昨日、都内で初めて10歳未満の女児が重症化しました。詳細は不明ですが、海外でも多く報告されています。成人は肺炎が悪化しての重症化が多いですが、子どもは違います。小児多系統炎症性症候群と呼ばれるもので、下痢や発熱、発疹、心臓機能低下などが特徴。「子どもは重症化しない」は過去の話です。
東京都は実はかなりのペースで宿泊療養施設を増やしており、本日も4施設・550室を新たに開設、計30施設・7,790室となりました。また「感染拡大時療養施設」も本日1施設・65床を開設、計2施設・415床に。無症状〜軽症の患者が病床を圧迫しなくなったことにより、医療機関がバッファを確保できています。
ぱっと見それっぽく見えますが、このグラフから読み取れるのは「各国の波を合わせてみると、ピーク前は増えて、ピーク後は減った」ということくらいなんですよね。未だ感染拡大している国は無視されているし、チェリーピッキング・確証バイアスの極み。もはや、ピークアウト言いたいだけちゃうんかと。
自宅療養者の行動制限が緩和され、軽快してから24時間が経過した有症状者・無症状者は必要最小限の外出が認められることになりました。ただし、前提として、軽快した有症状者も無症状者も一定期間はウイルスを排出します。それでも市中に出て良いとなると、感染症対策の基本である「隔離」は崩れます。
#東京脱出 というハッシュタグをわざわざ作ってマッチポンプ的に記事にした新聞社があるそうですが。#東京脱出 することがいかに危険で、#東京脱出 しないことが実家の家族や地元の友人を守ることだというメッセージを拡散するため、敢えて使わせて頂きます。都民の皆さん、#東京脱出 はやめましょう。 twitter.com/ojimakohei/sta…
5月末〜6月頭にかけて「コロナはただの風邪。第2波なんてこない。経済を殺す気か」などと言っていた政治家や専門家、評論家のことはちゃんと覚えておいた方が良いです。先が読めないのは仕方ないとして、エビデンスベースで発言していないことも確か。そういう人は得てして、発言に責任をもちません。
以下は5類の議論が盛り上がった今年1月の私のツイートですが。この後に第6波が到来する中でも「オミクロン株は弱毒なので感染拡大しても大丈夫」「もはや数を数えることには意味がない」という楽観論が広まりました。その結果、都内で約1千4百人、全国で約1万3千人という過去最多の死者を出しました。 twitter.com/ojimakohei/sta…
菅総理は記者会見で「先手先手」と言うのをやめた方が良いと思います。こだわっているのは本人なのか側近なのか官僚なのか知りませんが。すべてが後手後手である事実は変わらないし、それがさらに強調されるだけなので。あと、後出しジャンケンで負けるのもやめてほしいです。そろそろ学んでください。
オミクロン株は感染者数が多くても重症化率・死亡率は下がっていると主張する人もいますが、それはそうですが、重要なのは「数」です。個人のスケールでは「率」かも知れませんが。そして分母=感染者が増えれば分子=重症者・死者も増えるので、感染者を増やさないことが大事です。簡単なかけ算です。
ピークアウトしたのかどうかはまだわかりませんが、いずれにせよロックダウンの議論はしておいた方が良いです。「ワクチン接種が進んでいるから第6波はそれほど大きくならないはず」というのは楽観論でしかない。そして、第5波をそのように予測した結果がこの有様なので。最悪を想定するのが危機管理。
都の大規模接種会場については新設・再編し、以下、対象者を拡大します。 ①廃棄物処理業、理美容業などの生活関連サービス、トラックやバス、ハイヤー・タクシーなどの運送業に従事する方 ②職域接種などでモデルナワクチンの1回目接種を受けた方で、同一会場で2回目接種を受けることが困難になった方
この状況でも、20〜30代の飲み会やカラオケ、バーベキュー、海水浴などの感染事例が目立ちます。友人グループで沖縄旅行に行って現地で集団感染、現地で集団入院したり、夜行バスで帰省し、友人と飲み会をして全員感染したり、こういう人たちのこういう行動を規制するには、法律が必要ということです。
今週は30代男性が亡くなったことが発表されました。8/16に陽性判明、軽症で自宅療養となっていましたが8/24に急変、救急搬送されるも死亡。基礎疾患は高血圧、ワクチンは2回接種済み。若年層の3回目接種率は低いですが、抗体は2回目から7ヶ月後に大きく下がります。3・4回目も抜かりなくお願いします。
