こば@語り用(@385_mnkd)さんの人気ツイート(古い順)

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思えば伊豆時代から台所と使用人を仕切っていたのは政子で、収支の要である蔵を仕切っていたのは小四郎なんですよね。個々で見ればこの2人も好き勝手な生き方をしているんだけど、家族全体で見れば生活に欠かせない実務はこの2人で確保している。逆に言えばこの2人と離れたプランは地に足がつかない。
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三郎兄さんは小四郎と政子を早急に巻き込んで頼朝を核にした挙兵に持ち込むことができた。挙兵の最終的な決定は小四郎の(結果的には甘々な)計算と、野晒しの髑髏を使った政子の説得です。この2人を頼朝が終生手放さなかった理由のある話作り。
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この子供から目を離すな暗に「かえれ」が通じない辺り比企殿の娘… #鎌倉殿の13人
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この為に前回「僧を殺せば祟りがある」という話が出て、更にずっと前に「土地神の怒りを買う土用に工事をする八田」があるのかと思うとさあ…… #鎌倉殿の13人
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わかるよな、工事を咎められた八田は「罰が当たるなら命令した頼朝に行く」と言った。梶原の「名刀の使い手」と続く間接的な頼家の加護の失い方なんだ…。
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義時のモードがひとつ変わったのが、頼家の倒れる寸前比企能員に引導渡しに廊下へ連れ出した時で、もう一段本当に変わったモードになったの比企族滅だったから、つまり結構小四郎は舅殿が嫌いじゃなかったんだよな…多分。 #鎌倉殿の13人
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頼家、非常に哀れではあるんだけど、個人に対して関心がなく味方を作る努力のできない人だ、という欠点が結局通されたなあとも思っている。例えば仁田は和田以上に北条と仲良くやってきた。嘘もつけない。忠心もある。彼を板挟みに追い込んだ自覚は多分ないんだよね…。 #鎌倉殿の13人
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この時を待っていた、で善児頷く。父の仇!と叫んで善児を刺す。その後「母の、仇……」になるとか細く、決して達成感もなければ誇らしさも晴れやかさもない。それがまたトウに満ちる悲しみだと思うのです。 #鎌倉殿の13人
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段々愛情を注いでいく対象が削がれていくんですよね、政子も。子供達は大姫から皆短命だし、妹は遠ざけたかった権力の道へ怒りと共に走って行ってしまったし、弟も段々心を閉ざしていく。人が減って、段々寂しげに少女のようになっていく政子が、尼将軍とならねばならないのも辛いな。 #鎌倉殿の13人
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仏像をもらっておけ!という鶴丸や、咄嗟に太郎をひっぱたいて庇える初、それは泰時を支えているようで小四郎の心を支えているし、幼時期育てた八重と小四郎の人の心部分が残した成果でもある。そういうとこ、細かいなあ。 #鎌倉殿の13人
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しかし、そうだよな。政所から追い出されて所在なく家の縁側で不貞腐れる時政の様子を思えば、息子も寄り付かず風呂へ入らずとも気にならず、巴と狩にいく位の楽しみをしていた和田殿の立場は同じようなもので。鎌倉殿にとりわけ頼られる自分に上総介を見てしまうという事は。 #鎌倉殿の13人
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千世、素敵なんだよな。嫁入り当時の如何にも違う文化の家から来た空気の違い、中々馴染めない孤独、わからない実朝の心、ずっと繊細に演出されてきて、だから打ち明けられての結びつきにリアリティがある。 #鎌倉殿の13人
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鎌倉殿の、実朝のセクシュアリティについてちょっと思うのですが、単に泰時に対しての同性愛だけでなく、性欲が性行為に到るまで昂進しないもうひとつ複雑なセクシュアリティと組み合わせてあるんじゃないかと。「どうあってもその気になれぬ」決して千世の所為ではない事情。
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恋はするが肉体的に結ばれたいとは思えない、という形のセクシュアリティだと、夫婦の形を聞きまわる実感の無さも、幼馴染の愛妻を持つ相手に恋歌を送って「返歌を楽しみにしておる」と言う不可思議も、その上で「子供は授かれぬ」と断言するのも、納得はしやすいんですよね。
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正しいのは太郎であり実朝であり政子なんだが、それでも理念というある意味見込みの甘さが悲劇に転がり落ちてく様は何度も見てきたし、そういう対処の仕方しかできなくしたのは小四郎が言い訳に使う兄であり頼朝であり「鎌倉」なんだよな… #鎌倉殿の13人
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小四郎は兄を頼朝を引用しないと「どうしたい」が語れないし、政子は自分の感情の引用でしか理想を語れない。共に家を率いるようには育ってない、経理と秘書室だけが残ってしまったつらさと拙さ。
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そして和田のこの人の好さが執権にしちゃいけないところだということが、時政の先例で示してある所、抜かりないと思うんだ…。 #鎌倉殿の13人
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これで北条に対抗する為に朝廷を使うことが、平家に戻る可能性が出るということがアフター平家世代である実朝にはわからない。「地震が諫めた」のはどっちになるのかという。 #鎌倉殿の13人
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実朝が義盛を愛し許すつもりであればこそ叱責すべきだった、と考えるのはひとえに義盛が「和田は兵を挙げない」と約束した相手が実朝であり、この約束は「和田と北条の揉め事の調停」といういわば将軍の仕事の本質であるからですよね。それを反故にしたという意味が示すのはやはり謀反なんですよ。
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#鎌倉殿の13人 の最高に好きなところなんですけど、同時に最高に残酷なところは「誰も完璧じゃない」なんですよね。それぞれすごく頑張っているので能力の限界値までは出せているけど、その能力の限界から上はどうやったって出せないし、しばしば心が折れてそこから下がる。
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結構ね、望んだつもりもないけど始めた仕事で、役職的には後始末ばかりやって、文句ばっか言われて自分でも正解がどこにあったのかわからないまま、正直全てが煩わしくなってるけど惰性でまだ仕事続けてる…という主人公、すごく今向けに作られているんじゃないかと思うよ小四郎。
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義時が「史実」を超えたひどい男として消えるだろう訳を考えてみました。 「鎌倉殿の13人」:終盤の義時と史劇の役割|こば #note #テレビドラマ感想文 note.com/385_mnkd/n/nd2…
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何だかんだ政子と実朝夫婦、政子と義時、義時と泰時夫婦に朝時、義時と義村と実衣、更には親王と兼子…と家族の空気感を出しておいて、公暁には元々それすらなかったことを裏に通してくるのもえげつない。やっぱり雪の日の前夜なんですね。 #鎌倉殿の13人
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悪くならざるを得なかった、それをわかってくれるの本当運慶さんの有り難み。 #鎌倉殿の13人
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比企殿は頼家と不仲になってむしろ謀叛を企んでいた、それを知ってて今残っているのは小四郎と平六であって、どっちもそれは言わなかった。誰も理由があると思わなかった。そこなんだよな… #鎌倉殿の13人