感染対策の効果を実証するためイギリス政府公認で行われたサッカー選手権「EURO 2020」では、8試合でそれぞれ6万人を収容した結果、少なくとも6,400人が感染していたとの報告がされました。ヨーロッパ諸国では直後に感染爆発が起きています。同じく6万人が参加しているフジロックはどうなりますかね。
若者対策も重要ですが、あとは40〜50代をどうするかですね。高齢者フェーズと若者フェーズの谷間にあり、政府によるワクチン確保失敗が直撃した世代。重症者のボリュームゾーンでもあり、若者と比べれば接種率も6〜7割と高いのですが。残る3〜4割に「打ちたいけど打てていない」がどれくらいいるのか。
大阪の病床使用率が50.5%に、東京では緊急事態宣言の要請を検討する基準に達しました。重症者は37人、40〜90代の男女10人の死亡も発表されています。新規感染者数は本日も過去最多を更新、ピークは未だ見えていません。東京とは1週間ほどタイムラグがありますが、決して「対岸の火事」ではありません。
都内のピークアウトは緊急事態宣言の効果というよりも、新規感染者数が爆発的に増えたため都民が「さすがに警戒した」ことによるもので、このまま同じ対策を続けてもどこかで下げ止まり・高止まりするでしょう。繰り返しますが、1回目・昨年4月の緊急事態宣言と同じ内容であれば今すぐにでも出来ます。
一方で「殺されてでもやるのか」と問われれば、私も即答できません。家族・友人から多く心配の連絡があり、危険な仕事をしているのだと再認識しました。テロに屈するつもりはないですが、無意識に恐怖・萎縮してしまうかも知れません。犯人は安倍元首相だけでなく、日本の民主主義を殺したと思います。
世田谷区医師会からの声明。「いわゆる『世田谷モデル』事業と、世田谷区医師会PCR検査センターは全く関係ありません。医師会員の出務協力及び義務などはありません」と、突き放す内容。東京都だけでなく、地元医師会との連絡調整もなく打ち上げられた花火であることが露呈。 setagaya-med.or.jp/information_da…
以上から言えることは ・少なくとも本日時点ではピークアウトしておらず、引き続き増加傾向にある ・検査が追いついておらず、数倍の感染者がいると思われる ・みなし陽性は増加要因ではない ・高齢者の感染が増えており、医療提供体制が悪化している ・死者が増えてきている です。警戒してください。
保健所業務が逼迫していることを受け、濃厚接触者の調査、いわゆる積極的疫学調査を縮小します。保健所による追跡・特定の対象は高齢者施設・家庭内に絞り、それ以外は「感染者本人からの連絡」をお願いします。感染者の健康観察などフォローに集中するため、やむを得ません。COCOAとは何だったのか。
この件は「打ちたくないから打ったことにした人」と「打ちたかったのに打ったことにされた人」の2パターンいます。前者はもはや同情できませんが、後者は感染・重症化すれば救いがありません。今わかっている後者=被害者も恐らく氷山の一角、徹底的に調べる必要があります。 news.yahoo.co.jp/articles/ec879…
日本財団が「船の科学館」敷地に設置したパラアリーナ、プレハブハウスを、大規模療養施設として活用できないか。同じく敷地内のPCR検査センターも。マンパワーがないので、自衛隊への災害派遣要請も前提になるが。オリパラの医療リソースが転用できるかどうかも確認中。優先順位としてはこちらが上。
「ワクチンは東京はじめ都市部に優先的に配分すべき」と、昨年から政府に求めてきました。決して都民ファーストだからではなく、都市部は地方より感染拡大しやすく、それは必ず地方に波及するので、先に都市部で抑えることが合理的なため。全国一律に配った結果、東京が一番遅れてしまったのは大失策。
小池知事のキャンプ自粛要請、その心は「店で飲むのは怖いけど、屋外なら大丈夫だろう」とキャンプやバーベキューに出かけての感染事例が実際に増えているから。その意味で、路上飲みや公園飲みと同じくやめてくださいということかと思います。趣味のソロキャンプなどは楽しんでいただいて良いのでは。