初めてCOCOAから通知がきました。4/10(日)9:00〜4/11(月)9:00のどこかで22分間、陽性者との接触があったとのこと。詳しい時間・場所は特定できず。通知が来るまでにもタイムラグがあるようで、すでに7日間=濃厚接触者の待機期間も過ぎてしまっており、もはやどうしようもない。やはりポンコツアプリ。
本日は390人、一気に増えたように見えますが「年末年始で検査が減っていた」ことと「休み明けに検査が集中した」ことの凸凹はあるので、明日以降の推移に注意。本日時点では7日間移動平均が135.6人、対前週比が302.0%。オミクロン株の影響かどうかはゲノム解析の結果待ちですが、尋常でない勢いです。
本日の都内新規感染者は28,112人。7日間移動平均の対前週比は160.5%と、増加の勢いは少し弱まってきましたが、陽性率は未だ50%近く、検査が飽和して頭打ちになっているだけの可能性もあり。ピークアウトが近いと判断するのは拙速です。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
西村大臣の発言に政府のスタンスが現れてしまっていますが、そもそも飲食店には「時短営業をしていただいている、酒類提供をやめていただいている」わけで、政治家が頭を下げてお願いをしているという意識を忘れたら終わり。金融機関を通じて圧力をかけるなど論外。巻き込まれた金融機関も迷惑だろう。
韓国・梨泰院で起きた事故は「群衆雪崩」という現象のようです。死者は149人、負傷者は76人とのこと。人と人とが連鎖的に折り重なることで、大量の圧死者・窒息者が生じます。この土日は渋谷などでもハロウィンが行われていますが、人混みに行くことのリスクも認識し、節度ある行動を心がけましょう。
アメリカの調査の結果、パンはとても危険な食べ物だということが分かりました。 理由は以下の通りです。 ①犯罪者の98%以上は、日常的にパンを食べている。 ②パンを日常的に食べて育った子供の約半数は、テストが平均点以下である。 ③暴力的犯罪の90%は、パンを食べてから24時間以内に起きている。
新型コロナに感染しても多くの人は軽症〜中等症で済みます。ただし「高熱や咳が出ているが、肺炎や酸素飽和度の低下はない状態」も軽症です。「人工呼吸器やECMOを装着すると離脱が困難となるため、ネーザルハイフローやNPPVで何とか凌いでいる状態」も中等症です。いわゆる「瀕死の状態」が重症です。
都内で「濃厚接触者になってしまったが検査の予約がとれない」という方が増えていることを受け、都として抗原定性検査キットを配布することにしました。これで、みなし陽性の判定もスムーズになると思います。申込はtokyo-testkit.comから。2日ほどで届くようです。明日2/8から受付開始します。
1回目接種で十分な免疫が出来ないことはイギリスやイスラエルの例からも明らかで、2回目接種からもしばらくは油断できません。人命についてどうかはわかりませんが、コロナを軽視していることは確か。リスクコミュニケーションが雑すぎる。そもそも一時的な免疫って何ですか。 news.yahoo.co.jp/articles/2ea12…
幼稚園・保育園や小学校・中学校など、子ども関連のクラスターが増えています。変異株との関連は不明ですが、事実として増えています。子どもは重症化しにくいとされていますが、この後もそうとは限らず。練馬区では保育士・教員の優先接種も進めますが、子ども自身を守ることを考える必要があります。
自宅療養のフォローアップ体制を至急強化しなければなりません。現状はLINE・電話による健康観察、食料支援、パルスオキシメーターの配布。往診体制と酸素濃縮装置の配備も準備中です。これからやるべきことは。特に医療関係者の皆さま、ご教示いただけませんでしょうか。都庁・都医師会と調整します。
国会は今すぐロックダウン法制の議論をしてください。ワクチン接種も進んでいない、医療崩壊も始まっている今、とにかくやるべきは「新規感染者数を減らす」ことです。法律があれば東京都が打てる手も増えます。現実から目を背けていても何も解決しません。政治が覚悟を決めてください。お願いします。