しなよ。いままで日本で行われてきた反社会的なエセ労働運動が、日本の労働環境すら破壊してきたんだよ。組合関係者は改心してくれ。そうでなきゃ誰もうかばれん。
そういや、ぼくが煽り運転の被害に遭ったとき、警察は受け取りたくない被害届をゴリ押しして、ネットやテレビにドラレコ映像を公開したぼくのことめっちゃ敵視してたのよね。で、とにかく一切の情報を出さないかったのよ。相手側はぼくの方が煽ってきたと言ってるのに、相手のドラレコは絶対みせて
くれなかったし、民事で訴えると言っても相手の姓名からなにから、とにかく秘密にされてた。書類送検したことも警察からは情報がこなくて、裁判所からの連絡ではじめて知ったし。ぼくが加害者のことを知ったのは「この人知ってます」とか「私も煽り被害に遭いました」という人たちからの情報提供だった
のよね。ぼくとの一件があったあともずいぶんと荒っぽい運転をしていたようで、被害者にひどいドラレコ動画を見せてもらったこともあった。相手はそういう人だったんだけど、警察は最初「被害届を出したところで絶対に罪には問えない」と言い張って、とにかく被害届を受けとろうとしなかった。
これはイカンと思って、警察がぼくのドラレコカメラを調べたいから出頭してくれと言われた日にテレビの取材者とアポとって、警察の前で取材してもらったのよ。放送されなかったけど。そしたら、なんとぼくがよ?警察署の中で4人のオマワリさんに囲まれてしまったのよ。被害者なんですけど?😂
しかも立ったまま。かな〜りきっつい口調で「なんでテレビ局と話をした?」「容疑者が逃げたらどうする!」などと押し問答。「逃げられるのは警察に事件を握りつぶされるよりマシだからです」などと、けっこう長い時間囲まれてた。警察にとって、自分たちが受けとらないと言った被害届をごり押し
してくるザコ市民は、加害者よりよっぽど敵なんだよね。言葉ではなかなか伝わらないけど、ちょっとすごい敵意をバンバン向けてくるわけ。ぼくが被害者なのにだよ?😂最終的にはテレビ放送なんかもあってもみ消しできないと思ったのか事件から1年近く経ってようやく被害届受理。結果は一切連絡なし。
で、連絡してきたのは裁判官。これがけっこう丁寧で、忙しいだろうに電話でいろいろ説明してもらった。「相手が謝っているので、謝罪文を送ってもいいか?」とのこと。「真摯な謝罪なら真摯に応じたいと思います」というと、加害者の代理人経由で手書きの謝罪文。代理人いわく「謝罪金で解決したい」。
ぼくはその謝罪文を読んで、けっこう受け入れた。しかし全部チャラというのはあり得ないので、謝罪を受けて提訴は取り消して、刑事の方では罰を受けてもらうことにした。もちろんカネは受けとってない。裁判所は結果が出るとすぐに書面で報告してくれた。ようするに、当初警察がいっていた
「被害届を出しても罪は問えない」というのは、実際の裁判を結果論として考えれば、まったくのデタラメだったといっていい。明らかに罪に問われるべき人を、警察にどんな理由があるのかはわからないが、とにかく握りつぶすことに躍起だった。そのために被害者(ぼく)を囲んで恫喝もした。
ぼくはそういうので逆にやる気出るタイプだから根気の燃料供給嬉しかったけど、普通の人がそういう状況におかれたら、どうなのかを考えて欲しいのよね。ぼくの感覚でいえば、ほぼ99.9%の人が被害届を諦めたと思う。たしかに煽り運転は接触しない限り被害があったとはいえないケースもある。でも、