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@sosotakei mRNAで作る部品とは、蛋白質です。
つまりmRNAをつかった新型コロナワクチンは、新型コロナウイルスの、ある一部の蛋白質の設計図を使ったものということです。
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【定期】病歴もそこそこに、事前に決められた30種類以上のIgE抗体を調べるという『スクリーニング検査』は専門医にはほぼ使用されていません。
理由はいくつかあり、最も大きなものは『摂取できていた食物の除去により食物アレルギーを発症させる可能性がある』ことです。 pediatric-allergy.com/2018/11/19/foo…
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@sosotakei →
武井さんの仰る通り、現状で、ワクチンの接種率は2回接種で80%、3回接種で70%弱です。
しかし、これでは流行自体は十分抑えることはこんなんですよね。
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vdata.nikkei.com/newsgraphics/c…
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【定期】胃腸炎が流行し始めている印象です。
経口補水の方法を覚えておくと、多くは点滴を回避できます。EXCELシートを作成しています。ご参考まで…
pediatric-allergy.com/2016/05/31/pos…
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@sosotakei →
たとえば、2回接種による『症状のある感染を予防する効果』は、デルタ株に対して大きく下がります。
半年も経過するとほとんど感染予防効果はなくなってしまいます(それでも意味がないというわけではないことは後でお話します)。
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@sosotakei →
記憶に新しいと思いますが、まずデルタ株です。
デルタ株は、潜伏期間が3日に短縮され、感染しやすい人への感染の広がりやすさが5人に増えました(例によって報告により数字に差はあります)。
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@sosotakei →
たとえば、『麻疹(はしか)』です。
麻疹は10日の潜伏期間で10人以上(の免疫のない方)に感染を成立させます。
インフルエンザよりも、とても感染しやすいといえます。
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@sosotakei →
なお、3回接種すると、もう少し効果が上がりますが、それでも感染を予防する効果はかなり見劣りします。
オミクロン株は、予防接種や罹ることで得た免疫から逃げる能力が強いということですね。
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@sosotakei →
さて、新型コロナの従来株、すなわち最初に流行した株は、潜伏期間が6日ほどで、感染しやすい方への感染は1.4-3人程度と見積もられていました(例によって研究により差がありますが)。
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@sosotakei では、そのうち車のハンドルだけを作ることにしましょう。ハンドルの設計図だけあればいいですよね。
そして設計図の原本が書き換わっては大変ですから、持ち出さないようにしたいですね。ですので、ハンドルの設計図のコピーを取り、コピーを使って、ハンドルという部品を作ることになるでしょう。
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@sosotakei →
もしかすると、皆さんの『従来株』『デルタ株』『オミクロン株』の重症度の差はこんな感じではないでしょうか。
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@sosotakei 実は、このポリエチレングリコールは、さまざまな日常のケア用品に含まれています。
例えば歯磨き粉やシャンプー、化粧水などにもよく入っています。
極稀に、この物質でアレルギーを起こすことがありますので注意は必要ですが、基本的に安全な物質です。
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@sosotakei そこで、すぐに消えないようにする方法が模索され、それが『大きな分子量の化合物で覆う』という方法でした。
なお、この大きな分子に選ばれた物質のひとつが『ポリエチレングリコール』です。
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@sosotakei →
皆さんの予防接種率があがってきたことはすばらしいことです。
しかし、まだ3回接種7割弱、2回接種8割、です。
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@sosotakei →
特に2回接種でも3回接種でも、割合が低くともやはり一定の方が重症化しますし、亡くなる可能性もあります。
ワクチン未接種ならなおさら…です。
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@sosotakei mRNAを利用したワクチンは、昔から研究されていました。
利点が考えられたからです。
1) 車全体の設計図(DNA)を全部つくるわけではなく、ハンドルのみの設計図(mRNA)なので設計変更が比較的簡単
2) コピーをとり使うので、設計図そのもの(DNA)を書き換えてしまう心配がない
といった点です。
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@sosotakei そもそも、1億2千万人の方が住む日本では、毎日多くの方が亡くなっています。
ワクチンを接種しても、しなくても、です。
本来は、その差をしっかりだしていくべきですが、残念ながら、日本におけるワクチン接種後の統計は不完全なものです。
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@sosotakei では、実際にワクチンでどれくらいの方のリスクを下げたのでしょうか。
最近、日本からの研究があり、ワクチンにより感染リスクを33%、亡くなるひとを67%減少させたとされています。
Lancet Regional Health – Western Pacific 2022; 28.
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@sosotakei →
ですので、インフルエンザはこれまで毎年のように流行していたことになります。
しかし、もっと流行しやすい感染症はたくさんあります。
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@sosotakei しかし、なかなか実用化に至りませんでした。
その原因のひとつとして、この設計図のコピー(mRNA)は、すぐ消えてしまうという欠点があったことです。
コピーをとって、ハンドルを作ろうとしたときには情報が消えてしまっているという感じですね。
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@sosotakei さて、ここまでわかってくると、『実際にかかる』のと、『mRNAワクチン』のリスクの差は推測することができるでしょう。
というのも、ウイルスが体の中に入ってきて増えるとき、多くのmRNAをだすからです。
ウイルスは自分自身だけで複製を作ることができない(雑に言うと子孫を残せない)のです。
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また準夜救急です。
最初からフェイスシールド装着になりました。
ここ2週間くらいで,どこも喘息に対する吸入処置ができなくなりました。
以前ツイートした通りですが,喘息の心配があるお子さんは吸入補助具(スペーサー)を入手された方がよいでしょう。
救急対応が難しくなっています😔
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@sosotakei mRNAワクチンのリスクのひとつが『心筋炎』です。心臓の筋肉の炎症、ですね。
ワクチンに関連した心筋炎は100万人あたり10人程度発症するのではないかと推測されています(研究により差あり)。
なお、ワクチンによる心筋炎は『軽症』で自然に改善したことがわかっています。
Jama 2021; 326:1210-2.
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@sosotakei 一方で、新型コロナそのもので心筋炎が起こることも想像できると思います。
実際に、新型コロナで起こった心筋炎は、はるかに頻度は高く、そして軽症ではない方も多く、その後の心臓の機能に関しても心配を残すケースが多くなります。
N Engl J Med 2021; 385:1078-90.
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@sosotakei 血栓症(肺塞栓といって、肺の血管が詰まるといえばよいでしょうか)のリスクは、ワクチンでは上がらず、新型コロナの感染で大きく上がることがわかっています。
JAMA Intern Med 2022; 182:1063-70.