川崎悟司(@satoshikawasaki)さんの人気ツイート(新しい順)

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鳥の骨格は体全体的に固定的でしなやかさに欠けるが、頸椎(首の骨)は多いため、首の柔軟性は高い。それがよく出てるのはフクロウだろう。 首は左右どちらか270度回せる(人間は90度)。左回りマックスから右回りマックスまで首を回すとなると、実に540度。1回転半も首を回すことになる
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ちょっとむずかしいクイズですが、 この男性は とある動物の歩いている時の再現ポーズをしています。 そのとある動物とは 何か当ててみてください。
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歩く力もないほどの貧弱な後足をしたコウモリですが、その後足で天井にぶら下がり、そのまま眠ることもできる。実は後足には特殊な腱があって、後足の爪で天井をひっかけた状態でロックさせているので、まったく力を使うことはない。なので、死んだまま天井にぶら下がっているコウモリもいる。
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和歌山自然博物館でスピノサウルス類発見の記者会見にお邪魔しました。 化石発見者は宇都宮聡さん 化石を同定したのは東京都市大学の中島保寿さん@japanfossil 小さな歯化石ですが、じつにいろいろなことを教えてくれる大きな発見です!くわしくは画像でまとめました。
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骨盤のヤツ、リツイート、いいね、たくさんありがとうございます。 今度は骨盤の側面から見た図です。 男女では背骨の「腰椎」のカーブが違うので 腰椎につながる骨盤の傾きも変わります。 なので男女でヒップラインに違いが出てきます。
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人の骨格で、男女の差が顕著に出てるのは やはり出産に大きく関わる骨盤ですね。 骨盤の差があるので、その左右につながる足の付き方も 差がでる。
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肉食動物と草食動物では食べる物がちがうのでアゴの構造がちがう。 肉食動物は噛みつく力が必要なので顎を上下に動かす「側頭筋」が発達。 草食動物は臼歯で植物をすりつぶして食べるので、 顎を前後左右に動かす「翼突筋」が発達している 頭骨の形もそうなるようにできている。
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鳥類はすべて二足歩行、恐竜は基本二足歩行。 それと対極する系統の哺乳類は基本四足歩行。 その哺乳類から足だけでなく胴体も垂直に立たせた 直立二足歩行するのがヒトで唯一のスタイル。 直立二足歩行は高い身体能力が必要らしく、 産まれた赤ちゃんがひとりで立って歩くのに、 1年も時間を要する。
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ゾウの足の裏は聴診器のようになっていて、 足の裏で40キロ先の音をキャッチし、骨をつたって耳で聴くことが できるという。 2004年に起きたスマトラの地震と大津波をいち早く察知し、 高台に避難した行動も、この能力があったからだといわれている。
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ジオシティーズのサービス終了にともない、 ホームページ「古世界の住人」の移転作業が完了しました。 新しい移転先は paleontology.sakura.ne.jp になります。 どうぞよろしくお願いいたします。
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バハダサウルス(Bajadasaurus) 見た目の主張が強い南米で発見された新種恐竜です。 首に並ぶ前向きになったトゲがヤバいですが、 武器としては貧弱で、肉食恐竜に視覚的に警告し、 近づけさせない抑止効果があったかも。 生き物が目をもったカンブリア紀にはトゲトゲしい生き物が多く登場するし。
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本当かどうかは別として、国内で野生のシカが増えているのは道路の除雪につかう融雪剤の散布が原因という。融雪剤は塩化カルシウムで、いわゆる人工の塩。草食動物のシカが食べる植物には塩分が含まれていないため、融雪剤をなめて、塩分が摂れるというシカにとっては思わぬ恵みとなっている。
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シロサイとクロサイは切歯(前歯)がない。 切歯は食べ物を噛みちぎるためにあるが シロサイとクロサイは唇を切歯の代わりにしていて、 シロサイは地面の草を食べるので唇は平ら、 クロサイは木の葉などを食べるのでついばみやすいように唇が尖っている。唇を切歯の代わりにしている究極はゾウだろう。
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歯は口の中にあるとは限らない。 サメの皮膚には「楯鱗」とよばれるエナメル質と象牙質でできたウロコが並んでいる。実はサメの歯はこのウロコが口の中に移って発達し、歯となっている。古代のサメには背ビレや頭などにウロコが発達して歯のようになったものが多くいた。
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新年あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いします。 イラストはサイ級のデカさのイノシシ「ダエオドン」
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哺乳類ってほぼほぼ色覚がないためか夜行性が多い。なので白黒ツートン(分断色)の動物は自分の体の輪郭を惑わす効果があるので生存に有利に働く。シマウマが白黒の縞模様なのは、シマウマが群れれば、敵には縞模様の巨大な何かにしか見えないのかもしれない。
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カタツムリの殻は汚れ知らず。 カタツムリの殻の表面は水しか入らないほどの微細な溝があり、水の膜をはる(親水性)。なので汚れの原因となる油などが付着しても水の膜に浮いた状態で、雨など降ればすぐ汚れが落ちる。 このカタツムリの殻をヒントに台所のシンクや建物の壁材などに応用されている。
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アンドリューサルクス(Andrewsarchus)と エウクラドケロス(Eucladoceros)
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サソリにブラックライト(紫外線ライト)を当てると発光するけど、何のためなのか謎。4億2000万年頃にオゾン層が形成され、生物はその頃に陸上進出したけど、サソリは早くから陸上進出した生物で、強い紫外線から身を守るために獲得したその機能を今だもっているのではないかという話もある。
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マッコウクジラは深海を狩場にしてダイオウイカなどを襲っているけど、生息域がそれぞれ違うであろうダイオウイカとダイオウホウズキイカは襲ってくるマッコウクジラに抵抗するし、吸盤のカギ爪の形状が違うため、マッコウクジラの負った傷によって、ざっくりどこの海を狩場にしているかわかるらしい。
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貝(二枚貝)を加熱すると、貝殻がパカッと開くしくみ。 貝殻を閉じるのは貝柱(閉殻筋)という筋肉で、この筋肉を緩めると 貝殻が開いてくる。加熱するとこの筋肉のタンパク質が変質して 貝殻と貝柱の接着面がはがれてしまい、引っ張る力から解放されたかの ように貝殻が勢いよく開くらしい。
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他の動物にはない能力として人間は力強く正確に物を投げることができる。これは「伸長した鎖骨」で、腕の可動域が大きくなることによるんだけど、前足を走ることだけに使うイヌには鎖骨は特に必要ないらしい。 そんな能力の異なる人間とイヌがお互いの能力を補完しあって、狩猟でパートナーを組んだ。
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また草生える話でないけど、植物には成長点があって、ここを食べられるとその先が再生しないのですが、恐竜時代に「群生」してなかったイネ科の草は地面近くに成長点を移すことによって、草食動物に根こそぎ食べられても復活できる術をもっている。結果的に今の草食動物の食事情を支えるようになった
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草も生えない話ですが、ウシやウマは「草食動物」といい、その流れで植物を食べる恐竜を「草食恐竜」といいますが、恐竜の場合はちょっと事情が違い、恐竜のいた時代には草生える草原なんてなかったのです。なので「草食恐竜」というよりも範囲を広げて「植物食恐竜」といったほうが無難です。
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「鳥は恐竜の仲間」といわれてもスズメとティラノサウルスは全然イメージ違うから同じ仲間と思えないけど、もしも哺乳類が絶滅してコウモリだけ生き残ったら、 コウモリがゾウやライオンなどの哺乳類と同じ仲間と思えないのと同じで、恐竜や哺乳類の大グループになると、その姿形は多様なのだ。