久々に1,000人を切り、少し明るいムードになっているところ恐縮ですが、第5波を順調に抑え込めたとしても秋〜冬の第6波は避けられません。制限緩和による再増加、新たな変異株のリスク、抗体低下による高齢者の感染も増えるでしょう。医療提供体制の立て直しやワクチンの3回目接種など、課題山積です。
最近、小池さんが記者会見などで感情をあらわにすることがあります。10年以上支えてきた私ですらあまり見たことがなかったので、かなり珍しいことだと思います。東京は決して良い状況ではなく、バッシングを受けるのも仕方ないことですが、必死でやっているということはご理解をいただけると幸いです。
colaboの件、粛々と事実を確認、報告するつもりでしたが、新たな火を起こすことになってしまい、関係者にもご迷惑をおかけしたため、いくつかのツイートを削除しました。申し訳ございません。いずれにせよ都の監査、国の会計検査ではっきりするところもありますので、まずはその結果をお待ちください。
この後の懸念は「人工呼吸器の不足」です。第3波では主に高齢者が重症化していましたが、体力的に挿管が適応しないこともあり、そのままDNARで亡くなる患者が多かったですが、第5波は30〜50代が主なので。ただし、医療機器も医療従事者も有限。繰り返しますが、医療提供体制の拡充には限界があります。
コロナ患者の急増で医療提供体制がひっ迫したことにより、東京ルールの適用件数=搬送困難事案が急増、未だに250件/日を超えていますが、消防庁によると、それによる死者数はカウントしていない、厳密には出来ないそうです。このコロナ「以外」の間接的死者についても、重く受け止める必要があります。
そもそも正式決定されておらず、本日9/8午後の政府・分科会で了承、対策本部で決定したと。しかし厚労省は加藤厚労相の会見後に「本日9/7より適用」との事務連絡を出している。厚労省が先走ったということか。こんなの前代未聞、あり得ない。ガバナンスはどうなっているのか。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
当該担当部長の前任職は資料にも明記してあるように「東京都社会福祉事業団派遣」です。児童養護施設や障害者支援施設を運営している法人であり、Colaboとは関係ありません。なお、都庁において島しょ勤務はむしろ出世コースです。本人や、島で頑張っている職員の名誉のためにも、申し上げておきます。 twitter.com/hirox246/statu…
明日は都内でも降雪が予想されます。1月の積雪でも転倒・骨折による119番が急増しましたが、当時よりも救急医療がひっ迫しています。東京ルールの適用件数=搬送困難事案は250件/日を超えており、ほとんど受け入れ先は見つからないものと考えてください。その意味でも、不要不急の外出は控えましょう。
これも誤解がありそうなので。オミクロン株は変異株検査→ゲノム解析を経て判明するので、陽性判明とはタイムラグがあります。例えば昨日、東京では「新規感染者103人、オミクロン株25人」と報じられましたが、この25人は12/22〜29に発症しており、25人/103人がオミクロン株だったわけではありません。
この後はインド株への対応が肝。日本にも上陸したE484Q+L452R二重変異株にP681Rが加わった三重変異株「ベンガル株」を新たに確認。さらにN440K変異をもつ「AP株」も発見。毒性は15倍、ワクチン無効とのデータも。インド株に特化したスクリーニング検査・積極的疫学調査の体制を整える必要があります。
本日の都内新規感染者は230人台とのこと。毎朝9時に締め切っているので、早い時間に知事が発言した場合などは午前中でも速報が出ます。今日も土日分が主、民間検査なしでこの数字です。週後半は増えますが、この傾向だと300人超えも。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
「5類に」と声高に主張していた人がこのニュースで怒っているのを見ると、やはり医療機関・保健所の負担ではなく、コロナの扱いそのものを軽くしたかったのかなと。何度も言いますが、現状でも柔軟な運用は可能。わざわざ5類にして、感染のコントロールを放棄する必要はない。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…