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ジェンダー平等が146か国中116位で、中国にすら負けている男尊女卑大国ニッポンでは、男性に自分の特権を反省する動機がまったくなく、女性も生存戦略として男尊女卑を内面化してきたため、男女差別ではなくて実力だみたいな寝言をTwitterに臆面もなく書けるということか。2023年だとは思えないな…。
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あの経験が無ければ、批判とは他者への攻撃であり、討論とは勝負であるという偏見に陥っていた可能性も十分にある。日本の学術界でも、より多くの学生に批判が奨励されるようになり、活発な批判文化が育てば良いと思う。批判者をSNSで叩くなど、研究者の風上にも置けない行為と言える。
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私が関わった教授は4年間とおして全員、批判者に感謝し、批判を受け止め、反論がある場合は「別の見方として」という感じで「yes, and...」アプローチをとった。その器量と余裕からは、各々の研究業績と学術的貢献への強い自信と自負が見て取れ、学生時代に私はそれを「かっこいい」と思ったものだ。
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日本の学術Twitterが特殊すぎて混乱中。カナダの大学で学んでいた頃は、自分の仕事を批判されてdefensiveになる教授はひとりもいなかった。少なくとも人文科学では、学科や学部全体として、学生からの批判を奨励するという方針が共有されていたから。
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本文の指摘もさることながら、結びの以下の言葉にも深く同意します。
「そもそも大学教授がゼミの学生などを動員し、大人数で一冊の本を訳すという日本の習慣自体が異常なのであり、責任が分散することもあってか、そのようにしてつくられた翻訳書は......
vegan-translator.themedia.jp/posts/43261892
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少し生々しい話になりますが、翻訳の現場のリアルをお伝えします。最後までお読みいただけたらありがたいです。 kenjihayakawa.com/support/
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ヤニス・バルファキスからメッセージです。@yanisvaroufakis
日本からも22日に記者会見、25日にアマゾン本社前でデモが予定されています。以下の公式ウェブサイトをご覧ください。makeamazonpay.com/map-ja/
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11月25日「ブラック・フライデー」に、アマゾンの従業員たちはストライキを計画しています。日本でも来週に記者会見が開かれます。
今年に入り、アマゾンは3ヶ月でなんと17兆円の利益をあげましたが、労働者の賃金は下げられ、労働環境も最悪なままです。#MakeAmazonPay
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長谷川さんは緑の党共同代表から日本グリーンニューディール政策研究会事務局長まで、長年にわたって「環境政策と経済政策の両立」を研究・提唱しつつ、家族や周囲の方々へのケアも並行して実践してこられた方です。今回の立候補に敬意と期待を表明しつつ、心からエールをお送りします。@uikohasegawa
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気候危機解決の道を示す一冊。気合いを入れて翻訳しました。
新刊『気候危機とグローバル・グリーンニューディール』
◆ノーム・チョムスキー、ロバート・ポーリン著
◆日本語版まえがき:Fridays For Future Japan
◆飯田哲也・井上純一・宮台真司各氏熱血推薦
amazon.co.jp/dp/4909515062
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翻訳をする者としては、DeepLのようなプログラムに対して優位性を保つためには、人間が読んで身体的・生理的に心地よい文章が書けるように腕を磨くことが大切だという結論が得られました。そのためには、やはり様々な文体で書かれた作品を日英両方でしっかりと読み続けることが鍵となりそうです。
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修正箇所を詳しく分析してみると、DeepLの翻訳に大きなミスはないものの、人間が呼んで微妙に違和感を感じたり、意味がとりにくかったりする箇所が多かったようです。辞書的な正確性にはほぼ問題がないので、DeepLの次の課題は人間が生理的に受け付ける文章を一発で生成することだと言えます。
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当初の手応えとしては「修正率はせいぜい20%~30%だろう」と思っていたのですが、実際に比較分析をしてみると、修正数は約800箇所、修正率は約80%にのぼりました。これはDeepLを使用しているときの感覚とは大きくずれた結果でした。
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英語原文が約4000語の論文で、DeepLによる訳文を見ながら翻訳を進めるという方法を採りました。そして人間による訳文が完成した後、これをMicrosoft Wordの「比較」機能を使って、DeepLの元の訳文と比較してみました。
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学術論文の翻訳にDeepLを積極的に活用してみたところ、いくつか興味深い発見がありました。DeepLの訳文の精度はここ最近飛躍的に向上しており、感覚としては人間の訳者とほぼ同等の質を達成していると思っていたのですが、意外な分析結果が出ました。
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11月26日「ブラック・フライデー」に、Amazonの従業員たちがストライキを計画しています。
パンデミックの影響でAmazonは従業員1人当たりなんと7000万円の追加の売り上げを実現しましたが、それでも労働環境や待遇は改善されず、人間が奴隷扱いされています。#MakeAmazonPay
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まとめると、今回の改題は必然性に乏しく、著者からの信頼を悪用しており、著者の政治信条にも反するものであったと言わざるを得ません。こうした改題がまかりとおるような今の日本の商業出版文化を変えるために、私たちは批判の声をあげつつ出版の「もう一つの今」を想像するべきなのかもしれません。
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…それは公衆の品位を下げ、政治の劣化につながる文化的退廃だ。この風潮に対抗するためには、左派こそ礼節と品位を保ち、文化的であり続け、公共性というものの規範を示していくべきなのだ」。こう主張してきたバルファキスが自著の表紙に「クソったれ」などという言葉を進んで使うはずがありません。
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第三に、「クソったれ」という言葉を表紙に印刷するのはバルファキスの作品の場合は特に問題が大きいと言えます。バルファキスは(主にジジェクの影響で)次のような批判を続けてきました。「21世紀の政治家たちは、ベルルスコーニからジョンソンやトランプまで、下品で露悪的な態度を公然ととっている…
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つまり、原題にも原著の内容にも文体にも「クソったれ」という言葉を使う根拠も必然性も一切ないのです。これがこの改題が不適切である第一の理由です。
第二の理由は、手続き上の問題です。バルファキスは日本語ができないため、改題は講談社へ一任するという形をとりました。信頼を示したわけです。