こば@語り用(@385_mnkd)さんの人気ツイート(古い順)

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そうか、孫殺しである祐親が孫たちの助命嘆願で命を救われる構図なのか。頼朝の「よき孫に恵まれましたな」はわざわざの「舅殿」と併せて「よき孫」を殺したのだという助命した仇へ精一杯の呪いか。頼朝が嫌いになれないの、結構こういう所だな…。 #鎌倉殿の13人
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しかし、孫たち必死の助命嘆願によって三浦家預かりとなり、出産祈願の恩赦を得た祐親は同時に三郎も殺しているのであって、そっちの因果は知られてないだけなんだよな……。むしろ成仏してないの千鶴丸じゃなくて三郎兄上じゃないのか……。 #鎌倉殿の13人
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るいが30年越しに「お母さんに会いたい」と言うんならそれは30年前の約束通り自分が「音楽でアメリカに」連れていかなきゃならないという男と、音楽で食ってく入り口を開けてくださいと30年ぶりの友人に言われて690km超の距離飛んでくる男ですね……。 #カムカム
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三代百年の物語である以上、同じ話の繰り返しになるようではその仕掛けの意味がなく、母系の血筋に女子の人生を通じて社会の変遷を希望含みで描いていく話だろうとは思っていて。アイデンティティに「家」の重かった安子、「家族」を大事にしてきたるいなら、ひなたは「個人」かなと。 #カムカム
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義仲のいい奴で正しさに迷いがなく来た者を躊躇いなく受け入れるという良さが、ろくでもねえ奴も受け入れてしまって足を引かれる。頼朝は頼朝で「政治」ができるし疑い深くその所為で坂東武者の人望が微妙で兵もない。つらい。 #鎌倉殿の13人
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「お前の好きな蝉の抜け殻をやる」が最大限のシンパシーと「悪く思うな」の表現なの、義経の微妙な機微なんだよなあ。バーサーカーだけど繊細なんだよ… #鎌倉殿の13人
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小四郎が笑わなくなってから、今まで小四郎は呆れながら途方に暮れながら困って愚痴を吐きながら、ずっと「よく笑う若者」だったんだなあと思ってさみしい。 #鎌倉殿の13人
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音羽屋の若旦那は、本気で「ナウシカもの」として1ジャンル作る気なんですね……?まずは正調本流を作り、そこから複数の同じ世界で別の話を描く。本気で古典にして百年守るつもりなら、一本じゃ足りないという発想じゃん…。やだかっこいい。
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弁慶の防具があのハリボテ的プロテクターなの、かわいいけどおそらく奥州へ落ちる道すがら、既に鎧は処分せざるをえなかったし新調もしなかった。戦を捨て百姓をする主人に愚直に従っていた証拠なんだよな。そして何度も来るのは最後に一目、今一度。その様が愛しく、健気で。 #鎌倉殿の13人
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弁慶が何度も支度を見せにくるのが「今一度」なのがわかってるから義経もその度、昔のように自信に満ちた御曹司らしく「いーいねえ」と笑って見せるんだと思う。その果ての「世話になった」に「やめてくださいよ」と笑って去るのも、最後だからで。この主従がいとしい。 #鎌倉殿の13人
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義経のラストシーンが小四郎を行かせて弁慶の奮闘を見る様子なの、あれ主人として戦の将として最後の務めなんでしょうね…。一緒に居過ぎて弁慶が義経の目印になっていることすらわからない、そういう関係だものな。 #鎌倉殿の13人
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御館、義経の派兵の依頼を断ったり、源平合戦終了後の義経が苦境に立たされる状況に「早まったか」と言ったり、決して義経を善意と愛情で育てた訳ではないのはわかるけど、それでも計算外でボロボロの帰還を果たした義経を笑顔で受け入れてやれるところに傑物の器量があったな…。 #鎌倉殿の13人
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頼朝さ、八重を見てるんじゃないのよ。金剛の方が明らかに出来がいいから、実はわしの子だという事にしてこっちと変えられないかなと思ってる… #鎌倉殿の13人
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血縁より幕府という概念が上になり始めているんだと思うんです、頼朝。九郎を殺してしまったからには息子も1番大事じゃなくなっているんだろうと。 #鎌倉殿の13人
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大姫の狂気、体が弱く先行きに危うい驕慢さを見せる万寿、これが既に頼朝に掛かる「バチ」とも言えて。 #鎌倉殿の13人
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こうは言ったけど、政子の「幸せなのね」が鍵だった事を思えば、自分に比べて他人の幸せに対して瞬間湧き上がった嫉妬と癇癪と思った方がいいかもしれない。 #鎌倉殿の13人 twitter.com/385_mnkd/statu…
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いやしかし「曾我の仇討ち」全方面にわたって辛い。曾我兄弟の今で言えば「無敵の人」である荒み方も顧みられることない人生を思ってしまうし、工藤殿も悼んでくれる人はあの中で頼朝しかいないんですよ。どうでもいい人がどうでもいい人を討って都合よく利用される物語。 #鎌倉殿の13人
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ここでね、ただの都イケズ公家の排他性だけでなく入内からの男児出産に一族ごと命懸けの覚悟が足りないという都の、公家の側の理屈がくるのが大きいと思うんですよ…。 #鎌倉殿の13人
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ああそうか「言われたことをそのままに取る」からこそ図々しい東夷という誹りも、覚悟が足りない舐めているのかという詰りも、そのまま人の何倍ものダメージを受けてしまうのか大姫…。 #鎌倉殿の13人
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平六の「そういうこと言ってるんじゃないですよ」という義澄の四郎びいきへの苛立ち、北条家に抜かれていく悔しさも嘘じゃないけど小四郎に「つきあってくれ。酒ではなく」と言われれば仕方ねえなしてしまうの「結局父と一緒」感がすごいな…。 #鎌倉殿の13人
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これ、何が辛いって「北条家は仲が良かった」かつ「なんだかんだ言って頼朝が好きだった」から分裂していくんだよね。それぞれダメージを受け、同時にえらい事になったのもわかっているからこそ失言も野望も浮かんで1番近い家族にぶつかっていく。 #鎌倉殿の13人
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そう言えば時政、後妻打ちの後しばらく伊豆へ帰っていたり最近も「呼ばれないから御所へ行かない」してたりしたもんな。幕府という政治形態が既にでき、どう機能していてそれを維持することが「鎌倉あっての北条」という形になることまでは理解できてないんだ。肝心の所に空白がある。 #鎌倉殿の13人
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頼朝が最期に見たのは何だったか、と考えて顔を輝かせて走り寄る政子だったんじゃないかと思うとまた泣ける。藤九郎の引く馬で最後の散歩をして、ちょっとだけ政子の顔を見に寄ったんだなあ。 #鎌倉殿の13人
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北条家の分裂が鮮やかなの、改めて「割とそれぞれが好き勝手に動いていて、その統率の取れてない事が許されている家」であることを半年描写してきた力を感じる。自分が根回しなく勝手に動くことをさして重大とも思ってない。多分全員がそう。 #鎌倉殿の13人
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子供に相談なくりくと再婚する時政だし、特に反発する意図で口裏合わせた訳でもないのにりく到着の日には誰も家にいない子供らですよ。三郎は勝手に佐殿を匿い、政子はその佐殿に惚れ、小四郎は猟も行かず蔵へ籠り、実衣はつまみ食いと噂話に明け暮れていた。北条はそういう家だ。分裂に悲壮感が薄い。