田中 純 / TANAKA Jun(@tanajun009)さんの人気ツイート(新しい順)

あらためて多数の識者が『土偶を読む』を絶賛したことに驚かされるが、そこには何らかの構造的理由があるのだろう。人文書をめぐる知的言説の編成(出版社や書評の影響力など)や権威付け(学芸賞)のシステムの問題としても考えるべきかもしれない。 note.com/22jomon/n/n054…
『土偶を読む』と『土偶を読むを読む』を読んだ。前者に対する後者の批判が全面的に妥当だと思った。なお、前者が「イコノロジー」と呼んでいるものは単なる形態的類似の指摘に過ぎず、パノフスキーによる用法で一般化されている美術史的理解とは大きく異なり、この名で呼ばれるべきではない。
「日本の大学は、論文の質、量ともに低調で、世界のトップ大学から大きく水をあけられていると指摘されています。・・・諸外国に比べ、圧倒的に研究費その他の資金が不足しており、そのために相対的に順位を下げているのです。」この人はその責任者だが反省のひと言もない。 mext-gov.note.jp/n/n05419000c097
元写真のキャプションに「手の表情は言葉よりも雄弁だ。美しくありたいと願うなら、指の先まで」とある。ヘビースモーカーだったという高峰は、煙草をもつ指先の表情にも気を配っていたと思うのだが・・・。
リンク先の展覧会サイト、高峰秀子のいい写真だと思うけれど、右手のあたりの処理が不自然なので調べたら、煙草をもっていたせいのようだ。 mikimoto.com/jp_jp/news-hal…
美術館での環境アクティヴィストの抗議活動に関するボリス・グロイスのインタヴュー。面白い。 twitter.com/SZ_Kultur/stat…
ロズニツァ『国葬』が配信で見られる。膨大な数の群衆の顔顔顔・・・の映画だが、怯えたような酷く不安げな顔付きで気になった男性はスターリンの次男ワシーリー。ほどなく国家反逆罪で逮捕されることになる。絶対的な権力者・秘密警察のベリヤなどもそう。
Teut氏は2018年に亡くなっているが、それを伝える記事では「ベルリン建築界の偉大な女性(Grande Dame)」と呼ばれている。 tagesspiegel.de/kultur/grande-…
この本の著者のAnna Teut氏は女性で初めてドイツ工作連盟のトップになったひとだし、建築史家・出版人・ジャーナリストとして立派な業績のあるひとなのだから、第三帝国を扱っているという理由だけでこの本が何か政治的に正しくないとするのはおかしい。
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おわかりと思いますが。 twitter.com/tasogarexerion…
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ベルメゾンの件、L'architettura del Terzo ReichはArchitektur im Dritten Reich 1933 - 1945のイタリア語訳なんだろうな。この時期の建築について1960年代に出版されている先駆的書物。第三帝国のプロパガンダ書じゃないんだけどね。
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「私が言いたいのは、人文学が社会の行くべき方向を示さねばならないということではなく、人文学は社会の硬直化を防ぐべきだということです。人文学は、世界の動向をめぐる様々な視点の蓄えをつくるべきであり、その方向で、未来の人文学者に限らず未来の社会の一員をできる限り鍛えるべきです。」
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社会の中でこのような質問が許される場がひとつあるべきだということです。このような問いは、公共の場ないしテレビにはむいていないものだと思います。高校でなされるべき質問でもないでしょう。唯一、この問いを発することが可能な場所が大学であり、その中でも人文学なのだと思います。」
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ドイツの学者ハンス・ウルリッヒ・グンブレヒトが15年前に慶應で行なった講演「大学の人文学に未来はあるか」より──「大学において人文学が果たすべき役割は、私が「リスクフル・シンキング」と呼んでいるものです。リスクフル・シンキングとはどんなものでしょうか?」
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しかし、昨日の豊永氏の論説、ナチの傀儡ヴィシー政権下のパリについて「同時に大勢の命と暮らしが守られた事実にも思いが至る」と書いているが、フランス政府が責任を認めているユダヤ人の大量検挙→絶滅収容所送還の事実など、国際政治学者なら知らないわけないだろうに。理解に苦しむ。
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私も最後のプラハとパリの話のご都合主義にははっきり言って怒りを感じた。「両都市は屈辱とひきかえに大規模な破壊を免れた」──この著者はブチャについて沈黙するのと同様に、アウシュヴィッツについても無視する。パリからアウシュヴィッツに送られた人々のことを。 asahi.com/articles/DA3S1…
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「現場には、報道取りやめの詳しい経緯や理由は一切説明されず、厳しい箝口令が敷かれているというが、取材を進めると、今年6月に同局社長に就任したばかりの篠塚浩氏の「ツルの一声」で報道取りやめが決まった、という情報が複数から寄せられた」 lite-ra.com/2022/08/post-6… @litera_webより
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キャンパスで原理研が大問題になっていた時代を経験しているし、勝共連合・統一教会と自民党との結びつきは常識だったので、そのこと自体に驚きはない。むしろ、その繋がりがあたかもないかのように隠蔽する論調が逆に浮かび上がらせる、日本の政治自体の核心部でのカルト化のほうが恐ろしい。
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#国際卓越研究大学法案に反対します 参考人質疑もないままに本会議で成立してしまいますが、大変な禍根を残すことになることを危惧します。新聞各紙も問題を報じています。「焦点 大学ファンドに高い壁 支援先限定、収入増が条件(2022年5月17日)」 mainichi.jp/articles/20220…
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ベネッセのシステムに合わせて入試を変えるという本末転倒。
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上山隆大氏の「ファンドで選ばれる大学は学部の規模を小さくして大学院の活動に特化し、学部教育をトップ研究大学以外の大学に譲るべきだ」という発言だが、これは法案を逸脱した「本音」というべきもので、だからこそ問題発言ではないか。 nikkei.com/article/DGXZQO…
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上山隆大氏「ファンドで選ばれる大学は学部の規模を小さくして大学院の活動に特化し、学部教育をトップ研究大学以外の大学に譲るべきだ」→東大関係者はこの部分を問題視すべき。これがどういう帰結を招くか想像してみてください。nikkei.com/article/DGXZQO…
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「稼げる大学」法案(国際卓越研究大学法案)の問題点は多々あるけれど、この法案にも深く関わり、「東大一人勝ち」を2014年くらいからずっと画策してきた一部勢力の政治性(甘利明氏の周辺グループ=自称「チーム甘利」)が大問題だと思っている。その一端はブログに書いた。 before-and-afterimages.jp/news2009/2022/…
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ネット上の甘利明氏インタヴュー(2019年)から前東大総長・五神真氏の「そこで五神さんに、「あなたが総長になったら、私〔甘利氏〕についてきてくれますか」と聞くと、「その節には一緒にやります」と言ってくれた。」という発言が削除されている件について。 before-and-afterimages.jp/news2009/2022/…
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「プーチン──破壊の復古」と題されたボリス・グロイスとロシア人ジャーナリストt Liza Lazersonとの会話(3月21日YouTube公開)の概要とのこと。以下、抜粋。 e-flux.com/journal/126/46…